テクノプロITの年収・給与制度完全ガイド
IT業界への転職において、避けては通れないのが「年収」という現実的な問題です。
特に国内最大級の技術系人材サービス企業であるテクノプロ・グループにおいて、IT・ソフトウェア開発を中核とする「テクノプロIT」の報酬水準は、数多くのエンジニアが注目する指標となっています。
常用型派遣(正社員派遣)という特有のビジネスモデルを持つ同社において、「給与は本当に上がるのか?」「残業代や手当はしっかり出るのか?」という懸念を抱く方も多いでしょう。
そこで本記事では、最新求人データや現役社員の口コミを徹底分析し、テクノプロITの年収の真実をどこよりも詳しく解剖します。
※本記事は2026年1月に掲載されました。
※記事中の情報は掲載時点でのWeb情報の公開情報を元に弊社が編集・掲載したものであり、企業の公式見解ではありません。
※組織の詳細や制度等は大きく変更になる可能性があります。ご転職を検討の際は、公式HP等で最新の情報をご確認ください。
テクノプロITの年収実態を徹底解剖!
テクノプロITの年収を語る上で、まず押さえるべきは「平均値のカラクリ」です。
大手企業ならではの幅広い採用層が、統計データにどう反映されているのかを詳しく見ていきましょう。
テクノプロITの平均年収と「高年収エンジニア」への境界線
テクノプロITの全体的な平均年収は、約390万円 〜 412万円程度(*1)(*2)とされています。
この数字だけを見ると、日本のITエンジニアの平均(約450万〜550万円)より低く感じるかもしれません。
しかし、ここには大きな背景があります。
テクノプロITは全国に拠点を持ち、年間で数千名規模の採用を行っており、その中には「未経験からIT業界に飛び込んだ20代前半の若手」や、地方の保守運用案件に従事する層が非常に多く含まれています。
一方で、最新のdoda求人データ(*3)によれば、上流工程や特定の技術に特化したエンジニアには年収1,200万円を上限とするオファーも出ています。
つまり、「平均」はあくまで未経験層を含めた数字であり、スキルのある中途採用者にとっては、提示額はこれよりも遥かに高くなるのが実態です。
職種別の期待年収のリアル
「どの技術領域を選ぶか」は、年収に直結する死活問題です。
テクノプロITにおける職種別の年収レンジを、2026年の市場価値に基づいて図解します。
| 職種 | 期待年収レンジ | 2026年の高年収化ポイント |
| 開発エンジニア | 470万円 〜 750万円 | Java, Pythonに加え、RustやGoの経験者が争奪戦に。 |
| システムエンジニア(SE) | 500万円 〜 850万円 | PMO経験や上流工程の遂行能力。PMは800万超えも。 |
| インフラエンジニア | 450万円 〜 720万円 | AWS/Azure/GCPのマルチクラウド環境での設計・構築力。 |
| データサイエンティスト | 550万円 〜 900万円 | AI/機械学習の実装経験。2026年、最も単価が高い職種。 |
| 若手・未経験枠 | 300万円 〜 380万円 | まずは「現場経験」を積み、上位ランクを目指す準備期間。 |
インフラエンジニアであれば、従来のサーバー管理からクラウドアーキテクトへシフトできるか、開発であればDX(デジタルトランスフォーメーション)推進案件に関われるかが、年収700万円の壁を超える鍵となります。
【実例紹介】在籍5年、10年でどう変わる?キャリア別年収サンプル
実際にテクノプロITでキャリアを積んでいるエンジニアの報酬実例を、より詳細な背景とともに紹介します。
- 事例1:20代・未経験入社(入社3年目・地方拠点)
- 年収:380万円
- 前職はサービス業。社内研修を経て、現在は官公庁向けシステムの保守運用を担当。基本給は控えめだが、資格手当と残業代(月15時間程度)で手取りを確保している。
- 事例2:32歳・中堅ITエンジニア(中途入社5年目・都心勤務)
- 年収:593万円
- Webアプリ開発のテックリード。Javaの設計から実装までを一貫して担当。顧客評価が高く、「技術ランク」が2段階昇格したことで、基本給が大幅にアップした。
- 事例3:41歳・シニアSE/PM(中途入社2年目・エキスパート採用)
- 年収:820万円
- 大手製造業の基幹システム刷新プロジェクトでPMを担当。入社時に前職の年収を考慮した「特別グレード」でオファー。残業時間は月30時間程度だが、管理職手当と高い賞与により高年収を実現。
(*1)参照元: OpenWork | 株式会社テクノプロ(2026年1月時点)
