デンソーの育成・研修制度は?
2024/09/24

デンソーの育成・研修制度は?

自動車部品メーカーとして圧倒的なポジションを築いているデンソー。革新的な技術を次々と生み出している背景には、どのような人材育成・研修制度があるのか、気になっている方は多いのではないでしょうか。

 

一方で、そのような情報は実際に働いてみないと把握できない部分が多く、情報収集に苦労している転職希望者が多いのも事実です。

 

そこで本記事では、デンソーでの人材育成の考え方について解説しながら、実際に導入している研修制度をご紹介します。転職活動で役立つ会社情報も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

※本記事は2024年9月に掲載されました。

※記事中の情報は掲載時点でのWeb情報の公開情報を元に弊社が編集・掲載したものであり、企業の公式見解ではありません。

※組織の詳細や制度等は大きく変更になる可能性があります。ご転職を検討の際は、公式HP等で最新の情報をご確認ください。

 

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デンソーの人材育成に対する考え方

デンソーでは、社員の成長を企業全体の発展に不可欠なものとして捉えています。

 

個性の異なる社員が共通の価値観を持ちながら、互いに達成感を得て活躍できるよう、様々な研修を提供している同社。社員が公平・公正に評価される制度づくりにも積極的に取り組んでおり、社員のモチベーション向上と能力開発を促進しています。

 

実際、デンソーは「実現力のプロフェッショナル集団」になるべく、2021年に「人と組織のビジョン&アクションPROGRESS」を策定。社員一人ひとりが情熱を持って自己新記録に挑戦し、職場内で多彩なプロフェッショナルが共創することで、人と社会にインパクトの残る価値提供を目指しています。

デンソーの育成・研修制度

常に進化し続けるグローバル企業として、デンソーでは社員一人ひとりの成長を支援するための研修制度を用意しています。以下からは、グローバル・社内での取り組みに分けて、各種制度を紹介していきます。

グローバルの育成制度

グローバル規模での事業展開を積極的に進めているデンソーでは、世界中の社員が共通の価値観とスキルを身に付けられるよう、共通の教育プログラムを展開。一例として、下記の思想・マニュアルが挙げられます。

 

「デンソースピリット」

デンソーグループ全体で共有すべき価値観・信念

 

「デンソーでの仕事の進め方」

日々の業務を進めるための基礎的な考え方・プロセス・ツール


「On the Job Development」
デンソーでの部下育成の考え方・プロセス

 

「Global Leadership Development Program」

次世代のグローバルリーダーを育成するプログラム

 

上記のグローバル共通教育では、社員一人ひとりがデンソーの一員としての意識を高め、効果的に業務遂行能力が身に付けられます。2030年までに現地人材拠点長比率を50%にするという目標に向けて、次世代のグローバルリーダー育成に注力しているのも特徴です。

 

また同社では、海外グループ会社も含めた幹部層を対象に、グローバル共通人事制度を整備。個人の能力発揮にフォーカスした世界共通の等級を導入し、現地の人材がグローバルに活躍できるチャンスを与えています。

社内研修

デンソーでは、社員の自主性を尊重したキャリア形成を支援するため、充実した階層別教育プログラムを提供。全社員が毎年目標を設定し、上司との定期面談を通じてプロセスを重視した評価が受けられます。

 

中長期的なキャリアプランも上司と共有し、実現に向けた具体的なアクションプランを立てるキャリアデザイン面談を実施しているのも特徴です。キャリアデザイン研修やリカレント教育、社内公募制度など、社員が主体的にキャリア形成できる制度も用意されています。

 

若手社員の育成には特に力を入れており、入社直後の導入研修から実戦での試行錯誤、振り返り研修まで、多岐にわたる育成プログラムを整備。海外グループ会社・異業種他社への挑戦機会も豊富で、次世代を担う若手の成長を更に加速させています。

 

出典:https://www.denso.com/jp/ja/about-us/sustainability/society/development/(2025年2月時点)

 

デンソーで多様な人材が活躍できる理由

社員の個性を尊重し、多様な人材が能力を発揮できる環境づくりに注力しているデンソー。ここでは、同社の基本的な考え方に触れながら、具体的な取り組みを紹介していきます。

基本的な考え方

デンソーでは、企業の持続的な成長には、多様な価値観を持つ社員の存在が不可欠であると考えています。社員一人ひとりの個性を尊重し、それぞれの能力を最大限に引き出すことで、新たな発想やイノベーションの創出を図っています。

 

多様性の尊重以外にも、社員同士がお互いを理解し合う「インクルージョン」の文化も重要視している同社。多様な社員が安心して働ける環境の整備により、社員一人ひとりが自分らしく活躍できる組織を目指しています。

 

デンソーは年齢・性別・国籍・障がいの有無・性的指向・宗教・価値観など、あらゆる面での多様性を尊重し、すべての人が活躍できる社会の実現を目指しています。

グローバルでの取り組み

デンソーは、ダイバーシティ&インクルージョンをグローバル規模で推進している企業です。各国の文化や状況にあわせた活動を展開し、社員が安心して働ける環境づくりに取り組んでいます。

 

生産現場で働く女性が多いアジア地域では、妊婦向けの作業ラインや授乳室などを設置し、妊娠中や子育て中の女性が働きやすい環境を整備。北米や日本では、LGBTQ+への理解を深めるイベントや研修を積極的に実施し、性的マイノリティの方々が安心して働ける職場づくりを推進しています。

 

国際女性デーに関するイベントを世界各地で開催するなど、女性活躍推進に向けた取り組みにも積極的です。

日本国内での取り組み

日本国内においても、多様な人材が活躍できる環境づくりに積極的に取り組んでいるデンソー。女性・高年者・障がい者・外国人・LGBTQ+などの属性を持つ社員が、それぞれの能力を最大限に発揮できるよう、様々な取り組みを実施しています。

