日立製作所の働き方は?残業時間などリアルな部分も解説
2024/08/04

日立製作所の働き方は?残業時間などリアルな部分も解説

私たちにとって身近な家電などを製造している企業の中でも、日立製作所は代表的な企業です。働き方は、一体どのようなものなのでしょうか?特に近年注目されている「ワークライフバランス」や「ジョブ型雇用」といったキーワードに注目しながら、日立製作所のリアルな働き方をご紹介します。

本記事では、日立製作所社員の実際の口コミを交えながら働き方を詳しく解説していきます。ワークライフバランスやジョブ型雇用といったキーワードだけでなく、企業文化や風土、キャリアパスなど、転職を検討する上で知っておきたい情報も網羅的にご紹介します。もし、安定した大企業で働きながら自分のキャリアを築いていきたいと考えているなら、ぜひこの記事を読んで、日立製作所への理解を深めてください。

日立製作所へのご転職をお考えの方へ

sincereedの転職支援サービス

大手企業の転職支援に完全特化

専門のコンサルタントが両面型で厚く寄り添うサポート

企業との深いコネクションにより質の高い非公開情報を提供

キャリア相談会

無料転職登録

sincerredをFacebookでシェア sincerredをTwitterでシェア sincerredをLINEでシェア

ジョブ型雇用と具体的な施策

日立製作所では、2021年4月よりジョブ型雇用に移行する方針を打ち出しています。これは日立グループ・グローバル共通の人財マネジメント改革の集大成として、2020年以前より構想されていた施策になります。一人ひとりが能力を最大限に発揮するためにもサーベイを掲げて、日立製作所は取り組みを行っています。

 

日立ワーク・ライフ・イノベーション

日立グループでは、2016年より働き方改革の全社運動として「日立ワーク・ライフ・イノベーション」を始めました。これは日本が直面している課題である少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少や働く者のニーズの多様化、長時間労働の削減に向けて「意識改革」、「柔軟な働き方の推進」、「業務改革」などを柱とする施策を立てています。日立製作所ではこの働き方改革の方針を受けてジョブ型雇用への移行などを行っています。

 

働きやすさ×働きがい

日立製作所では、会社が個人にとって「働きやすい」ことは当たり前と捉え、「働きがい」も含めて人事制度を整備しています。働きやすさだけでは、成長実感がなくキャリアに不安を感じることがあります。一方で働きがいだけでは、仕事が充実してもプライベートが亡くなってしまいライフプランに不安を感じてしまいます。この2つが両立することで日立製作所は、社員一人ひとりに良い影響を与えようとしています。

日立製作所はこの2点の両立を目指して10年ほど前から人事制度の改革に取り組んでいます。「ジョブ型雇用」の採用も取り組みのうちの1つです。

 

「生産性サーベイ」と「配置配属サーベイ」

日立製作所のジョブ型雇用における施策では、サーベイによる定量化として2つのサーベイを掲げています。「生産性サーベイ」は生産性の意識を高く持って働けているのか、所属組織がその意識を後押ししてくれているかを測ります。「配属配置サーベイ」は、”ご機嫌な状態”で働けているのか、配置配属のフィット感はどうかを測る指標になります。これは筑波大学の先生から学術指導を受けて開発された施策です。このサーベイは、社員の処遇や評価に一切適用されないため、率直な意見を反映させることができます。

 

残業時間は?

残業時間は口コミサイトによると月間平均は37時間でした。また、みなし残業ではなく、残業した分だけ残業代が支払われる裁量勤務手当となっています。しかし、こちらの数値はあくまで平均時間となっており、実際に働いている方からは下記のような意見も挙がっています。

 

”過去は月平均50時間であったが、最近は働き方改革により残業20-30時間まで削減された。有給休暇の取得も向上しており、毎月1日は休暇取得を推進され、プライベートな時間が確保されやすい”

(調達、新卒入社10-15年、女性)

 

“最も忙しい月で残業100時間で、平均は40時間。担当するプロジェクトによって残業時間は大きく変わると動機を見ていて感じる。”

(SE、新卒入社3年未満、男性)

 

このように月平均で見ると一般的な残業時間ですが、人によっては忙しい時期もあるようです。繁忙期によって波があるプロジェクトも存在するため、アサイン先次第で残業時間が左右されます。残業時間に波があることはプロジェクトベースで業務を行う場合は仕方ない部分ではあります。働きがいと働きやすさのバランスを考えている日立製作所において、今後は変化が起こることに期待しましょう。

週休3日制の導入

日立グループでは週休3日制を導入し、ニュースにもなりました。具体的にどのようなシステムか、解説していきます。

実際には、「週3日制を導入する」と明記されたわけではなく、1日あたりの最低労働時間3.75時間とされていた内容が、2023年1月に撤廃され「非就業日」を設けることができるようになりました。このことで週休3日での就業が可能になるほか、子どもの行事に参加し、1時間だけ就業するなどフレキシブルな働き方が可能になりました。そのほかにも自宅以外の拠点(旅行先、親族宅など)からの在宅勤務が可能になるなど、フレキシブルな働き方を実現し、社員にとってより働きやすく、ライフワークバランスが取りやすい環境の整備が日立製作所では進んでいます。

 

日立製作所が目指す新たな社員と会社の関係性とは?