(*2)参照元: エンゲージ | 株式会社テクノプロ (2026年1月時点)
(*3)参照元: doda | 株式会社テクノプロの求人情報(2026年1月時点)
徹底解説!テクノプロITの給与制度
テクノプロITの給与制度は、一言で言えば「極めてロジカル」です。
頑張りが数値として評価される仕組みが整っています。
1分単位で支給される残業代と、賞与に直結する技術ランク
同社の給与構成において、特筆すべきは以下の3点です。
- 基本給(職能グレード制): 自身のITスキルを「グレード(等級)」として格付けし、それに基づき基本給が決まります。
- 残業代(完全支給): 1分単位での全額支給です。いわゆる「サービス残業」や「みなし残業代による年収の嵩増し」がないため、労働時間に対する報酬の透明性が非常に高いのが特徴です。
- 賞与(年2回): 会社の業績だけでなく、個人の「評価ランク」が反映されます。2025年〜2026年にかけて、グループ全体の好調な業績を受け、賞与月数は安定して3〜4ヶ月分以上をキープしています(*4)。
年功序列を打破する「査定」のリアル
「派遣は昇給しない」というイメージを覆すべく、テクノプロITでは明確な査定制度を導入しています。
- 技術査定: 半年に一度、自身の保有スキルを更新。
- 顧客アンケート評価: 派遣先のリーダーやマネージャーからの評価が給与に影響します。「クライアントから『ぜひ次もあなたにお願いしたい』と言われること」が、単価上昇、ひいては自身の昇給への最短ルートです。
- 昇給率: 平均して数千円〜数万円/年の昇給がありますが、グレードが上がる際には一気に50万円〜100万円単位で年収が跳ね上がることもあります。
単価が給与を決める?派遣型エンジニアだからこそ可能な「攻めの昇給戦略」
常用型派遣の最大の強みは、「自分の市場価値(単価)を可視化できること」です。
テクノプロITの営業担当者は、エンジニアのスキルアップに合わせてより高い単価を払ってくれるクライアントを探します。
「今の現場はスキルに合わない」と感じたら、次の現場では「より難易度の高い案件=高い単価」に挑戦することで、会社が受け取る売上が増え、その一部が給与として還元されます。
これを「わらしべ長者的なキャリアアップ」と呼ぶ社員もいます。
(*4)参照元:テクノプロ・ホールディングス | 決算説明資料(2026年1月時点)
(*5)参照元:テクノプロ IT 採用サイト | キャリア形成・評価制度(2026年1月時点)
本音の口コミ・評判
良い面ばかりではなく、実際に働いた人間だけが知る「負の側面」も隠さずお伝えします。
給与に対する「満足派」と「不満派」の決定的な違い
口コミサイトにおける評価は、見事に二分されています。
- 満足派(年収UP成功者): 「前職のSESより福利厚生が100倍いい」「残業代が完全に出るので、月給が5万円増えた」「資格を取るだけで給料が上がるのが分かりやすくて良い」。
- 不満派(現状維持層): 「基本給がなかなか上がらない」「地方の案件だと単価が低く、どれだけ頑張っても昇給が渋い」「待機期間(プロジェクト間の休み)が発生すると不安になる」。
この差は、「主体的に案件を選び、スキルを磨いているか」に集約されます。
会社を「ただの給与の支払元」と見るか、「将来へのパスポート」と見るかで、5年後の年収には200万円以上の差がつきます。
ワークライフバランスの罠?残業と年収の意外な関係性
テクノプロITは「残業抑制」に非常に厳しい会社です。
- 月45時間以上の残業: 原則禁止であり、超えそうな場合は営業がクライアントに調整を入れます。
- 年収への影響: 「残業代で稼ぎたい」という人にとっては、45時間の壁があるため爆発的な年収増は狙いにくいですが、一方で「定時で帰り、空いた時間で副業や資格勉強をする」という賢い立ち回りができる環境でもあります。
入社後に「こんなはずじゃなかった」と嘆かないためのチェックリスト
中途入社者のリアルな体験談から、ギャップを避けるポイントを整理しました。
- 配属先ガチャ: 大手メーカーの最先端開発に行けるか、保守運用で止まるかは運とスキル次第。
- 待機給: プロジェクトが決まらない間も基本給は100%保証されますが、ボーナス査定には響くケースがあります。
- 居住地: 転勤の有無は契約によりますが、全国規模の会社ゆえに「どこでも働ける強み」と「一箇所に留まれないリスク」が隣り合わせです。
(*6) 参照元: OpenWork | 株式会社テクノプロ(2026年1月時点)
徹底比較!IT業界の荒波で「テクノプロIT」を選ぶのは正解か?
