ベネッセコーポレーションが求める人材像とは?中途採用・転職の場合は?
2024/01/29

ベネッセコーポレーションが求める人材像とは?中途採用・転職の場合は?

監修者 井伊 美代子

監修者

sincereed株式会社 井伊 美代子

株式会社マイナビに入社し、求人広告の法人営業を経験。その後株式会社リクルートキャリア(現リクルート)に入社。関西エリア、首都圏エリア大手企業の法人営業に従事。
大手企業からスタートアップ・ベンチャーまで幅広い業界・成長フェーズの企業様を担当。

「こどもちゃれんじ」「進研ゼミ」などの通信教育サービスで有名なベネッセコーポレーションは、教育業界における国内首位の売上を誇るトップランナーです。国内だけでなく、海外・グローバル市場においても事業を拡大しており、その知名度は広く知られています。

 

そんな業界トップクラスのサービスを提供するベネッセコーポレーションでは、採用においても高い基準を設けていると予想されますが、一体どのような人材像が求められているのでしょうか。この記事で探っていきます。

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ベネッセコーポレーションが求める人材の人物面は?

人材像というのも、指向性や性格などの人物面と、仕事を遂行するために必要なスキル・経験の面に分けることができます。

まずは人物面についてご紹介します。

 

ベネッセコーポレーションが重視する人材の特徴は、インタビューや求人情報をもとに次のようにまとめられます。

 

1.ベネッセの理念・価値観に共感できる

2.事業に対して情熱を持っている

3.事業を通して世の中の役に立ちたいと考える

4.論理的思考力と粘り強さがある

5.新しいことに対して好奇心を持ち、挑戦を恐れない

 

これらの点について、以下で詳しく解説します。

 

1.ベネッセの理念・価値観へ共感できる

企業が掲げる大方針であるミッション・ビジョン・パーパスに共感できるかはとても重要です。ベネッセコーポレーションのほとんどの求人に要件としても記載があります。

 

●ベネッセの企業理念「よく生きる」に共感できる方

 

ベネッセコーポレーションが所属するベネッセグループは、グループの不変の企業哲学である「Benesse =よく生きる」を掲げています。

 

また、グループ従業員一人ひとりが事業を通じて企業理念を具現化していくための共通価値として、2023年にグループパーパス「誰もが一生、成長できる。自分らしく生きられる世界へ。ベネッセは目指し続けます。」も新たに掲げています。

 

このような理念や価値観に共感し、自ら解釈しながら、思いをビジネスに反映できる人物が求められています。

 

2.事業に対して情熱を持っている

 

●サービスを通して世の中の役に立つ/社会に貢献する想いを持ち、熱意をもって取り組んでいただける方

 

ベネッセコーポレーションは教育事業において国内トップの売上を誇っています。

 

このポジションを維持し、また信頼性が求められる教育や情報という無形商材を提供するためには、高い品質が求められますが、そのためには相応の熱意が必要不可欠です。

 

ベネッセの事業は、妊娠中の方から高齢者まで幅広いライフステージに対応しており、「人生100年時代」を踏まえた社会貢献の重要性を理解し、事業に情熱を注げる人物が求められます。

 

3.事業を通して役に立ちたいと考える

「真面目な社員が多く、本当に子供や家族の未来に役立ちたいという純粋な思いで仕事をしている人の集合体です。その雰囲気に馴染めるかどうかが肝と言えそうです。」

(IT系/女性/新卒入社20年以上)

 

このような社員の口コミも寄せられています。

 

ベネッセコーポレーションの従業員は、子供や家族の未来に貢献したいという純粋な動機を持つ方が多いようです。

 

たくさんのエンドユーザーを抱える社会的意義の高い仕事に対して、同じ価値観を共有できると気持ちよく仕事ができそうです。

 

「せっかく仕事をするなら、人や世の中の役に立つことを突き詰めたい」という志向性の方にはぴったりです。

 

4.論理的思考力と粘り強さがある

 

ベネッセコーポレーションの多くの求人に以下の要件の記載があります。

 

