TOPPANの選考フロー全体像
TOPPANの新卒採用における選考フローは、応募するコース(ジョブ・フィールド・オープン)や職種によって柔軟に変化しますが、基本的な流れは以下の通りです(*1)(*2)。
- エントリー・書類選考・適性検査
マイナビ等からエントリー後、エントリーシート(ES)の提出とWebでの適性検査を受検し、初期段階の合否が判定されます。
- グループディスカッション(GD)
営業・スタッフ職や企画職などを対象にWeb上で実施されるステップです。
なお、SCM(サプライチェーンマネジメント)スタッフ職やコーポレートスタッフ職などではGDは実施されません。
- 面接および独自の適性判定
Webまたは対面で面接が行われます。企画職では「企画職適性判定(面接や作品プレゼン)」が設けられるなど、専門性を評価する独自の選考が組み込まれるのが特徴です。
- 最終面接(個別)
最終的な評価や意思確認を行うため、対面形式での個別面接が実施されます。
- 内々定
各職種の選考プロセスを全て突破した候補者に通知されます。
エリア営業職では東京以外に全国各地で選考が開催されるなど、各ポジションの特性や求める能力に合わせたプロセスが用意されています。
(*1)参照元:採用情報|新卒採用サイト|TOPPANグループサイト(2026年5月時点)
(*2)参照元:TOPPAN(株)の採用実績・選考データ|マイナビ2027(2026年5月時点)
TOPPANの選考ステップ詳細
ここからは、新卒および中途採用における各選考ステップの詳細を解説します。
①エントリー・ES提出
選考はマイページ登録から開始されます。
エントリーシート(ES)では志望動機や学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)、これまでの業務実績が深く問われます。
単なる実績の羅列にとどまらず、「なぜその行動をとったのか」という行動原理や、「チームの中でどのような役割を担い、他者とどうコミュニケーションをとったのか」というプロセスや協調性を示すエピソードが重視されます。
自身の経験と企業の価値観を紐づけ、「なぜ他社ではなくTOPPANなのか」を論理的に提示する構成が必須です(*3)。
②Webテスト・適性検査(SPIなど)
ES提出と並行して、オンラインでの適性検査が実施されます。
言語、計数(非言語)、性格検査などが含まれ、受検時間は30分〜1時間程度です。
口コミベースですが中途採用においては、テスト単体の結果だけでなく、一次面接の評価と合わせて総合的に通過判定が行われるケースもあったという声もありました。
非言語分野では限られた時間内で正確に計算・推論を行う情報処理能力が問われるため、事前の対策が求められます(*4)。
③カジュアル面談・一次面接
中途採用のプロセスでは、選考の途中で事業説明や一次面接のフィードバック、次回面接に向けたレクチャーを行う「カジュアル面談」が挟まれることがあります。
一次面接は主にオンラインで実施され、人事や部門の担当者が面接官を務めます。
候補者の良さを引き出す和やかな雰囲気で進行することが多いフェーズです。
質問内容は多岐にわたり、「自治体の人手不足をどう解決するか」「TOPPANに足りないことは何か」といった事業課題に関する見解のほか、「最近街で見かけて面白いと思ったものは何か」という日常の情報感度を問う独自の質問もなされます(*3)(*4)。
④グループディスカッション(GD)※主に新卒
新卒選考の初期にオンラインで実施されます。
メモや別ソフトの使用は禁止され、議事録や時間管理もZoomの機能に限定される厳格なルールの下で行われます。
過去には「空中に書けるインク」「食べられるインク」といった架空の商材を用いて、介護施設への新商品提案を行うお題が出題されました。
ここでは優れたアイデア以上に、他者の発言を記憶して話を振るファシリテーション能力や、議論に参加できていない学生を巻き込む全体俯瞰力と協調性が評価されます(*3)。
⑤二次面接・最終面接
二次面接での確認事項は、中長期的なキャリア目標やプロジェクト進行時のコミュニケーション方針などです。
最終面接は自社オフィスで行われ、主に人事部長や役員クラスが担当します。
話しやすい雰囲気のケースがある一方で、発言の一貫性を試すために場面もあり緊張感があったという声もあったという声もあります。