大手SIer vs テクノプロIT|年収1000万を狙うならどっち?
年収や待遇を考える際、単一の企業だけを見るのではなく、業界全体の構造の中で「自分にとってどこが最もリターンが大きいか」を俯瞰することが重要です。
SIer、フリーランス、そして他のSES企業とテクノプロITを、エンジニアのキャリア形成という視点で比較します。
「大手SIer」との年収・キャリアの壁|現場の叩き上げが「元請け」を超える瞬間
NTTデータや富士通といった大手SIer本体は、確かに平均年収が800万〜1,000万円を超え、非常に魅力的です。
しかし、そこでの仕事は「Excelでの管理業務(PMO)」や「ベンダーコントロール」が主となり、技術そのものに触れる機会が減ってしまうというジレンマがあります。
テクノプロの強みは、「大手SIerと同じ最先端の現場で、手を動かすエンジニアとしてキャリアを積める」点にあります。
ベースの給与体系ではSIerに一歩譲るものの、残業代が1分単位で完全に支給され、かつ現場の第一線で磨いた技術スキルは、将来的な市場価値(転職力)においてSIerの管理職以上の「武器」になることが多々あります。
「フリーランス」の自由度 vs 「テクノプロIT」の安定性
2026年現在、IT市場の二極化が進んでいます。
高いスキルを持つフリーランスは高単価を得る一方、案件の早期終了や社会保障の弱さに不安を感じる層も増えています。
ここでテクノプロITが提示する価値は、「フリーランスに近い現場の多様性」と「正社員としての鉄壁の保護」のいいとこ取りです。
- 福利厚生の差: フリーランスでは自己負担となる社会保険、厚生年金、そして退職金制度(*7)が完備されています。
- キャリアの継続性: 万が一プロジェクトが終了しても、自社待機期間中の給与が100%保証される安心感は、一度フリーランスを経験したエンジニアほどその価値を高く評価します。
「小規模SES」では決して到達できない、大手グループならではの「キャリアの安全性」
数多ある中小SES企業の中には「高還元」を謳う会社も増えていますが、教育体制や案件の質には大きなバラつきがあります。
テクノプロITが他の中小SESと一線を画すのは、大手クライアントとの強固な直取引チャネル」と「教育への圧倒的な投資額」です。
小規模企業では予算的に不可能な自社研修施設(テクノプロ・ラーニング)や、年間数百万円規模の資格取得支援は、エンジニアの将来年収を底上げするための「実弾」となります。
「今の会社は給料はそこそこだが、将来が不安」というエンジニアにとって、テクノプロへの転職は、最もリスクの低いキャリアアップ戦略と言えるでしょう。
(*7)参照元:福利厚生・サポート制度 | テクノプロ・IT社 キャリア採用サイト(2026年1月時点)
テクノプロITへの転職を目指す人へ:年収アップのポイント
テクノプロITへの転職を単なる「環境の変化」で終わらせるか、「年収を飛躍させるターニングポイント」にするかは、入社前の準備と交渉にかかっています。
同社の給与体系は非常にロジカルであるからこそ、「自分の価値をどう数値化して伝えるか」という戦略がダイレクトに報酬へ反映されます。
年収を左右するスキルの棚卸し術
テクノプロITにおいて、あなたの年収を決定づけるのは「技術ランク(社内グレード)」です。
そして、そのグレードを判定する最大の材料は、過去の職務経歴に隠された「市場価値」にあります。
- 「技術×成果」をセットで語る:単に「Javaができる」ではなく、「Spring Bootを用い、決済処理のパフォーマンスを20%改善した」など、具体的な技術とビジネスインパクトをセットで棚卸ししてください。
- 「上流工程」の経験を強調する:同社では設計や要件定義の単価が最も高くなります。若手でも「仕様調整への同席」や「設計書修正」など、上流への関与をアピールすることが、上位グレード採用の鍵となります。
- 「業界知識」の希少性を売る:車載OS、金融の勘定系、公共システムなどのドメイン知識は、高単価案件に直結します。特定業界の商慣習に明るいことは、技術力以上に年収アップの強力な武器になります。
後悔しないための年収交渉と条件提示の極意
中途採用の面接は、技術的なマッチングを確認する場であると同時に、「あなたの値段を決める最終商談」です。
