リクルートに受かる人受からない人
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リクルートの面接に通過する人、通過しない人の特徴を元リクルートの最終面接官が解説します。
結論として「リクルートが求める人材像」に合致しているかどうかがポイントであり、マイナス評価にならないように転職理由や、これまでの職務経歴を面接でうまくアピールしなければなりません。
これまでの実績などよりリクルートでは「人物面」を重要視する傾向にあり、優れた実績があれど人物面の評価がマイナスであれば採用される確率は低くなります。
逆に経歴やスキルに自信がないという方にとっては、「人物面」をうまくアピールすることにより内定確度が高まる可能性がありますので是非ご参考していただければと思います。
さて、それではリクルートの面接に通過する人と通過しない人の特徴を、「リクルートが求める人材像」とともにご紹介していきます。
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元リクルート最終面接官が語る「面接に通過する人」の特徴
自身のキャリアに関する価値観と転職軸を一貫して語れる人
リクルートのカルチャーで最も特徴的なのは、「ボトムアップ型」の組織であるということです。会社のいいなりではなく、個人として仕事で何を実現したいと考えているのか?そのためになぜリクルートである必要があるのか、ということを重視しており、そこに確固たる意思がある人を求めています。またリクルートの人事評価制度は、Will・Can・Mustというフレームワークで運用されています。Will=仕事を通じて実現したいこと、ありたい姿、Can=持ち味・スキル・経験・武器・強み、Must=現部署でのミッションという考え方です。面接官は面接でもこのフレームワークに則ってあなたのキャリア観・転職軸を深堀りします。そのため、面接に向けては自身のキャリア観・転職軸を整理しましょう。
物事を構造的・論理的に考えることがができる人
リクルートの面接では「なぜ?」「具体的には?」「他にはないの?」と転職理由やこれまでの経歴内容、現職でのエピソードを深堀りするための質問をされます。ここでは求職者の構造的・論理的思考能力を確認しており、簡潔に、筋の通った内容を説明する必要がございます。もちろん転職理由や志望動機においても冗長的にならず具体的に伝えなくてはなりません。物事を構造化し順序良く話せるか、という点も見ていますのでしっかりと面接準備を進めて臨むようにしましょう。
素直・謙虚な人
素直に指摘や状況を受け止められるかどうか、謙虚さを面接で見ています。中途入社の場合、マネージャーが年下であったり、これまでの経験・実績からうまく周りのアドバイスを受け入れられないという場合もあるかもしれません。こうした方は面接においてマイナス評価になる可能性が高いでしょう。また、プロジェクトにおいて新しい知識を学ばなければならないこともあります。自身が向き合う問題や課題の解決に向けて、貪欲に学んだり、周囲に助けを求められるかという姿勢が重要になってきます。それは面接という場でも同じです。聞かれた質問の意図がわからなかったり、回答が考えられていなかったといった場面で適当にその場しのぎの回答をするのではなく、「申し訳ございません、もう1度質問の意図を教えてください」や、「申し訳ございません、そこまで考えられていませんでした」と誠実に回答できるか、といった点も見られています。
当事者意識がある人
リクルートを表すひとつの特徴でもある「圧倒的当事者意識」。企業の歯車ではなく自分自身が動かしていく、自身が何をしたいのか、仕事を通じて何を実現したいのか、を面接で見ています。一段上の視座で物事を見ているか(経営陣やマネジメント、事業、社会の視点)、事業において関わることを多面的に自分ごとと捉え、能動的に活動・発信しているか、という観点がポイントとなり、これまでの経験・実績エピソードの中で、「当事者意識を発揮して自分事で業務に取り組んできた」という点をを盛り込みながら話を進めると良いでしょう。
行動力のある人
論理的思考能力、当事者意識にも関係してきますが、自分自身が考えたことを机上の空論で終わらせていないか、しっかりと仮説検証して、動ける人物かどうかを面接で見ています。周りを巻き込んでプロジェクトを進めることができる人物かどうかという点もポイントでしょう。
例えば経験エピソードの一つとして、開発メンバーに直接話を聞きに行ったり、自らの足で情報を取りに行った、対クライアントであれば自ら信頼・納得感を得てもらうために現場の方々を巻き込んでプロジェクトを進めたなどのエピソードを話すと良いでしょう。
転職成功事例
弊社でご支援させていただいた転職事例を一部ご紹介いたします。
