資生堂の中途採用・転職難易度、採用倍率は?トップエージェントが明かす対策方法
資生堂は、1872年創業の日本を代表するグローバルビューティーカンパニーで、「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」という企業理念を掲げ、美容業界のリーダーとしての地位を確立している有名企業です。スキンケア、メイクアップ、フレグランスなど多岐にわたるブランドを展開し、国内だけでなくグローバルの市場でも成長を続けています。
一方で転職市場において、資生堂への中途採用は非常に人気が高く、応募者数の多さと選考の厳しさが転職難易度は高くなっており、専門性と実績に加え、企業理念への共感が求められます。またマーケティングや製品開発などのポジションでは、英語力とグローバルな視点が特に重視され、入社には複数段階の面接が必要です。
資生堂への転職を成功させるためには、企業文化や求められるスキルや選考ポイントを理解することが重要です。ここでは、弊社sincereedの転職ノウハウの一部から、求める人材像や、各選考のポイント、さらにはこれまでご支援させて頂いた転職事例をもとに資生堂への転職成功ポイント」をご紹介していきます。
そもそもなぜ資生堂の中途採用倍率はなぜ高いのか?
倍率が高い理由としては、
(1)応募数が多い
(2)高い「専門性」が求められる
(3)面接の通過率が低い
の3点が挙げられます。
(1)応募数が多い
資生堂は国内外で非常に高い評価を受けている大手企業であり、美容業界のリーディングカンパニーです。ブランドの信頼性と安定性から、多くの求職者が「長期的に働きたい企業」として応募しています。
美容に興味を持ち、専門知識を活かしたいと考える人々にとって、資生堂は理想的な職場です。特に化粧品や美容製品の製造・販売に関わる経験を活かしたい求職者が集中しています。
これらの理由から、資生堂には転職希望者が殺到し、中途採用の競争率が高くなっています。同時に、選考過程も複数回の面接を経るなど、慎重な人材選定が行われているため、入社は容易ではありません。
(2)高い「専門性」が求められる
資生堂は化粧品業界のトップ企業として、研究開発から製造、品質管理に至るまで高い技術力を要します。化学や生物学の知識を用いた製品開発や、製品の安全性・品質を確保する専門性が特に求められます。
また、デジタルマーケティングの重要性が増している中、ブランド戦略を効果的に展開できるスキルが不可欠となっておりデータ領域での経験者など、成果・実績を挙げられてきた人材を求められているため、完全未経験からのチャレンジは難しいと言えるでしょう。他部門でも同様でポジションに応じては、財務分析や経営戦略に関する知識、さらには法務や人事の専門知識も求められます。
いづれにせよ、応募者の中から実務経験や専門スキルに基づいて、職種ごとの求められるスキルから選考プロセスで評価されます。業界や事業領域への専門性や親和性が必須となり完全に未経験からの転職は難しいと言えます。
(3)面接の通過率が低い
上記2点の通り、人気企業であり、採用ポジションでの求めるスキルから、おのずと面接通過率も低くなっています。資生堂で実現したいことはもちろん、挑戦を恐れずに新たな成長領域に取り組む姿勢や、積極的に新しい知識を吸収し自らの力で行動できる主体性についても書類選考、面接でも評価されるため、同社の具体的なニーズと自分の経験をマッチさせることが重要です。また面接でのこれらのアピールはもちろん論理的思考能力やコミュニケーション能力もポイントとなってきます。
さらになぜ資生堂なのか、ポジションによっては同業他社の可能性もあるため、なぜ資生堂でなければいけないのかを論理的に述べることがポイントとなっており、その通過率は低くなっています。
どのような対策が必要か?
