ソニーの気になる働き方や制度は?
ソニーへの転職を検討されている方の中には、働き方について気になる方も多いのではないでしょうか。転職を検討する上で、働き方については特に気になるポイントだと思います。
ソニーでは、社員一人ひとりが仕事とプライベートを両立しながら、さまざまなライフイベントを経ても安心して働き続けられるよう、柔軟な働き方を実現できる制度を整備しています。
ここでは、実際の働き方や制度を含めてご紹介していきます。企業理解の一つとして参考にしていただければ幸いです。
ソニーの休日・休暇は?
ソニーには通常の休日・休暇のほか、様々なライフステージの社員のニーズに応えられる休暇が整備されています。以下にその休日・休暇をご紹介します。
休日
年間会社休日126日(2023年度)
会社休日には完全週休2日制(土・日)、国民の祝日、年末年始、夏季一斉休日、個人別休日(個人が設定できる休日)が含まれます。
年次有給休暇
初年度17日、最大24日が入社日に付与されます。
フレックスホリデー
付与された年次有給休暇のうち10日分を計画的に設定し取得する休暇であるフレックスホリデーがあります。連続取得や飛び石の休日前後の取得による長期休暇が推奨されており、
心身をリフレッシュさせメリハリのある働き方やワークライフバランスの取れた働き方を支援しています。
休暇
ライフイベントに応じて利用できるさまざまな休暇が用意されています。
・特別休暇:結婚休暇、忌引き休暇、育児休暇、介護や不妊治療などを行う際に利用できる休暇
・生理休暇:生理日の就業が著しく困難な場合、取得が可能です。
・産前産後休暇:産前8週間(多胎妊娠の場合は14週間)~産後8週間(多胎妊娠の場合は10週間)の取得が可能です。期間中は不就業控除があります。また、ソニー健康保険組合からは、「出産手当(付加)金」および「出産育児一時(付加)金」が支給されます。
・ライフ休暇:仕事と私生活との両立支援の観点から、特定の事情(子育て・不妊治療・介護・特定治療)を有する場合、取得が可能です。
・積立休暇:妊娠/出産/不妊治療・子の看護・介護・ボランティア活動・私傷病等のライフイベントに安心して臨める仕組みとして、上限20日の積立休暇制度があります。積み立てられる日数は、年度付与分の年次有給休暇のうち20日を超える部分で、1年につき4日が限度となります。
ソニーの働き方
ソニーには、テレワークやフレックス勤務制度のほか、キャリアにおいても柔軟に展開をするためのフレキシブルキャリア休職制度があります。1つずつご紹介します。
フレキシブルワーク制度
ソニーでは原則、入社後はフレックスタイム制として自身で始業・終業時間を決め、自律的に業務に取り組むことになっています。
ソニーのテレワーク制度は2008年に導入され、2020年からは全社員が日数制限なしで利用可能となりました。場所や時間を問わず、柔軟な働き方を実現可能にすることで、組織の業務効率向上のみならず、アイデアが創発される組織風土の醸成、個人の生産性・アウトプット向上も目指しています。
フレキシブルキャリア休職制度
2015年に導入された、キャリア展開のための制度です。配偶者の海外赴任や留学に同行して知見や語学・コミュニケーション能力の向上を図るための休職(最長5年)や、専門性を深化・拡大させる私費就学のための休職(最長2年)が可能になっています。
ソニーの両立支援制度 Symphony Plan(シンフォニー・プラン)
