リクルートが求める人材像とは【これだけは押さえておきたい採用ポイント】
2023/02/01

リクルートが求める人材像とは【これだけは押さえておきたい採用ポイント】

監修者

sincereed株式会社南雲 亮

株式会社リクルートキャリア(現リクルート)にてキャリアアドバイザー、マーケティング企画、事業企画/プロダクト/DX推進マネジャーを経験。
その後、新規事業開発に携わり、HRテクノロジーSaaS「リクナビHRTech」の新規事業開発/エージェントサービス企画部長を歴任。
中途採用の最終面接官としても数百名の候補者とも面接した経験を持つ。

リクルートが求める人材像は以下5つのポイントがあります。

 

・一貫したキャリアに関する価値観を語れること

・構造的・論理的思考能力

・素直さ

・当事者意識

・行動力

 

これらを面接において、転職理由やこれまでの経験、これからやりたいこと、などから「なぜ?なぜ?」と深堀しながら質問され、リクルートに合う人材なのかを見極められます。

上記の5つのポイントを踏まえながら、これまでのやってきたこと→転職理由→リクルートでやりたいこと、を一貫したキャリアとして話せることが大切です。

 

またリクルートの理念やカルチャーの理解を深めることも重要でしょう。求める人材像=スキルや経験ではなく、スキル・経験があった上で企業カルチャーに合っているかがポイントです。

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リクルートが求める人材像

一貫したキャリアに関する価値観を語れること

リクルートのカルチャーで最も特徴的なのは、「ボトムアップ型」の組織であるということです。会社のいいなりではなく、個人として仕事で何を実現したいと考えているのか?そのためになぜリクルートである必要があるのか、ということを問うています。

またリクルートの人事評価制度は、Will・Can・Mustというフレームワークで運用されています。Will=仕事を通じて実現したいこと、ありたい姿、Can=持ち味・スキル・経験・武器・強み、Must=現部署でのミッションという考え方です。面接官は面接でもこのフレームワークに則ってあなたのキャリア観・転職軸を深堀りします。そのため、面接に向けては自身のキャリアに関する価値観・転職軸を整理しましょう。

構造的・論理的思考能力

これは一番重要なポイントになります。構造的思考・論理的思考能力は面接を通して常に見られており、転職理由から志望動機、これまでの実績・エピソード、さらには逆質問など、背景や課題を筋道立てて整理され、一貫した内容になっているのか確認しています。もちろん話も長くならず簡潔に納得性があり、わかりやすい内容でなくてはいけません。

 

対策としては事前にしっかりとこれまでの経歴も含め棚卸ししておく必要があるでしょう。なぜ転職するのか、なぜリクルートなのか、リクルートで活躍するために自身のどんな経験が役立つのか、さらにどんな実績・エピソードがあれば、これらの内容に納得感を持たせることができるのか、事前に自ら「なぜ?なぜ?」と深堀しながら考えて用意していくといいでしょう。

論理的思考能力は、もともとはコンサルタントのフレームワークとして知れ渡っていますが、構造化しながら順序立てて筋の通った内容にしていくことが求められています。

素直さ

人物面の定性的な印象となりますが、素直に指摘や状況を受け止められる人材か、謙虚さを持ち合わせているかを確認しています。

中途採用の場合、入社後に年下の上司、年上の部下がいることも多いです。リクルートに限らず、こうした環境下の中でこれまでの経歴・実績のプライドからうまく意見を取り入れられないと、どの企業でも活躍していくことは難しいでしょう。指摘やアドバイスを真摯に受け止め、自身の成長、所属組織やチームの成長に繋げていくことを意識できる人をリクルートでは求めています。

 

対策としては、面接の回答内容で「環境や他社批判、現職批判となるような発言」は、当事者意識の観点でお見送りとなってしまう可能性がありますので避けた方がいいでしょう。ネガティブな転職理由は、できるだけポジティブな言い回しに変換することを心掛けましょう。またこれまでの業務内容から「素直さ」をアピールできるエピソードがあると良いかもしれません。

当事者意識

当事者意識はリクルートのカルチャーにフィットした人物かを確認するポイントです。自らがビジネスを作っていくという気概と責任感、組織の中でどんな役割であっても一つの歯車ではなく、自分はどうしたいのか、何を実現したいのかという部分が重要になってきます。

面接では、「一段上の視座で物事を見ているか(経営陣やマネジメント、事業、社会の視点)、事業において関わることを多面的に自分ごとと捉え、能動的に活動・発信しているか」という観点で見られています。

対策としては、これまでのご経験・実績エピソードの中で、「当事者意識を発揮して物事に取り組んできた」という点をを盛り込みながら話を進めるといいでしょう。

行動力

当事者意識と関係してきますが、自身が考えたことを机上の空論で終わらせず、その仮説を確かめるための行動ができるかどうかがポイントです。面接では、これまでの経験の中で愚直に行動した経験や、現場を見に行き泥臭く実績を求められる人材かを確認しています。

対策としては、自ら情報を取りにいったエピソードや、現場の方々に納得・信頼を得るために自ら巻き込んで業務を進めていった、などの主体的に行動を具体的に伝えるといいでしょう。

 