資生堂への転職では面接対策が重要なポイントとなります。書類においても実際に不採用になっているケースもあるため、ここでは書類、面接と合わせて、どのような対策が必要なのかご紹介していきます。
企業理念とブランドへの理解
資生堂の面接では、同社のビジョンやミッションへの共感が重視されます。面接前に資生堂のブランド哲学や最新の取り組み(サステナビリティや新製品開発など)についてリサーチし、それに自分の価値観やキャリア目標がどのように合致するかを説明できるようにしましょう。
一般的な質問への準備
資生堂の面接では、以下のような一般的な質問が多く聞かれるため、これらに備えた回答を用意しましょう
「資生堂でどのように貢献できますか?」
「化粧品業界の独自の商習慣についてどう対応しますか?」
「若いメンバーと協力しながらどのように成果を出しますか?」
自己PRや志望動機に加え、これらの質問への具体的な回答を練ることで、準備の質が高まります。
専門的な知識や経験を活かしたアピール
応募する職種に関連する専門知識や実務経験を、具体的な事例を用いて説明できるようにしましょう。たとえば、マーケティング職ではデジタルマーケティングやブランド戦略の実績、研究職では製品開発や品質管理のプロジェクト経験が有利です。
英語面接の準備
資生堂はグローバルな展開を進めており、英語での面接が行われることもあります。特に、国際的なポジションや本社勤務を希望する場合は、英語での自己紹介や過去の経験について話せるよう準備しましょう。
さらに、面接の最後に必ず「何か質問がありますか?」と聞かれることが多いので、企業のビジョンや具体的なプロジェクトに関する質問をいくつか準備しておきましょう。これにより、企業に対する関心と理解度をアピールできます。
ただあまりにも応募ポジションとかけ離れた質問は逆効果になります。例えば経営メンバー出ない方へ、「今の企業の経営課題と、これからの戦略について伺いたいです」といってもちょっと違いますよね?いわゆるネットから取ってきた質問ではなく、自分自身が面接準備などで疑問に思ったことなど「自分目線」での質問を用意するようにしましょう。
転職エージェントに相談する
資生堂がどのような人材を求めているのか」を的確に把握することが転職成功のカギとなります。sincereedでは資生堂への転職支援数も多く、「どんな人材を求めているのか」このポイントを熟知しており、選考ノウハウはもちろん、入社事例やWebサイトには掲載されていないエクスクルーシブな情報も提供させていただきます。まずは一度ご相談頂ければ幸いです。
求める人材像
資生堂の中途採用で求める人材像には、いくつかの重要な要素が挙げられます。
まず、「美容業界への深い関心と情熱」が大前提です。同社は製品の開発から販売に至るまで「美」を核として事業を展開しており、求職者もその理念に共感することが求められます。
さらに、資生堂はグローバル企業として成長を続けているため、異文化への適応力や英語力も重要視されます。職種によっては、国際プロジェクトや海外拠点との連携が求められるため、グローバルなマインドセットが必要です。
また、資生堂の採用では、「変化と挑戦を楽しむ力」を重要視しています。
新しいアイデアやイノベーションに積極的に取り組む精神が求められ、業界のトレンドに敏感であることもポイントです。同社の「DYNAMIC HARMONY」という研究理念のもと、革新を促進する文化が重視されています。
チームワーク力とコミュニケーション能力も欠かせません。
多くの部署と連携することが多いため、部門横断的な協力ができる人材が理想とされています。さらに、職務経験が求められる職種では、即戦力として専門性の高いスキルが必須です。製品開発、マーケティング、サプライチェーンなど、それぞれの分野での実績が評価されます。
このように、資生堂は単なるスキルだけでなく、同社の価値観に共感し、自己成長とイノベーションを求める人材を採用しています。準備の段階で、自分の経験がこれらの要素にどのようにフィットするかを整理し、面接で具体的に伝えることが選考通過の鍵となります。
資生堂の選考フローは?
資生堂の選考フローは以下のようになっています。ポジションに応じて面接回数や、オンライン・対面など異なってきます。応募から内定までは、大体1カ月程度となっています。
書類選考
履歴書と職務経歴書を提出する段階です。志望する職種に合わせたスキルや実績、資生堂の企業理念への共感を示すことが重要です。
専門性を明確に記載する(例:製品開発の経験、デジタルマーケティングのスキル)こと。志望動機の部分で、美容業界への情熱や資生堂の理念に共感していることを具体的に表現すること。数値化された成果(例:売上の増加率)を記載し具体的に自身の実績をアピールすることが大切です。
1次面接
応募した職種の部署や部門の担当者と行う面接です。この段階では、応募者のスキルと業務内容の適合性が評価されます。職務経験に基づく専門的な質問が多い(例:プロジェクト経験、マーケティング戦略の詳細)。「なぜ資生堂なのか?」という志望動機に加え、具体的にどのように会社に貢献できるかを問われます。