日本人に多い「控えめな姿勢」は、この場では不利に働くことがあります。
- 「収益性」を根拠に希望額を伝える :「なんとなく+50万円」ではなく、「現案件での人月単価は〇〇万円であり、貴社でも同等の単価貢献が可能」と、収益面から根拠を示してください。
- 「残業ゼロ」を前提に基本給を交渉する :「1分単位の残業代」が魅力の同社ですが、配属先次第で残業がほぼない場合もあります。「提示額に想定残業代が含まれていないか」を確認し、残業なしでも生活を守れる基本給を死守するのが鉄則です。
- 「他社内定」を交渉のカードにする:他社の内定がある場合は、「貴社が第一志望だが、他社からは〇〇万円の提示がある」と誠実に伝えましょう。評価グレードの再考を促すことで、特例の「エキスパート待遇」が適用される道も開けます。
IT資格が評価・年収に与える強烈なインパクト
テクノプロITにおいて、資格取得は「技術の証明」であると同時に、最も確実な年収アップのトリガーです。
- 「客観的証明」が単価を押し上げる:営業担当が口頭で説明するより、AWS認定等の保有は「高単価」を引き出す強力な武器になります。クライアントから支払われる単価の上昇分が、資格手当や職能給として還元される仕組みです。
- 狙い目は「クラウド系」と「応用情報」: 需要が爆発しているAWS/Azure認定は、年収を数十万円単位で押し上げる鍵となります。また、応用情報技術者などの国家資格は「技術ランク」昇格の必須要件となるケースが多く、昇進スピードを劇的に早めます。
- 「月給ブースト」でボーナス1回分の差を作る:一時金だけでなく、合格後3年間月額3,000円〜30,000円が加算される手当が豊富です(*8)。高度情報処理資格なら年間で約36万円のプラスになり、実質「ボーナスが年3回」になるほどのインパクトを翌月から享受できます。
(*8)参照元:テクノプロ IT 採用サイト(2026年1月時点)
FAQ(よくある質問)
Q1:テクノプロITの平均年収は本当に低いのですか?
A:テクノプロITは、未経験者や地方拠点の社員も多いため平均値は400万円程度に見えますが、30代以上の中途採用者であれば年収500万円〜800万円台で活躍しているエンジニアが多数存在します。
Q2:テクノプロITで未経験から入社して、最短で年収500万円に届くのはいつですか?
A:テクノプロITでは、開発やインフラの構築案件に入り、1分単位の残業代と資格手当を組み合わせれば、入社3〜4年程度で500万円に到達するケースは珍しくありません。
Q3:テクノプロITで住宅手当や引越し費用は出ますか?
A:クノプロITでは、会社都合の転勤、配属先が遠方の場合は、寮制度や住宅補助、引越し費用の全額負担など、大手ならではの非常に手厚いサポートがあります。
Q4:テクノプロITは他のSES会社と比較して、テクノプロITの強みは何ですか?
A:クノプロITの強みは「コンプライアンス(残業代全額支給)」と「教育への投資額」です。小規模SESにあるような「給与の未払い」や「教育なしの現場放置」というリスクが極めて低いです。
まとめ|テクノプロITは「自分を高く売りたい」エンジニアの味方である
テクノプロITの年収水準は、「安定した正社員待遇」と「スキルに応じた変動給」が非常に上手く設計されています。
- ポイント1: 1分単位の残業代支給により、働いた努力が1円も無駄にならない。
- ポイント2: 膨大な教育リソースと資格手当により、自力で年収を上げる仕組みが整っている。
- ポイント3: 日本有数の大手企業プロジェクトに「正社員」として参画し、圧倒的なキャリアを築ける。
「爆発的な高年収」を数年で狙うなら外資系やフリーランスの方が早いかもしれませんが、「一生食べていける技術力を、大手企業の安定した基盤の上で磨き、着実に年収を右肩上がりにしていきたい」というエンジニアにとって、テクノプロITは極めて賢明な選択肢と言えるでしょう。
また、ハイクラス転職エージェントのsincereedでは、テクノプロITへの転職を目指す方への選考対策や入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。
ご興味のある方は、まずは一度ご相談ください。
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