志望理由や現職の退職理由、これまでの課題解決経験のほか、リフレッシュ方法や年下から謙虚に学べるか等も問われます。
間髪入れずに質問されるため、結論から端的に話す対応力が求められます。
(*3)参照元:TOPPAN株式会社の面接・選考の口コミ|転職会議(2026年5月時点)
(*4)参照元:TOPPANの中途採用の選考ステップ|ワンキャリア転職(2026年5月時点)
TOPPANの選考難易度・倍率
TOPPANは「東洋経済オンライン」の2027年卒就職人気ランキングにおいて総合52位にランクインするなど、表示人気の高い企業です(*5)。
近年の新卒採用人数は増加傾向にあり、2024年度実績では480名を採用しているものの、毎年数万人規模のエントリーが殺到するため実質倍率は極めて高くなります。
また、営業や企画職をはじめ多くのコースが「全学部・全学科」を対象としており、文理を問わず幅広い層から応募が集まるため、選考競争は熾烈を極めます(*6)。
その一方で、特定の大学名のみで合否を判定する明確な学歴フィルターは存在しません。
難関企業という特性上、結果として高学歴層が多く集まる傾向にはありますが、評価の軸はあくまで「人物重視」に置かれています。
ただし、DXや半導体といった成長領域を牽引する優秀な人材を確保すべく、総合的な選考難易度は非常に高い水準です。
単なるポテンシャル評価にとどまらず、論理的思考力や高いコミュニケーション能力、同社の価値観への深い共感度が厳格に見極められるため、事前の入念な自己分析と企業研究が内定獲得の必須条件となります。
(*5)参照元:就職人気ランキング|東洋経済オンライン(2026年3月公開)
(*6)参照元:TOPPAN(株)の採用データ|マイナビ2027(2026年5月時点)
TOPPANの選考を突破するための対策
企業研究のポイント
TOPPANを単なる印刷会社と捉えず、現在の事業構造を正確に把握することが重要です。
同社の事業は「情報系」「生活・産業系」「エレクトロニクス系」の3つに大別され、その配下に以下の7事業が存在します(*7)。
情報系
・セキュアDX
・マーケティングDX
・BPO
生活・産業系
・パッケージ
・環境デザイン
エレクトロニクス系
・半導体関連
・ディスプレイ関連
「人を想う感性と心に響く技術で、多様な文化が息づく世界に。」というPurpose(存在意義)や、各注力領域の特徴を分析し、最大の競合である大日本印刷(DNP)との明確な違いを言語化した上で、「なぜTOPPANなのか」に対する答えを用意しましょう(*8)。
面接対策
面接では「なぜDNPではなくTOPPANなのか」という競合比較のほか、人柄や情報感度を探る質問が頻出します。
技術職やクリエイティブ職では研究内容やポートフォリオのプレゼンテーションが求められ、本質的な深掘りがなされます。
また面接時間は限られているため、PREP法を用いて結論から簡潔に答える訓練が必須です。
専門用語を避け平易な言葉で説明するスキルに加え、「Proactivity(先駆)」や「Creativity(創造)」といった価値観を意識した受け答えを心がけましょう。
SPI対策
SPIの得点が一定水準に達しない場合、面接には進めません。
非言語分野を中心に問題集を反復し、解法のパターンを暗記して時間配分を体感で覚える必要があります。
1問あたりの制限時間が短いため、難問を見切る判断力も求められます。
性格検査ではTOPPANの4つのValuesを念頭に置きつつも、自己矛盾が生じないよう、面接での深掘りに備えた虚飾のない素直な回答を維持することが重要です。
(*7)参照元:事業紹介|新卒採用サイト|TOPPANグループサイト(2026年5月時点)
(*8)参照元:グループパーパス|TOPPANグループサイト(2026年5月時点)
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sincereedは、大企業への転職支援に特化したハイクラス転職エージェントです。
各業界に精通したコンサルタントが企業・求職者の両面を担当し、深い理解に基づくマッチングを実現。