2次面接(人事面接)
人事担当者との面接です。資生堂の企業文化やビジョンに適応できるかを判断される段階です。資生堂の価値観やビジョンに関する質問(例:「美しさを通じて社会にどう貢献したいか?」)。チームワークやコミュニケーション力に関するエピソードも求められます。
最終面接(役員面接)
経営層との面接が行われ、最終的な適性が確認されます。ここでは、長期的なビジョンやリーダーシップの適性が評価されます。「10年後にどのように会社に貢献したいか」など、長期的なキャリアビジョンが問われます。業界の動向に対する見解や、資生堂の将来に対する意見を述べることが求められることもあります。
資生堂への転職理由
グローバルな環境に惹かれたケース
「資生堂は美容業界のトップであり、グローバル展開が進んでいる点が魅力でした。以前から海外でのビジネスに関心があったので、資生堂で働けば、国際的な経験を積めると思ったんです。実際に社内公用語が英語に移行されていることや、多様な文化と接するチャンスが豊富である点も、自分の成長にプラスになると考えました。」
キャリアアップの機会が魅力だったケース
「前職ではキャリアパスが曖昧で、自分の成長が見えづらかったんですが、資生堂では定期的な評価面談があって、自分のキャリアアップを計画的に進められるところがいいと感じました。研修制度も整っていて、自分を高めるための環境が整っているところが入社の決め手です。」
ブランドへの共感から転職を決意したケース
「資生堂の製品は昔から愛用していて、特にそのクオリティには信頼を置いていました。だから、自分がそのブランドを支える側に回りたいという気持ちが強くなったんです。美容業界で働くことに夢があり、社会に『美』を提供するという資生堂の理念に共感できたことが大きな理由です。」
柔軟な働き方と福利厚生に魅力を感じたケース
「ワークライフバランスを大切にしている企業を探していたんですが、資生堂は働きやすい環境が整っていると感じました。リモートワークの導入やフレキシブルな勤務体制、福利厚生も充実していて、家庭と仕事を両立するのに理想的な会社だと思ったんです。」
資生堂の中途採用情報
ここでは代表的な求人ポジションをいくつかご紹介していきます。
資生堂のスキンケア/メイクアップブランド マーケティング職
職種ポジション | 資生堂のスキンケア/メイクアップブランド マーケティング職 |
仕事内容 | ◆該当ブランドのジャパンリージョンにおける下記の業務リード – 日本を主とした市場調査、分析、グローバル市場理解(定性、定量いずれも含む) – ブランド開発(ビジョン、エクイティ設定、管理) – ブランド中長期戦略立案・目標策定 – グローバル統一商品開発 – 日本地域の短期戦略立案・施策企画・実行 – 日本地域の売上計画策定、月次分析、管理 – 日本地域のPL管理 – 日本地域のS&OP◆メンバーのコーチングまたはメンバーマネージメント(アシスタントブランドマネージャーのみ) |
求める経験・スキル | ・マーケティング経験5年以上(FMCG、化粧品業界の経験があればなおよい) ・ブランドP/L分析とその作成経験 ・マーケティング領域の基本的な知識・経験(生活者理解、ブランド戦略立案、商品の企画開発、宣伝物の製作など) ・メンバーのコーチングまたはメンバーのマネージメント経験(アシスタントブランドマネージャーのみ) |
給与 | 前職のご経験を考慮し決定 |
データサイエンティスト/ビジネスアナリスト
職種ポジション | データサイエンティスト/ビジネスアナリスト |
仕事内容 | データアナリティクスで答える課題と優先順位を整理し、分析仮説を洗い出し、仮説検証に必要なデータ収集・加工と分析、示唆導出までをハンズオンで実行していただく。 プロジェクト(例) ・市場トレンド、生活者インサイトの理解に向けた調査、購買データ分析 ・ブランドの中期戦略に向けたターゲット理解とIMCへの落とし込み ・ブランドエクイティの測定、ブランドポートフォリオの構築 ・広告やCRM等の各マーケティング施策効果検証 |
求める経験・スキル | ・分析課題と優先順位を整理し、分析仮説を洗い出し、仮説検証に必要なデータ収集・加工と分析、示唆導出までをリードできる ・関連部署やクライアントの問題に対して、適切なデータアナリティクスをデザインできる ・アクチュアルデータ(ID-POSデータ、EC購買データ、WEB・アプリ内行動データ、等)の活用に精通している ・SQLとPythonの実装経験 ・機械学習に関する知識・経験 |
給与 | 前職のご経験を考慮し決定 |
ダーマ・クリニカルマーケティング部 デジタルマーケティング戦略グループ, アシスタントブランドマネージャー
職種ポジション | ダーマ・クリニカルマーケティング部 デジタルマーケティング戦略グループ, アシスタントブランドマネージャー |
