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年齢からみるリクルートへの転職
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監修者
sincereed株式会社南雲 亮
株式会社リクルートキャリア(現リクルート)にてキャリアアドバイザー、マーケティング企画、事業企画/プロダクト/DX推進マネジャーを経験。
その後、新規事業開発に携わり、HRテクノロジーSaaS「リクナビHRTech」の新規事業開発/エージェントサービス企画部長を歴任。
中途採用の最終面接官としても数百名の候補者とも面接した経験を持つ。
年齢によってリクルートへの転職難易度は異なるのか、20代前半、20代後半、30代前半、30代後半以降と、年齢層によってどのような点を見られるのかご紹介していきます。
リクルートでは年齢のみでの判断は行っておりませんが、転職成功事例からみると20代前半から30代までの入社者が多くを占めています。
20代前半のリクルートへの転職
20代前半、第二新卒でのリクルートへの転職ですが、まだ社会人経験も浅いことから経験やスキルなどは重視されない傾向にあり、リクルートが求める人材像と合っているのか、成長志向はあるのか、前職経験が短い場合にはなぜ転職なのか、がポイントです。
経験がまだ浅い分、リクルートが面接で見ているポイントを重視した学生時代のエピソードを用意すること、そしてなぜ転職という選択なのか、といった点においてしっかりと志望動機を作ると良いでしょう。
第二新卒に限らず、前職経験が短い場合は、企業側としては折角入社してもすぐに辞めてしまうのではないか、という不安点があります。これをリカバリーできる転職理由にすることと、なぜリクルートなのかという理由に紐づけて話すことが必要です。
20代前半(第二新卒)の転職事例
お名前 | 年齢 | 性別 | 前職 | 学歴 | 転職先 |
K.Sさん | 24歳 | 男性 | SaaS系ベンチャー | 有名私立大学 | リクルート |
Sさん | 25歳 | 男性 | Webマーケティング会社 | 私立大学 | リクルート |
Yさん | 25歳 | 女性 | カード会社 | 有名私立大学 | リクルート |
K.Aさん | 24歳 | 男性 | メディア企業 | 私立大学 | リクルート |
Oさん | 25歳 | 男性 | 大手通信キャリア | 有名私立大学 | リクルート |
20代後半のリクルートへの転職
20代後半は転職市場ではボリュームゾーンであり、リクルートでも応募の多い年齢層になります。ライバルが多いとまでは言いませんが、同じ年齢の方が多い場合、どうしても面接官によって相対評価をしてしまう場合もあり、例えば志望動機や、リクルートに入ってから何がしたいのかといった意欲・熱意の部分や、これまでの経験で差が出てきてしまう年齢でもあるため、しっかりと面接に向けて想定回答を作りこむ必要があるでしょう。
選考ポイントとしては、どの年齢でも総じて変わりませんが、これまでの経験とリクルートの応募ポジションにおいて親和性があるのか、活かせる経験があるのか(業務経験、マネジメント経験、プロジェクト例や、実績を残した経験)、そしてそれらが再現性のある経験なのか、等があります。また、リクルートに入ってからの成長意欲も見られるため、入社後何がしたいのかを明確にし、これまでの自身の経験(過去・現在・未来)を繋げて考えておくといいでしょう。
20代後半の転職事例
お名前 | 年齢 | 性別 | 前職 | 学歴 | 転職先 |
Kさん | 29歳 | 女性 | 大手通信企業 | 有名私立大学 | リクルート |
Gさん | 27歳 | 男性 | ゲームアプリ企業 ディレクター | 有名私立大学 | リクルート |
Oさん | 27歳 | 男性 | 大手ネット系企業 | 有名私立大学 | リクルート |
Aさん | 26歳 | 女性 | 広告代理店 | 私立大学 | リクルート |
Kさん | 28歳 | 男性 | 大手素材メーカー | 私立大学 | リクルート |
30代前半のリクルートへの転職
30代前半は一般的な企業の中途採用において即戦力を求めており、リクルートでも同様です。ほとんどの方が同職種での転職となり大きなキャリアチェンジは難しくなります。これまでと違う職種にチャレンジする場合には応募ポジションでの仕事内容と、これまでの仕事内容の親和性がポイントになります。例えば営業から企画職へのキャリアチェンジの場合、営業において何らかの企画・立案を経験し、数値分析をもとにPDCAを回しながら、実績や成果に結びつけた、等です。異職種転職の場合には、転職難易度は上がる傾向にあります。
リクルートの場合、30代前半であっても今後の成長意欲は選考のポイントです。入社後は年下が上司・先輩である可能性があるため、指摘やアドバイスを素直に受け止め、自身の成長、所属組織やチームの成長に繋げていくことができるか、といった点も大事になっています。また、これまでの実績・成果に至る行動の再現性があるかも観点となっています。こうしたエピソードを自身の転職理由やこれまでの経歴の中に含めて話すとベターかと思います。
例外として、コンサルティングファーム出身者の方は、リクルートにおいては企画職として歓迎されており、これまでの経営コンサルティングやITコンサルティングなどでのプロジェクトリードや問題解決の実績は大いに評価される傾向にあります。ただし歓迎要件とはいえ、面接でリクルートが求めている人材像をうまくアピール出来なければ不採用になるケースもありますのでしっかりとした選考対策は必要です。