また選考時に苦労したことや、転職理由も伺いましたので合わせて参考にしていただければ幸いです。ここからも受かる人の特徴が見えてくるかと思います。
お名前 | ご年齢 | 出身大学 | 前職企業 | 内定年収 |
K.Aさん(男性) | 24歳 | 私立大学 | メディア企業 | 460万円 |
Aさん(男性) | 26歳 | 私立大学 | 広告代理店 | 460万円 |
Yさん(女性) | 25歳 | 有名私立大学 | カード会社 | 470万円 |
K.Sさん(男性) | 24歳 | 有名私立大学 | SaaS系ベンチャー | 600万円 |
Kさん(女性) | 29歳 | 有名私立大学 | 大手通信企業 | 600万円 |
Oさん(男性) | 27歳 | 有名私立大学 | 大手ネット系企業 | 610万円 |
K.Mさん(女性) | 28歳 | 有名私立大学 | エネルギー会社 | 670万円 |
R.Tさん(男性) | 30歳 | 有名私立大学 | 大手人材紹介会社 | 730万円 |
K.Oさん(男性) | 31歳 | 有名私立大学 | 大手通信企業 | 800万円 |
S.Tさん(男性) | 33歳 | 有名私立大学 | 大手SIer | 900万円 |
Hさん(男性) | 37歳 | 私立大学 | 大手IT企業 | 930万円 |
Nさん(男性) | 38歳 | 国立大学 | 大手化学メーカー | 1040万円 |
Jさん(女性) | 31歳 | 海外国立大学 | コンサルティングファーム | 1040万円 |
転職理由
K.Mさん(女性)28歳 前職:大手エネルギー会社
現職ではキャリアアップに時間がかかること、年功序列の社風で保守的なため、新しい発想や挑戦がなかなかしにくいため、自ら挑戦できる環境を求めてリクルートに転職することを決めました。
Oさん(男性)27歳 前職:大手ネット系企業
リーダーとしてプロジェクトマネジメントやメンバー育成に励みつつ、結果も出してきているがトップダウンでやることが都度変わることで、自身の進めてきた業務からの方向転換に歯がゆさを感じており、社内キャリア制度では自由度がなく、汎用的なスキルのみで数年後にはどこにも転職できなくなっているのでは、と不安に感じキャリアアップをするために転職を決意しました。
K.Aさん(男性)24歳 前職:メディア企業
就活でも人材系に興味があったこと、さらに自分でも現在コーチングを学んでおり、人材業界への興味が当時よりも増していました。またこれまで経験してきた営業でも力をつけたいと考え、リクルートに転職しました。
K.Sさん(男性)24歳 前職:SaaS系ベンチャー
将来自分にとって必要な経験ができるか、今まで培った職能を活かせるか、この2点を軸に転職活動をしており、リクルートはそういった意味でも、今自分に足りない部分を補強できる環境だったことが一番大きかった。具体的には、新規サービスのグロースに携わることができること、面接でお会いした面接官や大学同期の話から、社員のレベルも高く刺激を貰える環境だと思ったからです。
選考で苦労したこと
R.Tさん(男性)30歳 前職:大手人材紹介会社 Webエンジニア
最初のころは面接でうまく自分のキャリアの展望を伝えることができず、何社かお見送りになってしまいました。第1希望だったリクルートの面接前にキャリアエージェントの方と一緒に改めて転職理由〜志望動機〜中期のキャリアビジョンを整理させていただいて、自分なりに腹落ちした内容になりました。あとは自分なりに家で録音して聞き返しながら修正しながら完成させていき、リクルートの面接に臨みました。結果としては内定をいただくことが出来ました。
Kさん(男性)29歳 前職:大手通信企業
私はどうしても転職理由がややネガティブな表現になってしまい、前向きな内容に出来なかったことが一番苦労しました。sincereedのエージェントさんと一緒にネガティブに感じていることの背景を整理、深掘りすることでどういった環境でより成長したいのか、それは現職ではなぜ叶えられないのかという点を、うまく整理してもらいました。そのあとは本命リクルートの面接でもうまくいきました。
S.Tさん(男性)33歳 前職:大手SIer
30代前半で初めての転職。新卒での就活から10年以上も経ち、面接ってどうやるんだっけ?という感じでうまく勘所も掴めず空回りしていました。このままではいけないと書籍やネットで勉強して進めましたが手ごたえを感じず、、、sincereedのエージェントさんから何回か模擬面接をやりましょう、といっていただき、毎回フィードバックもらいながら練習していきました。アドバイスをもらったことはメモをして、面接本番前にはそのメモを見て復習。その繰り返しでどうにかうまくいきました。苦労した原因はどこか自分の経歴に胡坐をかいていたというか、転職活動を甘く見ていたせいだと思います。どれだけ本気になれるか、それが一番のポイントでした。
K.Aさん(男性)24歳 メディア企業