仕事内容 | 「dプログラム」、「IHADA」、「リバイタル」のECプラットフォームにおけるブランド醸成及び売上最大化
自社ECサイト(資生堂オンラインストア)、外部ECサイト(amazon、楽天)を中心に、店頭とも連携しオムニチャネルで売上最大化、ブランド価値向上を目指していただきます。 ・ブランド醸成、売上最大化に向けた自社ECサイト(資生堂オンラインストア)・外部ECサイト(amazon、楽天)における戦略立案と実務推進 |
求める経験・スキル | ・ECを主要チャネルにしているブランドの獲得~CRMを含むマーケティング施策立案から実行までの一連の業務経験 ・カスタマージャーニーを踏まえた適切なメディア選定と、最適な広告運用の業務経験 ・KPI設計・管理/効果の可視化/PDCAサイクル構築経験 |
給与 | 前職のご経験を考慮し決定 |
資生堂ジャパンの営業職(総合職)
職種ポジション | 資生堂ジャパンの営業職(総合職) |
仕事内容 | 資⽣堂の代表として得意先とのパートナーシップを築く営業のミッションは、得意先・当社双⽅の継続的な成⻑性と収益を上げていくためにお客さまに思いを馳せ、寄り添い、店頭の売上アップに向けた提案活動を⾏うことです。 競合他社の情報や市場の動向に常にアンテナを張り、品揃え、売場、応対、プロモーション等の構築を行い、多くの⼈を巻き込み、活躍いただける方を求めています。⼤⼿ドラッグストア、デパート、化粧品専⾨店、GMS(⼤⼿総合スーパー)、コンビニエンスストア、ECなど幅広く、それぞれのニーズやブランド戦略を踏まえた提案活動を⾏っていきます。 |
求める経験・スキル | ・普通自動車第一種運転免許 ・営業経験3年以上歓迎要件 ・GMSやドラッグストア、デパートへの営業経験 ・化粧品、⽇⽤品、⾷品、医薬品業界での営業経験 ・本部商談経験 ・デジタルを活用した施策提案の経験 ・ファイナンスの基礎知識 【勤務地】 |
給与 | 前職のご経験を考慮し決定 |
資生堂 会社概要
社名 | 株式会社 資生堂 |
本社所在地 | 東京都中央区銀座7-5-5 |
代表者 | 代表執行役 会長 CEO 魚谷 雅彦 |
設立 | 創業1872年(明治5年) 設立1927年(昭和2年) |
資本金 | 645億円 |
従業員数 | 30,540 [5,319]名(2023年12月31日現在)[]は臨時従業員の年間平均人員 |
経営理念
資生堂の企業理念「THE SHISEIDO PHILOSOPHY」は、3つの柱で構成されています。
OUR MISSION(企業使命)
資生堂は「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(ビューティーイノベーションでよりよい世界を)」を掲げ、人々や社会、地球環境に対して美の力でポジティブな変化をもたらすことを使命としています。これにより、顧客が心身ともに健やかで前向きな生活を送れる社会の実現を目指します。
OUR DNA(創業以来の遺伝子)
資生堂のDNAは「PEOPLE FIRST(人を第一に)」「DIVERSITY(多様性)」「ART & SCIENCE(芸術と科学の融合)」など6つの要素で構成されています。これらは、日本の文化や美意識を基盤とし、創業以来の強みとして継承されています。
OUR PRINCIPLES(心構え)
社員全員が日々の業務で大切にする8つの心構えとして、「THINK BIG(広い視野を持つ)」「TAKE RISKS(リスクを恐れず挑戦する)」「COLLABORATE(協力し合う)」などが示されています。これらの行動指針が、持続的な成長と企業使命の達成を支える基盤となっています。
これらの理念を通じて、資生堂は日本発のグローバルビューティーカンパニーとして、世界中の多様な価値観やニーズに対応し続けることを目指しています。
資生堂の事業内容
資生堂は多岐にわたる事業を展開し、グローバルな市場でのプレゼンスを強化しています。主な事業内容は以下の通りです。
プレステージ(Prestige)事業
高価格帯の化粧品を中心に、デパートや専門店で販売され、カウンセリングを通じた販売も特徴です。代表的なブランドには「SHISEIDO」「NARS」「Clé de Peau Beauté」などが含まれます。
コスメティクス(Cosmetics)事業
中価格帯の商品を扱い、ドラッグストアや量販店で展開されます。製品にはスキンケア、メイクアップ商品があり、顧客に直接選んでもらえる自由度が高いチャネルです
フレグランス(Fragrance)事業
著名なデザイナーとのコラボレーションを活かした高級香水を展開。海外市場を中心に、ブランドイメージを高める戦略が取られています。
インナービューティー(Inner Beauty)事業
健康美を追求するため、体の内面から健康と美をサポートする製品を提供。ウェルネスに焦点を当てた成長領域でもあります。
プロフェッショナル(Professional)事業
