日本電気(NEC)への転職、気になる評判・口コミは?
2024/07/21

日本電気(NEC)への転職、気になる評判・口コミは?

日本電気株式会社(NEC)は、日本を代表する大手総合電機メーカーであり、情報技術(IT)やネットワークソリューションを提供する企業としても知られています。創業から100年以上の歴史を持ち、国内外で数多くのプロジェクトを手掛けてきました。昨今のDXブームに乗り、大きく事業を拡大しています。

 

日本電気(NEC)は、ホワイト企業という印象が強い一方で、「昔ながらの風土が抜けきれていない」といった評判・口コミが見受けられるのも事実です。

 

本記事では、日本電気(NEC)の採用コンサルティングも手掛ける弊社sincereedが、他サイトで寄せられた実際の口コミをもとに、日本電気(NEC)の実態を解説していきます。転職活動で押さえておきたいポイントもあわせてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

日本電気(NEC)へのご転職をお考えの方へ

sincereedの転職支援サービス

大手企業の転職支援に完全特化

専門のコンサルタントが両面型で厚く寄り添うサポート

企業との深いコネクションにより質の高い非公開情報を提供

キャリア相談会

無料転職登録

sincerredをFacebookでシェア sincerredをTwitterでシェア sincerredをLINEでシェア

日本電気(NEC)の口コミ・評判は?

日本電気(NEC)の口コミについて、以下の項目に沿ってご紹介していきます。

 

・企業文化

・入社後のギャップ

・働きがい

・成長機会

・女性の働きやすさ

・ワークライフバランス

・日本電気(NEC)の強み・弱み

 

企業文化

“ビジネスユニットという単位でまず分かれる ユニットが違えば企業が違うような印象”

(SE/在籍3~5年/新卒入社/男性)

 

“古き良きthe日本企業。面倒見のいい経営層に当たれば色んな経験ができる雰囲気。”

(海外営業/在籍3年未満/中途入社/女性)

 

“昔ながらの日本企業であるが、2020年辺りから社内の風土改革にかなり取り組んでおり、無駄な気遣いの排除、成果を出した人がしっかり評価される評価制度への変更など、年齢を問わず働きがいのある会社作りに経営層が取り組んでいる”
(営業/在籍5~10年/新卒入社/男性)

 

日本電気(NEC)の組織は、トップとして8つのビジネスユニット(BU)とコーポレートで構成されています。「海底から宇宙まで」と事業領域が非常に広く、ビジネスユニットによって対応する顧客の属性が異なります。そのため、組織に求められる役割も異なり、組織の雰囲気は大きく異なってくるようです。組織風土がご自身の考えとマッチするかは、会社単位で一括りに考えるのではなく、選考が進んでいる部門単位まで掘り下げて考えていくことが重要となります。

 

次に、働いている多くの社員は、伝統的な日本企業としてのメリット、デメリットを感じているようです。言い換えると、勤続年数に比例して堅実にキャリアを積んでいける一方で、入社後に高い成果を上げたとしても早期には昇進しづらいかもしれません。一方で、2021年4月に森田隆之氏のCEO就任以降、成果主義の評価制度への移行等の改革にも取り組んでいます。一例として、2022年には課長職以上の管理職を対象に成果主義を強めた新しい人事評価制度を導入し、メリハリのある考課や報酬で仕事への意欲を高める取り組みをスタートしています。改革の効果が出るまである程度時間がかかる一方で、年齢等に関係なく社員の努力が正当に評価され、納得感ややりがいを感じやすい環境に近づきつつあると考えられます。

 

経営トップからの改革だけでなく、組織の人員構成の変化からも会社風土へ変化が出てくるかもしれません。日本電気(NEC)は今まで新卒採用が中心でしたが、現在キャリア採用にも注力しています。2017年はキャリア採用が100名以下だったのに対し、2021年は619名と、採用数を大幅に増やしています。異なるバックグラウンドの「ジョブ型」雇用の中途社員の受け入れが増加することで、多様性を受け入れる会社風土も変わっていくでしょう。

 

入社後のギャップ

“2023年時点、様々な企業からの引き合い拡大。ただ引く手あまたという状態ではない。案件は選べないが、多種多様な経験ができる環境はある。「これがやりたい」と、特定領域や仕事を選びたいというスタンスの方は合わないと思います。”

(コンサルタント/在籍3~5年/中途入社/男性)

 