●論理的思考力を持ち、市場・顧客変化を予測しながら顧客ニーズ変化に粘り強く対応し、主体的に戦略立案から実行まで取り組んでいただける方 

●主体的に関係部門のメンバーを巻き込み、困難な状況も粘り強く当事者意識をもってやり抜いていただける方 

 

主要とする教育ビジネスは学校や公的機関との連携が必要で、時には年単位の長期的な計画と論理的思考が求められます。

 

また、企業の規模が大きく創業からの歴史も長いため、部門間の調整が難しい場合もあることが予想されるでしょう。困難な状況に直面しても、粘り強く問題解決に取り組む姿勢が重要です。

 

5.新しいことに対して好奇心を持ち、挑戦を恐れない

 

●DXに関する様々な業務に関心を持ち、前向きに業務推進いただける方

 

ベネッセコーポレーションの主要とする教育ビジネスにおいて、急速な市場変化が起きています。環境が変わり続ける中で企業として成長していくためには、未来からのバックキャストで教育事業を変革していくことはもちろん、新領域での事業創出も欠かせません。

 

この未来に向けた想いを変革事業計画としてまとめ、2023年5月に新たな挑戦を宣言するなど、ベネッセコーポレーションは今が大きな変革期なのです。

 

「新しいテクノロジーにチャレンジする機会や気風もあり、若手社員の成長機会もたくさんあるように感じる。」

(IT系/男性/中途入社10年以上)

 

実際にこのような社員の口コミも寄せられています。

 

これからの環境変化を未来思考で捉え、一人ひとりが「よく生きる」を実現するために必要な、自分の身の回りの人にとってよいと思えるような、事業・サービスを作り続けたいーーそのような思いを持てる方には最高の環境だと言えます。

 

ベネッセコーポレーションが求める人材のスキル・経験面は?

ベースとなる人物面について、当てはまりそうでしたか?

ここからはスキル・経験面についてご紹介します。スキルは特に職種に紐づくため、ここからは職種ごとに深掘って紹介します。

 

マーケティング系の仕事の特徴と求められるスキルは?

<仕事の特徴>

 

◆多様なマーケティングの経験を重ねる

0歳から100歳以上という幅広い層のエンドユーザーを対象に、多様な市場やビジネスモデルをとらえ、様々なメディアを駆使したマーケティングを経験できます。

 

◆裁量をもって設計から実行まで担う

企画立案から施策実行まで一気通貫で対応します。個々人が企画責任者としての役割を担います。

 

◆高い専門性、先進手法に触れる

日々進化するマーケティング手法を積極的に取り入れます。成長意欲の高い仲間と共にスキルアップしていける環境です。

 

<求められる経験やスキル>

マーケティング系の職種には、マーケティング、デジタルマーケティング、カスタマーサクセスなどのポジションがあります。

 

担当領域において企画~施策推進~効果検証のサイクルを徹底して回し、効果改善してきた経験は活かせそうです。

 

例えば活躍する社員の中には、広告代理店の中でもWeb媒体を幅広く扱い、マーケティング以外にも、セールスからプランニング、改善施策まで幅広い経験を得てきた人などがいます。

事業会社出身だけではなく、顧客支援会社での豊富な経験は活かせるフィールドです。

 

企画系の仕事の特徴と求められるスキルは?

 

<仕事の特徴>

 

◆モノづくりのプロとして企画にコミットする

顧客の根本的な課題解決、期待を超える価値提供ができる商品、サービスの企画開発を行います。

 

◆裁量をもって設計から実行まで担う

ベネッセの企画開発は、企画立案から施策実行まで一気通貫で対応します。そのため、個々人が企画責任者として裁量を持ちます。

 

◆それぞれの顧客起点で価値を創造する

徹底した顧客調査や、ユーザーとともに作り上げる開発体制を通して、一人ひとりの「よく生きる」を支援する価値を届けます。

 

<求められる経験やスキル>

事業開発・事業推進、商品開発・PdMなどのポジションがあります。

 