ヘアサロン向けのヘアケア商品やカラー剤、パーマ剤を提供。欧米市場への展開を目指し、ビューティーケアの領域でのグローバル展開が進められています。
パーソナルケア(Personal Care)事業
低価格帯のスキンケア、ヘアケア、ボディケア製品を主にドラッグストアで販売。2021年にパーソナルケア事業はCVC Capital Partnersとの合弁事業へと移行し、新たな成長を目指しています。
クオリティーオブライフ(Quality of Life)事業
生活の質を向上させる製品やサービスを提供。資生堂は「美と健康」を通じて、顧客の日常生活を支えることを目標に掲げています。
さらに、資生堂はサステナビリティへの取り組みや、DX(デジタルトランスフォーメーション)戦略を強化し、研究開発にも積極的に投資を続けています。これにより、同社は「スキンビューティー」領域を中核とし、2030年までに業界トップの地位を目指しています。
資生堂の育成制度
資生堂の育成制度は、個人の成長とキャリア開発を支援するために充実したプログラムを提供しています。
ジョブ型人事制度とキャリアワークショップ
資生堂では「ジョブ型人事制度」を導入し、社員一人ひとりが主体的にキャリアを設計することを推奨しています。キャリアワークショップやeラーニングを通じて、社員が自らキャリアゴールを設定し、成長に向けた行動計画を上司と共有します【56】。
Shiseido Future University
次世代のリーダーを育成するため、選抜型のリーダーシップ研修を実施する「Shiseido Future University」を2023年に設立しました。ここでは、国際的なビジネス環境で活躍できるリーダー育成が行われています。
70:20:10の学習モデル
資生堂は「70:20:10の法則」に基づいて人材育成を進めています。70%は業務経験から、20%は他者との関わりから、10%はトレーニングや自己学習から学ぶという考え方をベースに、各種研修を提供しています。
女性リーダー育成とダイバーシティ推進
女性リーダーを育成するための「NEXT LEADERSHIP SESSION for WOMEN」では、マネジメントや経営スキルを学び、自分らしいリーダーシップを発揮するための研修が行われています。女性管理職比率は着実に向上し、2030年までに50%にする目標を掲げています。
自律的な学習環境の提供
社員の自主学習を支援するため、LinkedIn Learningを導入し、グローバルに働く全社員が同じプラットフォームで学べる環境を整えています。これにより、専門性の強化とキャリア開発を促進しています。
資生堂の育成制度は、個々の社員の成長を重視するだけでなく、多様性を活かした組織運営を目指しています。この取り組みが、企業としての持続的な成長を支える基盤となっています。
資生堂の福利厚生
資生堂は、社員のワークライフバランスとキャリア成長を支えるため、多岐にわたる福利厚生を提供しています。
育児支援と家族サポート
育児・保育施設
資生堂は「KANGAROOM+(カンガルームプラス)」を展開し、首都圏を中心に保育支援を行っています。産前・産後から小学生までの子どもを対象に、ベビーシッター事業やキッズプログラムを提供しています。また、保育料や教育費の補助も行っています。
育児休業
男性の育児休業取得率は100%を達成しており、全社員が育児に積極的に参加できる風土を整えています。小学校3年生までの短時間勤務制度もあり、家族との時間を確保できます。
休暇とリフレッシュのための制度
産前・産後休暇
産前6週間、産後8週間の休暇が提供され、一部は有給で取得可能です。
連続休暇と週休2日制
年間100日以上の休日を設定し、連続休暇も取得可能なため、プライベートの充実が図れます。
健康と安全への取り組み
健康支援
「資生堂健康宣言」のもと、社員と家族が健康で美しく生活できる取り組みを推進しています。また、各オフィスには授乳スペースが設置され、育児と仕事の両立を支援しています。
柔軟な働き方と経済支援
住宅手当と交通費
引っ越しが必要な場合、条件付きで住宅手当が支給され、交通費も全額カバーされます。
カフェテリアプラン
ポイント制の福利厚生で、社員が必要なサービスを自由に選べる仕組みを導入しています。
資生堂の福利厚生は、家族支援と多様な働き方を重視し、社員が長期的に安心して働ける環境を提供しています。また、全社員が性別を問わず活躍できるよう、多様性を尊重する取り組みも進めています。
資生堂へのご転職をお考えの方へ
資生堂への転職は難易度は非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。
弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。
資生堂への転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。