“社食や福利厚生が充実し、働き方が自由であったことは良い面であった。年収は緩やかにアップしているため不満はないが、キャリア入社後の昇格はあまりなく、カルチャー上、稀であること。”

(スタッフ、課長/在籍3~5年/中途入社/男性)

 

“良くも悪くもまだまだ年功序列の雰囲気を感じますし、無駄な業務が多いと感じます。”

(SE/在籍3~5年/中途入社/男性)

 

入社前の印象としては、昨今のDXブームに乗っている将来有望かつ安定した大企業であり、市場価値の高いIT分野で専門性を磨けるという印象が多いようです。入社後でもそのギャップは少なく、急速に拡大するIT分野で有用な経験を積んでいけると感じている方が多いようです。一方で、案件が多く増加しているからといって、個人の希望に合わせた案件のアサインは必ずしも実現するわけではないようです。案件を選り好みせず、成長領域で幅広く専門性を伸ばしていくという考え方がフィットしやすいかもしません。

 

多くの方が年功序列の企業風土、大企業特有の調整業務の多さを想定し入社されていますが、入社後の印象ではイメージ通りであったという声から、想定以上だったという幅広い意見がありました。上記の点においては、ある程度覚悟したうえで入社することをおすすめします。一方で、福利厚生や働き方等への会社制度への評価は高く、ワークライフバランス等の他観点を踏まえ総合的に判断いただくことが鍵になるかもしれません。

 

働きがい

“大規模な案件、プロジェクトが多く、そういった意味でのやりがいは大きいと思う。言われたミッションをこなすだけでなく、頭脳を駆使して良い結果を出す楽しさはある。目立った成果は正当に評価もされる。 (成果が給与には、あまりダイレクトには反映されない。ただし最近は成果型報酬への変化も、徐々におきているとも感じる)”

(SE/在籍15~20年/新卒入社/男性)

 

“黙々と技術だけを追い求める職人気質の方はあまりおすすめできない。まとめ役を担ってこなかった技術職人もいるにはいるが極一部であり、大抵は上司からまとめ役としての業務を振られてしまうし、NEC内で昇進するにはまとめ役の経験が必要である”

(設計開発/在籍3年未満/新卒入社/男性)

 

日本電気(NEC)での働きがいについては、プライムベンダーという業界内のポジションで経験できる希少性の高い仕事から生まれている部分が多いという印象を持ちました。他の企業では経験できない大規模案件をプライムベンダーとして旗を振っていく機会があることが日本電気(NEC)での魅力です。グループ会社等をとりまとめプロジェクトを推進していく等の裁量権の大きい仕事のため、案件の難易度も高く、全体俯瞰・思考力を発揮する機会も多いよう。

一方で、業界内の立ち位置上とりまとめ役を任される機会が多く、多くの調整業務が発生するため、技術にとことん向き合いたい方の場合、働きがいを感じづらい環境かもしれません。もちろん最先端の研究開発に取り組むR&D部門も設置されているため、全てのポジションが該当するわけではないですが、選考中のポジションがマネジメント中心の役割を持つのか、ハンズオン中心の業務を担当するのかを選考を通じてすり合わせしていくことが重要となりそうです。

 

このように日本電気(NEC)での働きがいは、関わっていく案件、その中での役割を紐解いていくことで、高い解像度で見えてくるかもしれません。

 

成長機会

“相対するお客様がトップ企業ばかりなので、仕事のレベルも自然と引き上げられる。厳しいこともあるが、その分やりがいにつながる。”

(マーケ、プロフェッショナル/在籍20年以上/新卒入社/女性)

 

“教育プログラムは非常に充実しており顧客からも高い評価を得る機会が多くなっていると感じる。大企業ならではの人材育成計画があり、その中で自分自身に合った研修プログラムを受講することができ、数十万円自費となるような研修プログラムでも社員なら無料で受講できるものがいくつも存在している。最近のAI、クラウド、セキュリティ系の研修プログラムは揃っている印象がある。”

(DXコンサルタント、マネージャー/在籍3-5年/中途入社/男性)

 

日本電気(NEC)は、日本を代表するようなエンタープライズの企業群や官公庁向けの案件が多いため、お客様からの期待も高いと考えられます。その分、難易度の高い相談を引き受けることが多いようですが、その期待に応えていくことで、スキル向上や高い成長に繋がっていくと考えられます。

 