30代前半の転職事例
お名前 | 年齢 | 性別 | 前職 | 学歴 | 転職先 |
S.Tさん | 33歳 | 男性 | 大手SIer | 有名私立大学 | リクルート |
Oさん | 31歳 | 男性 | 大手通信企業 経営企画 | 地方国立大学 | リクルート |
Nさん | 31歳 | 女性 | 大手証券 営業企画 | 有名私立大学 | リクルート |
Jさん | 31歳 | 女性 | コンサルティングファーム | 海外大学 | リクルート |
Sさん | 31歳 | 女性 | 総合設備メーカー | 地方国立大学 | リクルート |
30代後半以降のリクルートへの転職
30代後半以降の転職は、リクルートだけでなく一般的にどの企業においても難しくなります。ただこの”難しい”というのは、これまでとは違うキャリアを歩むとき、新しい領域にチャレンジしたいという場合です。
最もよくあるリクルートへの転職事例は、自身の経験・強みを活かした同職種での転職になります。またこれまでの社会人経験から一貫性のあるキャリアや、今後リクルートでやりたいことが明確になっていること、が望まれます。そのため異業種(例:メーカー→リクルート)での転職は十分可能性がありますが、全く異なる職種(例:営業→人事)については厳しくなるのが現状です。
面接では、これまでの成果や、これまでやってきたことがリクルートの応募ポジションにおいて即戦力として活かせるのか、という点が第一に見られるため、応募書類はもちろん、面接においてもしっかりとアピールする必要があるでしょう。
30代後半の転職事例
お名前 | 年齢 | 性別 | 前職 | 学歴 | 転職先 |
Mさん | 35歳 | 男性 | 大手通信企業 事業開発 | 有名私立大学 | リクルート |
Hさん | 37歳 | 男性 | 大手IT企業 PM | 地方国立大学 | リクルート |
Nさん | 38歳 | 男性 | 大手化学メーカー 情報システムPM | 国立大学 | リクルート |
リクルートへの転職は難しいのか?
リクルートは日本を代表するインターネットサービス企業であり、転職先を選ぶ上で非常に魅力的な企業の一つでもあります。ただしその転職難易度は一般的な企業と比べると高いと言って良いでしょう。
その理由はリクルートが求める人材像にあります。比較的書類選考は通過しやすいですが、面接通過率においては書類選考と比べると非常に低い傾向にあります。
面接では、論理的思考能力や、成長意欲、素直で周りからの意見やアドバイスを聞くことが出来るのか、当事者意識を持っているのか、これまでの成果の再現性など、様々なポイントを、志望理由、転職理由、これまでの経歴などについて質問を深掘りながら見極められます。
リクルートへの転職で注意すべき点
リクルートへの転職を考える際に注意すべき点です。
1.まずはリクルートについて知ること
リクルートのビジネスモデルやカルチャーについて理解を深めましょう。 リクルートは幅広い事業を展開しており、人材ビジネスだけでなく、教育や不動産、飲食など多岐にわたっています。転職前にリクルートのビジネスモデルや事業内容、社風などについて調べ、自分に合っているかどうかを判断することが重要です。
2.応募ポジションを確認する
リクルートの求人情報を見て応募したいポジションに記載されているスキルや経験がマッチしているのか確認しましょう。もし足りないスキルがある場合は、どのようにこれまでの経験と紐づけるのか、自己分析・確認してみましょう。エージェントに相談し、自身にマッチしたポジションを紹介してもらうことも一つの方法かと思います。
3.書類・面接対策
リクルートの書類選考は比較的通過率が高いですが、多くの方は面接にて不採用となることが多いです。厳しい面接を突破するためには、リクルートが求めている人材像をまず知ることが重要です。そのポイントから自身のこれまでの経歴や、転職理由、リクルートを選んだ理由などと重ねながら面接での受け答えをすることが大切です。
4.企業や従業員との相性
リクルートの面接では応募ポジションの上長が面接官となることが多いです。リクルートの社風も調べ、スキルや経験がマッチしていたとしても、やはりリアルで体感することが一番です。仕事をする上でやはり会社・従業員との相性も重要ですので、自身が当初思っていたこととギャップはないか、自分のやりたいことは出来るかなど、面接で自分からも質問しながらミスマッチがないか確認するといいでしょう。
リクルートへの転職においては、自分自身のキャリアプランや将来のビジョンをしっかりと考えておくことも大切です。自分がどのようなキャリアを目指しているかを明確にしておくことで、転職活動もよりスムーズに進められることが出来るかと思います。
リクルートへのご転職をお考えの方へ
リクルートへの転職は難易度が非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。これはどの職種でも同じであり、企画職でもエンジニア職でも難易度は変わりません。面接ではリクルートが求める人材像や企業風土を理解し、ポイントとなる点を押さえていかなければいけません。
sincereedはリクルート出身者、最終面接官をはじめ、DX領域における転職支援経験や業務経験を有するエージェントです。リクルート出身だからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。
リクルートでのキャリア、リクルートへの転職にご興味のある方はまずは一度ご相談いただければ幸いです。
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