ソニーには、「人生とキャリアが響きあいすべての社員が輝くために」というテーマのもと、Symphony Planという両立支援制度があります。妊娠・出産・育児、介護、病気の治療といったライフイベントは、誰の人生にも起こりうる出来事です。そして、それはいつ、どんなタイミングで起こるのか、予想できないことも多いものです。「Symphony Plan(シンフォニー・プラン)*」は、社員がライフイベントに直面したとき、すべてのキャリアステージにおいてライフイベントと仕事を調和させ、仕事を継続しながら力を発揮できる環境を整えるための制度です。ここでは、制度の主な内容をご紹介します。
妊娠・出産・育児との両立
シンフォニー・プランでは、これまでの産前・産後、育児との両立支援施策に加え、不妊治療との両立をサポートする制度を新設。不妊治療を目的とした休暇・休職制度、柔軟な働き方を支える勤務制度、不妊治療にかかる費用の補助を新たに導入します。不妊治療費用補助については、性別を問わず社員が利用できるだけでなく、社員のパートナーも利用が可能です。
また、夫婦で家事・育児を分担するのが当たり前となってきた今の子育てスタイルを支援するために、男性社員の育児休暇100%取得を目指します。「イマドキ子育て世代の両立戦略セミナー」を通して、対象社員やそのパートナー、職場のマネジメント、周囲のメンバーへ働きかけるほか、直近で育児休暇・休職の取得予定がある社員が組織内にいないマネジメントにも参加を推奨し、会社全体で子育てや働き続けられる環境づくりについて考える機会・場を提供しています。
・妊娠前:不妊治療のサポート
・妊娠中:定期検診、フレキシブルワーク
・産前産後:休暇・休職、出生時育児休職(2022年新設)
・復職後:フレキシブルワーク、ベビーシッター費用補助、提携保育園の利用
法定期間以上の長さで用意している産前・産後休暇や育児休職だけでなく、出産に関する各種⼀時⾦の支給や、追加で20日分の有給休暇が付与される「育児休暇」、勤務時間を短縮しながら仕事を可能にする「育児時短勤務」「育児フレックスタイム勤務」や、育児期間中の休憩時間の追加取得、年次有給休暇の時間単位で取得を可能にするなど、様々な形で制度を整備。さらに、ベビーシッターの費⽤補助や、休職中の⾃⼰学習補助「休職キャリアプラス」、妊産婦の定期健診など、多岐にわたる⽀援制度を⽤意しています。
2019年のデータですが、女性の育児休職取得率は100% 、復帰率も100%となっており、 男性においても育児休暇取得数は71%になっています。
介護の準備と両立
ソニーは、介護に関してもさまざまな両立サポートを実施しています。これまでの介護準備、介護との両立支援施策に加え、介護休職中の社員に対して、月額賃金50%を補助する支援金制度を新設しました。また、介護セミナーやワークショップを開催し、介護と仕事を両立できる体制を整え、安心して仕事を続けられる環境整備を継続的に行います。そのほか、突然介護に直面しても戸惑わないよう、専門家から事前準備について学ぶ場も継続して提供します。
・準備:セミナー、ワークショップ
・休暇・休職
・両立支援:フレキシブルワーク、個別コンサルティング
がん予防・発見、治療との両立
シンフォニー・プランでは新たに、がんの予防・発見、治療および、仕事との両立をサポートする制度を拡充しました。がん治療では早期発見が非常に重要であると言われており、人間ドック医療機関と、健康保険組合、健康管理部門と連携し、精密検査受診率向上のための個別フォローを強化しています。
また、がんに対する意識、知識、理解の向上のため、がん専門家監修による「予防から治療」に関するe-learningを全社員必須のプログラムとして実施。さらに、がん治療と仕事を両立する社員の柔軟な働き方として、短時間勤務やフレックス勤務を導入しました。
・予防・発見:禁煙支援サポート、生活習慣改善補助、人間ドック
・治療:医療職による治療のサポート、フレキシブルワーク
・両立:フレキシブルワークなど
ソニーのキャリア構築は?