また、社内の研修制度が充実しているという声も複数見受けられました。技術革新が急速に進むIT業界において、最先端の知識を常にキャッチアップすることが求められます。日本電気(NEC)では、豊富な研修プログラムを提供しています。業務やマーケットのニーズに合わせた研修を選択できるだけでなく、ご自身の興味に応じた研修を見つけることで、幅広く自己成長できる環境と言えるでしょう。一例として、AI、クラウド、セキュリティ等の分野は専門性が高く独学が難しい一方で、研修プログラムを活用することで、市場価値が高いDX人材を目指すことが可能かもしれません。

 

総じて日本電気(NEC)は、成長意欲のある社員に対して有益な職場環境を提供している企業といえます。「レベルの高い業務」×「豊富な研修制度」により、IT社会を牽引する人材を今後も輩出していくことでしょう。

 

女性の働きやすさ

“とても働きやすいと思います。理由としてはスーパーフレックス制度が導入されており、機密が保持される範囲においては勤務時間、勤務場所にほとんど制約がないからです(とはいえ、深夜、早朝の勤務は原則禁止です。)”

(管理部門/在籍5~10年/中途入社/女性)

 

“育休産休、その後の復帰に対しての制度がほぼ完璧に整っている。 同じ部署の先輩も産後8ヶ月で復帰し時短勤務をおこなっている。業務内容も負荷がかからないかつ、休み前の知識を活かせる業務内容でかなり配慮が行き届いているように感じる。 男女関係なく働きやすい職場で、女性管理職の方も多い。”

(営業/在籍3年未満/新卒入社/女性)

 

”管理職クラスの女性は、マネージャークラスは増えてきたが、それ以上ではほとんどいない。長く働きたい、ワークライフバランスでプライベートを重視したい女性にとっては働き続けやすい会社と思われる。キャリア志向かつ子供を持ちたい女性にとっては、やりがいを持つのは難しいと感じる。”

(営業推進/在籍5-10年/新卒入社/女性)

 

日本電気(NEC)における女性の働きやすさについては、ポジティブな声が多い印象でした。その要因として、スーパーフレックス(コアタイム無)制度の存在がありそうです。ライフステージの変化がある中でも、業務時間の調整がしやすいように整備されているため、多くの社員が家庭と仕事を両立し、長期就業されていると考えられます。

 

また、育休産休後の職場復帰に関する記載も口コミでは多く、職場復帰しやすい雰囲気と言えるかと思います。女性管理職の人数も多く、キャリア志向の女性社員としては今後のキャリアプランに応じて理想的なロールモデルを見つけやすい環境かもしれません。

 

一方で、マネージャーより上のクラスの管理職の人数は少ないという声もあり、その先のキャリアを望む社員にとっては厳しさがあるのかもしれません。その点は伸びしろであり、日本電気(NEC)が推進する「インクルージョン&ダイバーシティ(I&D)」の取り組みの中で今後改善が見込まれる部分になります。

 

総じて日本電気(NEC)は、日本企業の中ではかなり女性活躍が進んでいる会社であり、長期就業を見通しやすい環境と言えるでしょう。

 

ワークライフバランス

“テレワークが発達しており、育児等とのバランスが非常にとりやすくなっている。ワークライフバランスについて社員の理解もとても高く上司と相談すれば快適にバランスを取っていけるとおもう。 休暇も取りやすく、しっかり計画的に取ろうとすれば全消化も現実的なラインである。”

(SE/在籍15-20年/新卒入社/男性)

“全社的に有給休暇の申請を推奨しており、管理職のKPIにも部下の有休消化率がある。一方で課長クラスは土日構わずパソコンを開いて仕事をしているが、経営層からは黙殺されている様子。 管理職になりたい一般社員は減少傾向であり、管理職の待遇改善が急務であると考える。”

(営業/在籍3-5年/新卒入社/男性)

 

“パブリックのSEに労働時間という面では期待はしていなかったが、残業は思ったよりマシであった。常時40程度。ハマると80程度。 提案前やトラブル時に作業が増えるのは当然という考えであれば受け入れられるレベルである。 休みは自分で調整して取る感じであった。”

(SE、マネージャー/在籍3~5年/中途入社/男性)

 

テレワーク制度やスーパーフレックス制度のため、総じてワークライフバランスは取りやすいという声が多かったです。上司の評価項目に部下の有休消化率が設定される等、プロジェクトの繁忙期を除ければ、休暇は取りやすい雰囲気があるといえます。一方で、プロジェクトの繁忙期やトラブル対応の場合、残業が多くなるのは業界特性上致し方ない部分となります。

 