さらに詳しいリクルートの面接対策はこちらをご覧ください。

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リクルート人事からのメッセージ

※リクルート社Webサイト引用

私達が最も大切にしたいのは、新しい価値を創造していくこと。そのためには、カスタマーやクライアントはもちろん、その先にある社会のあらゆる変化に柔軟に対応し、進化し続けることが重要だと考えます。しかし、中には変わらないものもあります。それは”価値の源泉は人”という考え方であり、一人ひとりの意志へ投資するという企業カルチャーです。このようにメンバー一人ひとりが最大限力を発揮できるよう組織は変化させ続けるのです。このようなリクルートに根付いた思想を更に昇華していくためにも、我々は目指す姿を固定したものに定義したくないと考えています。なぜなら、組織の理想を具体的に定めることは、すなわち、成長の限界を自らで決めてしまうことでもあるから。陳腐化された考えや近視眼的な目的に縛られずに常に進化し続け、オリジナルでユニークな組織であり続けること。それが私達の目指す理想的な組織です。

 

ITや社会情勢が激しく変わる近年において、意思決定のスピードや柔軟な変化は重要なポイントです。リクルートでは2012年に各プロダクトサービスごとや機能を分社化し実現させました。しかし一方でリクルートらしさでもある「社内コミュニケーション」が徐々に失われ始め、グループ各社間での意思疎通やアセットの共有においては、見えない壁ができ始めました。そこで、改めてリクルートオールで世界中があっと驚く未来のあたりまえを創るべく、改めて結集することを選択。現在では株式会社リクルート(本社機能はリクルートホールディングス)として活動しています。

 

リクルートオールというスケールメリットを活かすためにも、今後は組織として、能力がいかんなく発揮できる機会・環境の提供をこれまで以上に拡大していきたいと考えています。そのためには様々な組織の壁を取っ払い、リクルート全体に溢れる機会を通じて、社内だけではなく社外とコラボレーションすることも今後は重要です。社内外問わず多様な人材やナレッジが出会い、協働することで、新たな価値が共創される。公園のように、誰にでも開かれた会社を目指す。価値の創造や自身の成長を個々人に完全に委ねるのではなく、そのための機会や環境を提供していくという会社の決意の表れでもあります。

 

このような新たな思想の実現に向けて、人事制度を含めた会社の仕組み自体も変容していきます。例えば、価値創造の限界をチームの集合知で越えていくという考えのもと、個人としての成長に加えて、新たにチームへの貢献尺度という概念を組み込みます。また、共創を促し自己変容する機会を提供するべく、原則、リモートワークを全社導入するなど、フレキシブルな働き方が可能な環境を実現します。部署や会社の枠組みを越えて、新規事業が提案可能な『Ring』制度も従来からありますし、共創を促す環境整備を加速します。自律的な個の成長にコミットし、チームを巻き込みながら個の限界を越えて、新しい価値を創造し続けたい。そんな人にとって、理想的な組織へと進化していくはずです。

 

リクルートの価値観(バリューズ)

リクルートでは創業以来、“価値の源泉は人”という考えが浸透しており、一人ひとりの持っている力をいかんなく発揮してもらうため、その時代に合った様々な制度や働き方を定めてきていますが、根本となる理念からもそのことが分かるかと思います。

 

Wow the World – 新しい価値の創造 世界中があっと驚く未来のあたりまえを創りたい。 遊び心を忘れずに、常識を疑うことから始めればいい。良質な失敗から学び、徹底的にこだわり、変わり続けることを楽しもう。

Bet on Passion – 個の尊重 すべては好奇心から始まる。一人ひとりの好奇心が、抑えられない情熱を生み、その違いが価値を創る。すべての偉業は、個人の突拍子もないアイディアと、データや事実が結び付いたときに始まるのだ。私たちは、情熱に投資する。

Prioritize Social Value – 社会への貢献 私たちは、すべての企業活動を通じて、持続可能で豊かな社会に貢献する。一人ひとりが当事者として、社会の不に向き合い、より良い未来に向けて行動しよう。

 

リクルートには「Keep you weird=変人であれ」という考えがあります。世の中を変える新たな発想は突拍子もない誰かの好奇心から生まれる。だからリクルートは一人ひとりの好奇心を肯定します。その好奇心が情熱≒Willへと昇華し、機会との出会いを繰り返すことで、個人では実現できないような大きな価値を生み出せると考えています。その為、リクルートはWillに対して様々な機会を惜しみなく提供しています。

新たな価値を生み出す新規事業提案制度「Ring」

リクルートの価値観、企業カルチャーを表す制度かと思います。いまでこそ、社内公募から新規ビジネス創出をするということは多くの企業で実施していますが、リクルートでは自らの想いをもとにビジネスプランを描き、提案・実現できる機会として、新規事業提案制度「Ring」を1982年にスタート。

結婚情報プラットフォームの「ゼクシィ」や、オンライン学習サービスの「スタディサプリ」などはこの制度から生まれたプロダクトになります。

テーマは既存事業領域に限らず、また、自分の所属領域以外での提案も可能となっており、リクルートの経営理念である「新しい価値の創造」を体現する場であり、多くの従業員が意欲的に取り組んでいます。

2020年度には800件を超える新規事業が起案されました。審査を経て最終プレゼンを通過した案件は事業化を検討する権利を得て、提案者自らが責任者となり事業開発を行います。

 

リクルートへのご転職をお考えの方へ

リクルートへの転職は難易度は非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。これはどの職種でも同じであり、企画職でもエンジニア職でも難易度は変わりません。面接ではリクルートが求める人材像や企業風土を理解し、ポイントとなる点を押さえていかなければいけません。

sincereedはリクルート出身者、最終面接官をはじめ、DX領域における転職支援経験や業務経験を有するエージェントです。リクルート出身だからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。

リクルートでのキャリア、リクルートへの転職にご興味のある方はまずは一度ご相談いただければ幸いです。

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