新しい関係性における社員の役割

一般的にジョブ型雇用における社員は、単なる労働者ではなく、企業の成長に貢献するパートナーとしての役割が期待されます。日立製作所でも同様に、社員と企業間に緊張をもたらすため、下記の意識を社員に求めています。

自律的な学習と成長: 自ら学び、主体的に成長することが求められます。
キャリアの明確化:自身の保有しているスキルを可視化し、キャリアプランを意識することが求められます。

 

企業と社員の関係性

日立製作所は、ジョブ型雇用を通じて、企業と社員がともに成長していくことを目指しています。社員は、自分の能力を最大限に発揮し、キャリアアップを実現できます。そして、企業は、社員の能力を生かして、より高いレベルの成果を上げることができます。

これは、単なる働き方の変革ではなく、企業と社員の関係性の根底からの変革と言えます。日立製作所のジョブ型雇用は、単なる制度の導入にとどまらず、企業と社員がともに成長していくための新しい関係性の構築を目指しています。この取り組みは、日本の企業が抱える課題解決のヒントとなり、今後の働き方のあり方を変えていく可能性を秘めています。

 

実際の働き方は?リアルな口コミ

ここまで日立製作所の取り組みを詳しく説明してきましたが、実際の取り組みはどうでしょうか?下記は転職サイトに寄せられた実際の日立製作所で働く方の口コミになります。

 

”官公庁・大規模案件の案件も多く、大規模プロジェクトを経験することができモチベーションが得やすい。近年はジョブ型雇用の採用により社内公募やFA制度により自身のやりたい仕事に合わせて異動しやすい。今後より一層実力主義になると感じている”

(営業/新卒入社10-15年/男性)

 

”社内公募のような制度があるため、部署・本部を跨いだ異動は非常にしやすい。周りの目を気にせず、自分にあった部署に異動できるのは良い。ただし事業部などを跨いだ全く異なる部署、職種の異動はできるが、受け入れ先によるため異動できた事例はかなり少ない”

(総合職/新卒入社3年未満/男性)

 

”教育が充実している。配属にもよるが、特に新入から数年は専門に関わらず幅広い分野の教育を申し込める雰囲気がある”

(SE/新卒入社10−15年(退職済)/男性)

 

ジョブ型雇用により、社内公募などの制度も広がり、自身の希望に沿って働ける環境が選択できることが、日立製作所の良い点になります。そのため、より一層自主的にキャリアを考え、手を挙げることが重要になっているようです。一方で、大幅なキャリアチェンジは受け入れ先の関係からも事例として少ないため、入社前にあらかじめ認識しておくと良いでしょう。

日立製作所への転職で押さえておくべき会社情報

最後に、日立製作所への転職で押さえておくべき会社情報として、会社概要と企業理念を紹介します。企業研究に役立ちますので、ご参考になれると幸いです。

 

会社概要

 

会社名 株式会社日立製作所
取締役

代表執行役 執行役社長兼CEO

小島啓二
事業内容 家電・鉄道車両や運行システム、エレベーターなどの電子機器メーカー
本社所在地 〒 100-8280

東京都千代田区丸の内一丁目6番6号

拠点数 16拠点
従業員数 28,672名

(2023年3月末現在)

売上高 1兆6,313億3800万円

(2023年3月期)

 

経営理念

ここでは日立製作所での基本的な考えとなる「日立グループ・アイデンティティ」を紹介します。これは、創業者の小平浪平が抱いてから今に至るまで大切に受け継がれてきた企業理念です。

企業理念

優れた自主技術・製品の開発を通じて、社会に貢献する

 

日立創業の精神

和・誠・開拓者精神

 

日立・グループビジョン

日立は、社会が直面する課題にイノベーションで応えます。優れたチームワークとグローバル市場での豊富な経験によって活気あふれる世界を目指します。

 

日立製作所へのご転職をお考えの方へ

日立製作所への転職は難易度は非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。

弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。

日立製作所への転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。

三井不動産 転職関連情報

無料相談を申し込む

関連記事

随時開催 まずはキャリア相談会から 簡単1分 無料転職相談を申し込む

リクルートへの転職 元リク面接官が明かす対策方法

リクルートへの転職 元リク面接官が明かす対策方法

中途採用のすべてを元社員がご紹介「リクルートに合格する人材、しない人材」とは?

転職FAQ

転職FAQ

皆様からよく頂く弊社Sincereedのこと、転職のことなどをまとめてみました。