一般社員が休暇を取りやすい環境を整備している反面、その皺寄せが管理職にいっているという声もありました。その結果として、若手社員から管理職への人気が下がっているということもあるようです。その点では、管理職の待遇改善や業務負荷軽減については、今後の検討事項になるかもしれません。

 

日本電気(NEC)の強み

システム開発領域を一気通貫で支える総合力

“ITに関してはコンサル等の上流から運用保守等の下流まで、ITライフサイクル全般を通して自社(関係各社含む)で一気通貫でサービスを提供できる点は強みかと思います。”

(ITサービスマネジメント、マネージャー/在籍3年未満/中途入社/男性)

 

“ハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク・SI・保守・工事といったシステム構築に必要なサービスを自グループ内で一貫して提供できること。国に関わる大きなシステムや大企業の基幹システムなどをトータルで旗振り役として提供できる会社はNECなど数社に限られる。 あとは生体認証及びAI、ネットワーク関連の技術力。”

(営業推進/在籍3年未満/新卒入社/男性)

 

日本電気(NEC)の強みは、システム開発を起点としコンサル等の上流工程から運用保守まで下流工程まで一気通貫で対応できる総合力です。この総合力を武器に、新型コロナウイルス流行以降のDXブームでは、事業を大きく拡大してきました。日本を始めとした先進国では人口減少が今後加速することが想定されており、日本電気(NEC)が注力するマーケットは大きいポテンシャルを持っています。

 

それ以外にも、生体認証技術を始めとした先進的な技術を持っており、一部の領域では世界をリードする技術力を持っています。

 

このように日本電気(NEC)は、DX化が進む社会において重要な役割を果たし続けることが期待できます。

日本電気(NEC)の弱み

“承認者が多いなどスピード感のなさ。 大企業ならではの縦割り。”

(営業推進/在籍3年未満/新卒入社/男性)

 

“・古い企業のため、何をしているかよくわからない部署が多く存在し、コスト構造を圧迫しているように見受けられる。 ・社内プロセスが既存事業に特化して形作られてしまっており、新規事業が苦手。 ・事業部外との交流が少なく、人や技術が事業部内だけでガラパゴス化している。”

(SE/在籍3-5年/新卒入社/男性)

 

日本電気(NEC)の弱みとして、大企業特有のスピード感の無さや縦割り業務による非効率性という意見が多くありました。経営陣を中心に、改革に取り組んでいる一方で、組織が大きすぎるゆえに、体制を変えていくのにはまだまだ時間がかかるかもしれません。また、マーケットの変化に応じた新規事業の立ち上げ〜グロースに苦戦しているという声もありました。既存事業の売上規模が大きいため、なかなか新規事業が育ちづらい要因もありそうです。

日本電気(NEC)への転職で押さえておくべき会社情報

最後に、日本電気(NEC)への転職で押さえておくべき会社情報として、会社概要を紹介します。企業研究に役立ちますので、ご参考になれると幸いです。

会社概要

会社名 日本電気株式会社
代表者 取締役 代表執行役社長 兼 CEO 森田 隆之
創立 1899年(明治32年)7月17日
本社所在地 東京都港区芝五丁目7番1号
資本金 4,278億円 (2024年3月31日現在)
売上収益 単独 1兆8,380億円/連結 3兆4,773億円
従業員数 単独 22,210名/連結 105,246名
会社数 連結子会社 254社

Purpose(存在意義)

NECグループは、「NEC Way」において、安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現をPurposeとして掲げています。社会価値を創造する企業として、社会や顧客との「未来の共感」を創ることで、その実現を目指します。

日本電気(NEC)への転職をお考えの方へ

日本電気(NEC)への転職は難易度が非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得が難しいと言えます。

弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。

日本電気(NEC)への転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。

 

日本電気(NEC)へのご転職をお考えの方へ

sincereedの転職支援サービス

大手企業の転職支援に完全特化

専門のコンサルタントが両面型で厚く寄り添うサポート

企業との深いコネクションにより質の高い非公開情報を提供

キャリア相談会

無料転職登録

日本電気(NEC) 転職関連情報

無料相談を申し込む

関連記事

随時開催 まずはキャリア相談会から 簡単1分 無料転職相談を申し込む

リクルートへの転職 元リク面接官が明かす対策方法

リクルートへの転職 元リク面接官が明かす対策方法

中途採用のすべてを元社員がご紹介「リクルートに合格する人材、しない人材」とは?

転職FAQ

転職FAQ

皆様からよく頂く弊社Sincereedのこと、転職のことなどをまとめてみました。