教育業界においてはトップランナーのベネッセコーポレーションだからこそ、潜在的な顧客ニーズを拾った革新的なサービスを生み出すなど、高いハードルに応えるプレッシャーもあるでしょう。

 

例えばプロダクトによっては、「基礎学力の向上を目的とし、新学習指導要領に沿い、『主体的・対話的で深い学び』の支援、その学習データの蓄積や効果検証までの一連の流れを全て実現する包括的なソリューション」など、アウトプットまでの道のりが非常に難しいテーマもあるでしょう。

 

意欲を持ってさまざまなステークホルダーと対話し、価値を創り上げてきた経験がある方は、その経験やスキルを大いに活かすことができるでしょう。

 

コンサルティング系の仕事の特徴と求められるスキルは?

<仕事の特徴>

◆社会的意義とインパクトのある領域を担当

教育事業・学校現場のDXは急務です。デジタル化の変革によるインパクトが大きく、意義もあります。

 

◆DXの余地のある事業に携わる

教育・介護事業は、これまで比較的アナログなサービス重視の傾向にあります。だからこそDXの余地が大きく、発展と活躍の場が多数あります。

 

◆経営変革を牽引できる

教育・介護事業を担うベネッセはターンアラウンド期にあり、経営変革が求められています。変革の起点となり、経営視点で構造改革やサービス進化に携われます。

 

<求められる経験やスキル>

コンサルティング、事業改善・BPRなどのポジションがあります。

 

教育事業・学校現場など、DX化がまだまだこれからである業界のお客様に対し、DXコンサルティングや業務改善などを行います。

相手の目線・立場に立って提案した経験やスキルは大いに活かすことができます。

 

コンサルティングはしっかり現場を変革してこそ成果だと言えます。課題解決、新たなプロセスの提案に留まらず、それの実現まで当事者意識をもってデリバリーした経験があれば重宝されるでしょう。

 

営業系の仕事の特徴と求められるスキルは?

<仕事の特徴>

◆裁量をもって戦略立案から実行までを担う

個々の営業担当者の裁量が大きく、営業戦略を自分で考え、顧客の課題・状況に応じて提案内容を自ら検討・実行できます。

 

◆提案や商品を強化するしくみと風土がある

テーマ別の横断PJ等、部門を超えた関係により提案を相互に強化。また商品部との活発な連携により、商品自体の改善を行います。

 

◆仮説を検証し、営業スキルを磨く

ユーザーの生の声×データを用いながら仮説建て、提案、検証、改善のPDCAを回す中で、営業としての経験・知見が向上する機会が多数あります。

 

<求められる経験やスキル>

ベネッセコーポレーションの営業職は、学校領域、大学・社会人領域、生活領域と分けられたセクションごとにポジションがあります。

 

営業対象は学校や法人のため、誠実さや信頼関係を築くことを大事にしてきた経験は活かせるでしょう。

 

特に現在、ベネッセコーポレーションの中核サービスであるオンライン学習プラットフォーム「Udemy」のBtoB向けサービスは注力中。

このポジションでは従業員1000人以上の大企業に対し営業した経験や、顧客接点との関係性において、ディスカッション~課題設定~提案~顧客の承認を受け施策を実施し、その成果を顧客と共有しステップアップ出来た経験がある方は非常にマッチしそうです。

 

エンジニアの仕事の特徴と求められるスキルは?

<仕事の特徴>

◆エンドユーザーの価値や効果を向上させる

エンドユーザーの生の声を聞き、サービスを通して顧客への価値提供向上を実現します。

 

◆企画実現に向け、基盤設計を主体的に担う

より良い商品、サービスを顧客に提供できるよう、企画側と二人三脚でPJ推進し、企画~要件定義、設計開発など幅広く経験します。

 

◆幅広い事業・フェーズでエンジニアスキルが高まる

ベネッセの事業領域は広く、多数の顧客がいます。多様な事業のさまざまなフェーズに関わることで開発管理力やエンジニアリングスキルが身につきます。

 

<求められる経験やスキル>

エンジニア系の職種としては、CSIRT、PM・PL・PMO、WEBアプリエンジニア、インフラエンジニア、データサイエンティストなどが対象です。

 

ベネッセコーポレーションと同じく、事業会社で、サービスの使い手となるエンドユーザーのことをしっかり考え抜いてサービスを作ってきた経験がある方は活かせるでしょう。

 

またサービスにおいては個人情報も多く含まれるため、セキュリティやシステムの強固性の観点を重視しており、安心安全に商品・サービスをユーザーに届けてきた経験・スキルも歓迎されます。

 

コーポレート系の仕事の特徴と求められるスキルは?