働き方を考える上で、キャリアは同時に考えなくてはならない重要なポイントです。ソニーには「自分のキャリアは自分で築く」という考え方が根付いており、幅広いフィールドの中で社員が主体的なキャリア形成を実現できるよう様々な制度が整備されています。
社内募集制度
新しい挑戦をしたいという個人の意志により自ら手を挙げ、希望する部署やポストに応募できる制度です。所属部署に2年以上在籍している社員であれば、上司の許可なく自由に応募することが可能であり、社内で転職するようなイメージで自分のやりたいことにチャレンジができる、ソニーにとって主体的なキャリア形成の上で欠かすことができない制度です。
制度が生まれて57年の歴史があり、これまで利用し移動した人の合計は8,000名以上にもなります。
社内フリーエージェント(FA)制度
仕事を通じて高評価を獲得した社員に対して、プロ野球のFA権のようにフリーエージェント(FA)権が与えられるユニークな制度です。寄せられたポストや職種へのオファーに対して、FA権を行使することによって新しい職場へ異動することができます。2015年に制度開始し、制度開始以来FA権を付与された人数は3,500名以上になりました。
キャリアプラス制度
本来の担当業務を続けながら、業務時間の⼀部(20%)を別の仕事に充てることができる新しいキャリア開発・成⻑⽀援制度です。所属する部署から異動することなく新たな仕事やプロジェクトを経験し、キャリア展開の選択肢を広げたり、他部門で自分の専門性を活かすことが可能です。
Sony CAREER LINK
ソニーグループ内で新たな業務へのチャレンジを希望する社員と、⼈材を求めている部署をマッチングする制度です。上⻑と相談のうえ「Sony CAREER LINK」に登録すると、マッチングの可能性がある部署から⾯談の依頼が入り、その結果によって異動が決まります。
公募留学制度
ソニーでは早くから海外留学⽣派遣を始めています。年に⼀度、社費留学する社員を公募し、希望者は留学先・研究テーマ・留学後のプランを⾃ら考え、上司の推薦を得て⼿を挙げる仕組みです。選考に合格した社員は、海外⼤学の研究室を中⼼に1年間、最先端技術・知識に触れて⾼い専⾨性と⼈間⼒に磨きをかけます。これまで500名以上がこの制度を利用しています。
ソニーへ転職するために押さえておきたい基本ポイント
会社概要
商号 | ソニーグループ株式会社(Sony Group Corporation) |
本社所在地 | 〒108-0075 東京都港区港南1-7-1 |
代表者 | 会長 CEO 吉田 憲一郎(よしだ けんいちろう)
社長 COO 兼 CFO 十時 裕樹(ととき ひろき) |
設立 | 1946年(昭和21年)5月7日 |
資本金 | 8,814億円(2024年3月31日付) |
従業員数 | 113,000名(連結従業員数) |
事業内容
・ゲーム&ネットワークサービス
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)を中心に、PlayStation®シリーズのハードウェア、ソフトウェア、ネットワークサービスを提供しています。最新のPlayStation®5は、革新的なゲーム体験を提供し、世界中のユーザーから高い評価を得ています。
・音楽
ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)を通じて、音楽制作、出版、配信、ライブイベントなど、多角的な音楽関連サービスを展開しています。多様なアーティストの発掘・育成を行い、グローバルな音楽市場で存在感を示しています。
・映画
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)を通じて、映画、テレビ番組、ホームエンタテインメント、デジタル配信など、多岐にわたる映像コンテンツを制作・配信しています。『スパイダーマン』シリーズなど、世界的なヒット作品を多数手掛けています。
・エンタテインメント・テクノロジー&サービス(ET&S)
テレビ、オーディオ機器、カメラ、スマートフォンなど、消費者向けエレクトロニクス製品を提供しています。特に、ブラビア®シリーズのテレビやα™シリーズのカメラは、高品質な映像・音響体験で定評があります。
・イメージング&センシング・ソリューション
CMOSイメージセンサーを中心とした半導体事業を展開しています。スマートフォンやデジタルカメラ、自動運転車など、幅広い分野でソニーのセンサー技術が活用されています。
・金融
ソニーフィナンシャルグループを通じて、生命保険、損害保険、銀行業務など、多様な金融サービスを提供しています。顧客のライフステージに合わせた商品・サービスを展開し、信頼性の高い金融機関として評価されています。
経営理念
Purpose – 存在意義
クリエイティビティとテクノロジーの力で、
世界を感動で満たす。
Values – 価値観
夢と好奇心:夢と好奇心から、未来を拓く。
多様性:多様な人、異なる視点がより良いものをつくる。
高潔さと誠実さ:倫理的で責任ある行動により、ソニーブランドへの信頼に応える。
持続可能性:規律ある事業活動で、ステークホルダーへの責任を果たす。
Mission – 果たすべき使命
テクノロジーの力で
未来のエンタテインメントをクリエイターと共創する
Vision – 中長期的な目標
世界中の人に感動を提供し続ける
ソニーへのご転職をお考えの方へ
ソニーへの転職は難易度は非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。
弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。
ソニーへの転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。