リクルートに入りたい思いは人一倍強かったと思います。ただまだ社会人経験も浅く、面接で何をどのようにアピールすればいいのか、苦労しました。アピールする内容を何にするかエージェントさんに相談し、学生時代の経験や、趣味の中で目標設定をしながら達成した話を、職務経歴書・面接でもアピールするアドバイスをいただき、リクルートから内定をいただくことができました。
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リクルートの面接で通過しない人の特徴
リクルートの面接を通過しない人は、裏を返せば面接を通過する人の行動・言動が出来ていなかったということになります。マイナス評価になってしまう事例も含めてご紹介していきます。
構造的・論理的に回答できていない
よくある失敗例でもありますが、
・アピールしようとして長々と話してしまった
・エピソードが抽象的で具体的に伝えることが出来なかった
・なぜ?という質問に沈黙してしまい回答できなった
といった失敗例があるようです。面接の前に自分自身で練習をしたり、論理的思考に関する書籍を読んだり、転職エージェントと対策相談をするといいでしょう。
他責が強い人
現職の環境や周囲の人間批判となるような発言は、当事者意識の観点でお見送りとなってしまう可能性があります。もちろん転職理由の一つとしてネガティブな理由があることは面接官も理解していますが、伝え方が重要です。
現職のネガティブな話について面接で面接官と盛り上がることもありますが、その調子で環境批判の印象を与えてしまい、不採用になってしまったという失敗例もありますので注意が必要です。
これまでのキャリアに一貫性がない人
1社目の選定理由は安定した大企業だから、2社目の選定理由は年収が高いから、今回の転職軸は裁量がある環境を求めたい、など過去~未来にわたってキャリアにおいて大事にしていること・求めていることに一貫性がない場合は、ミスマッチと判断されることが多いです。
キャリア相談会 開催中!転職ありきでない、フラットなキャリアプランのディスカッションをさせていただきます。お気軽にご連絡ください。
他の注意点は?
リクルートの「求める人材像」から面接を通過する人、通過しない人のパターンをご紹介しましたが、基本的な面接の注意点も意識するべきです。
例えば面接におけるマナーや言葉遣い、服装や髪型など最低限の部分は注意しましょう。
またリクルートに限らず、以下のような点で失敗する例もありますのでこちらもご参考までに押さえておいてください。
相手の立場に立って伝える
「伝える」ということは非常に難しいことでもありますが、「伝える」と「伝わる」は違う言葉です。
面接は面接官が求職者を評価する場です。相手が求めていることに対して自分は何が提供できるのか、これが伝わらなければいけません。
うまく自分自身のことを伝えようとして、この部分を疎かにしてしまう方も多くいらっしゃいます。自己PRする場でもありますが「相手の立場」に立って面接官が求めている回答をするように心掛けましょう。
第一印象の大切さ
人の第一印象は3秒で決まる、とも言われています。現状オンラインでの面接が主流となり、対面での面接が少なくなっていますが、オンラインにおいても服装、身だしなみには注意が必要です。また姿勢や声のトーンも気にしすぎることはありませんが、質問にははきはきと答え、緊張して早口になってしまった、、ということにならないようにしましょう。加えて、オンラインですので通信環境が安定していること、背景や調光で面接官に悪影響を与えないよう注意が必要です。
言葉のひげ
「えー」「あのー」「そのー」など話す内容に関係のない言葉を、「言葉のひげ」と言います。実は無意識のうちに結構使ってしまっている方も多いのではないでしょうか。特段、採用合否に関係することはありませんが、言いすぎてしまったりすると意外と聞き手の耳に残ってしまうものです。
この「言葉のひげ」をなくすことができれば、面接においてもスマートにみせることができるようになりますので、ぜひ一度自分自身の面接練習を録音してみて聴いてみてください。
リクルートへのご転職をお考えの方へ
リクルートが求める人材像では「当事者意識」「行動力」「成長意欲」を重要視しており、選考時だけでなくこれらを体現する企業風土となっています。
sincereedではリクルート出身者、最終面接官をはじめ、DX領域における転職支援経験や業務経験を有するエージェントです。リクルート出身者だからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。
リクルートでのキャリア、リクルートへのご転職にご興味のある方はまずは一度ご相談いただければ幸いです。
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