<仕事の特徴>

 

◆経営変革の担い手になる

ベネッセコーポレーションはターンアラウンド期にあり、経営変革が求められています。各専門分野の知識や経験を活かし、経営視点で構造改革やサービス進化を担います。

 

◆リスキリングをテーマに変革を推進

伝統的な日本企業の業態変化、事業再生に期待が集まっています。リスキリングを推進するベネッセでは、攻めのコーポレートの役割を担えます。

 

◆多様な評価指標の伸長を行う

ESGやD&Iなど、非財務的指標の伸長は投資家からの期待が高い分野です。豊富なアセットを活かし、企業価値アップに貢献します。

 

<求められるスキル>

コーポレート系の職種としては、広報、業績管理、経営企画、経理・税務、人事・労務、法務・ガバナンスなどが対象です。

 

同じ業界でなくても、企業規模や業界構造が似た会社の経験は大いに活かせそうです。

また、ベネッセコーポレーションはグローバル展開しているため、ポジションによっては英語などの語学力も活かせそうです。

 

ベネッセコーポレーションは現在DXに力を入れているため、IT・デジタル業界でコーポレート業務を行ってきた方は活かせる知見も多いのではないでしょうか。

 

ベネッセコーポレーションの選考対策は?

ベネッセコーポレーションが求める人材像としては、上記のような人物面とスキル面であることがわかりました。

ここからは、実際の書類選考と面接で聞かれる内容について、どのような対策が必要なのかご紹介していきます。

 

ベネッセコーポレーションの書類対策

まずは応募ポジションと親和性のある経験、スキルをアピールしましょう。自身の経験スキルがベネッセコーポレーションで活きること、活躍できる人材だと、まずは書類選考を行う人事に思ってもらう必要があります。

 

ここで重要なのは、結論ファーストを心がけることです。人事は1日に大量の書類に目を通すため、最短で情報をキャッチアップしてもらえるように記載していきましょう。

 

自身のこれまでの経験を端的に説明した文章から始まり、活かせるスキルや知識・経験について紹介します。さらにそこから時系列でどんな業務を経験してきたのかを書いていきます。 

 

応募書類の重要なポイントは人事担当者に「会ってみたい」と思ってもらうことです。どんなに人物面がよくても、この書類選考で落ちてしまっては面接で何も伝えられません。

あなたが活躍した情報を、数字を交え定量的に、社外の人にもわかる文章で記載しましょう。

 

ベネッセコーポレーションの面接対策

ベネッセコーポレーションでの面接は、ポジションや求職者に応じて面接回数は変わってきますが、転職理由や志望動機など基本的な質問から人物面をチェックする質問も行われます。

 

  • なぜ転職を行うのか?
  • なぜベネッセコーポレーションなのか?
  • 自身のこれまでの経験がベネッセコーポレーションでどう活きるのか?
  • 自身の強み・弱みは?
  • なぜ他企業ではなくベネッセコーポレーションなのか?

 

上記のような質問は代表的なものです。

 

論理的に回答することはもちろんですが、ベネッセコーポレーションでの企業風土や特徴などは事前にインプットし、どの企業でも当てはまってしまうような内容にならないようにすることがポイントでしょう。

 

想定質問から模擬面接を行い、例えば声に出して録音し、聞き返し確認してみるなど、アウトプットを行いながら対策・準備していきましょう。

 

ベネッセコーポレーションへご転職をお考えの方へ

ベネッセコーポレーションへの転職は難易度は非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。

 

弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっています。

ベネッセコーポレーションへの転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談ください。

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