女性の活躍推進

デンソーでは女性の採用強化に加え、ライフイベントを経てもキャリアを継続できるよう、様々な支援制度を設けています。一例を挙げると下記のとおりです。

 

・キャリア形成面談の実施

・女性リーダー研修

・メンター制度

・技能系女性活躍推進ワーキング活動

・管理職向けダイバーシティ研修

・新入社員向けダイバーシティ研修

 

育児休職や短時間勤務制度、託児施設の運営など、仕事と育児の両立を支援する制度も充実しています。育児休職前後には面談を実施し、スムーズな職場復帰をサポートするなど、きめ細かな配慮も特徴です。

高年者の活躍支援

デンソーは、高年者の豊富な経験と能力を活かすべく、社員が長く活躍できる環境づくりに取り組んでいる企業です。定年退職後も社員のライフプランにあわせて、多様な働き方を選択できるよう、下記の制度を用意しています。

 

「キャリアアソシエイト制度」

希望する社員全員を再雇用し、短時間勤務や短日数勤務など柔軟な働き方を提供する制度

 

「シニアチャレンジ制度」

大手人材紹介会社と連携し、スキルや経験が活かせる社外での就労機会を提供する制度

障がい者雇用への取り組み

障がい者が安心して長く働き続けられるよう、積極的な雇用と働きやすい環境づくりに注力しているデンソー。1978年から障がい者雇用を開始し、現在では特例子会社を含め、800名を超える障がい者の社員が活躍しています。

 

障がいのある社員がそれぞれの能力を最大限に発揮できるよう、デンソーでは下記の取り組みを実施しています。

 

・構内のバリアフリー化

・手話サークル開催

・文字化ツール配布

・手話通訳派遣

 

また全国障害者技能競技大会(アビリンピック)への参加も積極的で、社員のスキルアップとともにモチベーション向上を支援しているのも特徴です。

LGBTQ+への取り組み

デンソーは性別・性自認・性的指向・性表現などによる差別のない職場環境の実現を目指し、社員の意識改革や理解活動へ積極的に取り組んでいます。具体的な取り組み事例は下記のとおりです。

 

・従業員番号や職服の男女共通化

・パートナーシップ制度の導入

・新入社員へのダイバーシティ研修

・全ライン長へのハラスメント研修

・PRIDE月間の理解促進イベント

・LGBTQ+理解促進ハンドブック

・LGBTQ+理解促進セミナー

・アライ(ALLY)登録

・社内相談窓口設置、相談事項解決に向けた個別対応

(トイレ・更衣室・健康診断対応など)

キャリア採用社員への取り組み

デンソーは、社内に新たな視点や知識を取り入れるため、キャリア採用を積極的に実施している企業です。

 

キャリア採用社員は入社後、導入研修を通じて社内の人脈構築サポートが受けられます。キャリア採用専用の相談窓口も設置されており、業務上の悩みや不安を気軽に相談できる環境も整っています。

多様な国籍・人種・宗教の方への取り組み

デンソーはグローバル企業として、様々な国籍・人種・宗教の社員が安心して働ける環境づくりに努めています。具体的な取り組みは下記のとおりです。

 

・多言語に対応したイントラネットの導入

・グローバルウィークのイベント開催

・祈祷スペースの設置

 

多言語に対応したイントラネットの導入では、日本国籍以外の社員でも各種情報へのアクセスを容易にしています。またグローバルウィークなどのイベントを通じて、様々な国の文化に触れる機会を提供し、相互理解を深めています。

 

宗教上の理由で必要な祈祷スペースを設けるなど、社員一人ひとりの信仰を尊重した配慮も忘れていません。デンソーは国籍・人種・宗教に関わらず、すべての社員が安心して働ける職場環境を提供しています。

 

出典:https://www.denso.com/jp/ja/about-us/sustainability/society/diversity(2025年2月時点)

 

デンソーへの転職で押さえておくべき企業情報

最後に、デンソーの会社概要・企業理念などを紹介します。書類・面接対策で必須の情報なので、転職活動時にぜひお役立てください。

会社概要

社名 株式会社デンソー
設立 1949年12月16日
本社所在地 〒448-8661 愛知県刈谷市昭和町1-1 <br> アクセスマップ
資本金 1,875億円
売上収益 7兆1,447億円 (連結、2023年4月1日~2024年3月31日)
営業利益 3,806億円 (連結、2023年4月1日~2024年3月31日)
当期利益 3,128億円 (親会社の所有者に帰属、連結、2023年4月1日~2024年3月31日)
従業員数 連結 162,029人

単独 43,980人

連結子会社数 193社 (日本 57、北米 23、欧州 36、アジア 72、その他 5)
持分法適用関連会社数 70社 (日本 22、北米 8、欧州 7、アジア 29、その他 4)

出典:https://www.denso.com/jp/ja/about-us/corporate-info/profile/(2025年2月時点)

 

企業理念

会社の使命
世界と未来をみつめ、新しい価値の創造を通じて人々の幸福に貢献する

経営の方針
1.魅力ある製品で お客様に満足を提供する
2.変化を先取りし 世界の市場で発展する
3.自然を大切にし 社会と共生する
4.個性を尊重し 活力ある企業をつくる

社員の行動
1.大きく発想し 着実に実行する
2.互いに協力し 明日に挑戦する
3.自己を磨き 信頼に応える

 

出典:https://www.denso.com/jp/ja/about-us/corporate-info/philosophy/basic-philosophy/(2025年2月時点)

 

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デンソーへの転職は難易度が非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得が難しいと言えます。

弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。

デンソーへの転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。

 

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