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TOPPANの求人(非公開を含む)も多数保有しているため、ご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。
TOPPANの選考に関する口コミ・体験談
口コミや体験談から、スキル以上に「人柄や価値観の一貫性」が深く見られている実態が浮かび上がります。
新卒採用では、現在の志望動機だけでなく「小学校時代のクラブ活動」まで遡り、過去から現在に至る興味のルーツを深掘りされるケースが見受けられます。
全選考フェーズを通じて「望まない部署に配属されたらどうするか」「残業への耐性は」といった質問も頻出しており、想定外の事態に対する柔軟性や精神的な忍耐力が厳しくチェックされる傾向です。
一方、中途採用においては明確な即戦力性が求められます。
例えば社内SEの選考では「ネットワークとサーバー両方のスキル」が必須とされ、一方が欠けるだけで不通過になるなど、ポジションに対する厳格な基準の存在が読み取れます。
総じて、自身の実績を誇張するよりも、等身大の人間性と企業カルチャーへの強い適合性を示すことが内定の鍵です。
(*9)参照元:TOPPAN株式会社の面接・選考の口コミ|転職会議(2026年5月時点)
TOPPANに向いている人の特徴
TOPPANが求める人物像は、グループ理念「TOPPAN’s Purpose & Values」を体現し、健康や環境・気候変動といった社会的課題の解決に貢献できる人材です。
社会的価値を創造する企業として飛躍するため、以下の4つの価値観(Values)をベースに行動できる人が高く評価されます。
Integrity(誠実)
常に高い倫理観を持ち、誠実に職務を遂行して社会からの信頼を築ける人。
Passion(情熱)
経営環境の変化を自らの成長機会と捉え、積極果敢に新たな可能性へ挑戦できる人。
Proactivity(先駆)
周囲に先駆けて考え、スピーディーに行動を起こせる人。
Creativity(創造)
創造力を駆使して、新しい価値を生み出せる人。
これからの事業推進においては、従来のやり方にとらわれず、常に問題意識を持って主体的に現状改善に取り組む姿勢が不可欠です。
また、多様な属性や価値観を尊重し、チームワークを大切にしながら組織目標の達成に向けて協力できる協調性も強く求められます。
(*10)参照元:グループパーパス|TOPPANグループサイト(2026年5月時点)
TOPPANの選考フローに関するFAQ
Q. TOPPANのSPIは何割が合格ライン?
合格ラインは非公表ですが一般的には「7割〜8割以上」の正答率が目安です。応募者のレベルが高く、SPIでの失点は選考通過の致命傷になります。市販の選考対策本でしっかりと準備をしましょう。
Q. TOPPANの選考は何回ある?
新卒は職種・コースにより異なります。技術職は書類・適性検査・面接、営業・スタッフ職や企画職ではGD等が加わるケースがあります。中途も職種により複数回の面接が行われます。
Q. TOPPANの面接でよく聞かれる質問は?
「なぜDNPではなくTOPPANなのか」という競合比較が頻出します。「周りからどんな人だと言われるか」といった、人柄や情報感度を探る質問も特徴です。
Q. TOPPANの選考は難しい?
選考難易度は非常に高い水準です。高学歴な優秀層との激しい競争を勝ち抜くための論理的思考力、コミュニケーション能力、熱意が要求されます。
Q. TOPPANはインターン参加で有利になる?
公式に一律の優遇は明示されていません。体験談ベースでは早期案内等の可能性があるようなので、インターンシップへの参加は選考において有利に働きます。
まとめ|TOPPANの選考フローを理解して内定を勝ち取る
TOPPANの選考を突破するには、印刷業界の枠を超えてDXを推進する事業への深い理解と、「なぜDNPではなくTOPPANなのか」を語れる論理性が不可欠です。
選考では一貫して「人物重視」の評価が行われ、ガクチカにおける行動原理や、チームを巻き込む協調性が厳格に問われます。
最終面接の重圧や独自の適性検査など、難関企業ならではの壁はありますが、自身の原体験に基づいた誠実な熱意を伝えることが内定への近道となります。
戦略的な対策を講じ、自信を持って選考に臨みましょう。
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