東京海上日動の適性検査(Webテスト)とは?玉手箱の内容や選考での位置づけを解説
2025/05/11

東京海上日動の適性検査(Webテスト)とは?玉手箱の内容や選考での位置づけを解説

東京海上日動の選考フローでは、適性検査が実施されています。その中で使われているのが「玉手箱」と呼ばれるWebテストです。しかし、この適性検査だけで合否が決まるわけではありません。ここでは、東京海上日動における適性検査の位置づけや、そもそも「玉手箱」とは何かについて解説します。

 

※本記事は2025年5月に掲載されました。
※記事中の情報は掲載時点でのWeb情報の公開情報を元に弊社が編集・掲載したものであり、企業の公式見解ではありません。
※組織の詳細や制度等は大きく変更になる可能性があります。ご転職を検討の際は、公式HP等で最新の情報をご確認ください。

 

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東京海上日動の適性検査の位置付け

東京海上日動火災保険(通称東京海上日動)への転職において、その選考過程では、適性検査が実施されます。この適性検査は、応募者の論理的思考力や性格特性を測定するための重要なツールであり、企業の求める人物像にどれだけマッチしているかを評価する一助となります。適性検査を通じて、応募者がどのように問題を解決するか、どれだけ論理的に考えられるかを測定することができます。また、性格面では、職場でのコミュニケーションスタイルやチームワークをどう発揮するかを予測するための指標となります。

しかし、適性検査の結果はあくまで一つの材料に過ぎません。東京海上日動は、多角的な視点で応募者を評価します。選考フローにおいて、面接やエントリーシートは重要な役割を果たします。面接では、応募者の人柄や志望動機、過去の経験に基づいたスキルが評価されるため、適性検査の結果だけに依存することはありません。また、エントリーシートでは、応募者がどれだけ企業理解を深めているか、どれだけ自分の強みを活かして貢献できるかを示す機会が提供されます。

そのため、適性検査で高得点を取ることが重要ではありますが、それだけでは選考を突破することはできません。企業の価値観や文化に共感し、応募者自身の実力や経験をしっかりとアピールすることが、最終的な合否を左右する大きな要素となります。

 

東京海上日動で使われているのは「玉手箱」

東京海上日動では「玉手箱」と呼ばれる形式のWeb適性検査が使用されています。これは多くの大手企業でも採用されている有名なテスト形式です。

「玉手箱(たまてばこ)」は、東京海上日動をはじめとする多くの企業が採用選考で使用しているWeb適性検査の一種です。日本の企業で導入されている適性検査の中でも非常に知名度が高く、特に大手企業の選考でよく見られます。玉手箱の特徴は、その内容が幅広い分野をカバーしていることです。選考過程で求められるスキルや適性を測るため、受験者の思考力や能力を多角的に評価できる設計がされています。

玉手箱は、主に以下のような問題分野で構成されています。

1. 言語分野

言語分野では、文章を読んでその内容を理解し、論理的に処理する能力を測ります。文章の読解力や推論力を問われる問題が多く、与えられた情報を基に結論を導く必要があります。この分野では、難解な文章の要点を簡潔に理解したり、文章の構造を整理したりする能力が求められます。例えば、長文問題に対してその要約を求められることがあり、読解力や判断力を試される場面です。

2. 計数分野

計数分野では、基本的な算数や論理的な計算能力を測る問題が出題されます。問題の形式としては、計算問題や図形の面積を求める問題、割合計算など、ビジネスシーンでも頻繁に使用される計算力を試す内容が中心です。また、図表やデータを読み解き、正確に処理する能力も必要とされます。この分野は、受験者がどれだけ冷静に問題を解くことができるかを評価するため、時間制限内に正確に解答する能力が求められます。

3. 英語

英語の問題も、玉手箱に含まれることが多いです。短文の読解問題や、語彙力を問う問題が出題されることがあります。英語力を測る問題は、文法や語彙の正確さだけでなく、文脈に合った適切な表現を選ぶ力も試されます。特にビジネス英語が求められる場面では、企業で必要とされるコミュニケーション能力を確認するために、実際の仕事で使える英語力がチェックされることが多いです。

4. その他

玉手箱の問題は、上記の分野に加えて、図形認識や思考力を試す問題が出題されることもあります。これらの問題では、与えられた情報を素早く把握し、論理的に解決する能力が求められます。例えば、図形のパターンを見つけ出す問題や、複雑な情報を処理して結論を出す問題など、広範な能力が試される内容です。

 

玉手箱の対策方法は?

玉手箱の対策には、問題の形式に慣れることと、出題内容を理解することが大切です。以下に具体的な対策方法をいくつか挙げますので、参考にしてください。

 

1. 問題形式に慣れる

玉手箱は、言語、計数、英語など幅広い分野から出題されます。これらの問題形式に慣れることが非常に重要です。特に、時間内に解答することが求められるため、スピードも大切になります。

  • 過去問や模擬試験を解く
    実際に玉手箱を受けた経験者の体験談をもとに過去問や模擬試験を集め、解くことで問題形式を把握します。特に、どの分野に時間がかかるのか、どの問題が難しいのかを知ることができます。

  • オンラインの無料テストを利用する
    玉手箱の形式に近い無料の適性検査がオンラインで提供されていることがあるので、それらを活用するのも有効です。例えば、企業向けに提供されている適性検査サイトや、一般的なWebテストの練習サイトがあります。

2. 言語分野の対策

言語分野は、文章理解や論理的な推論を求められることが多いです。

  • 読解力を高めるための読書
    時事問題やビジネス関連の記事を読んで、要点をまとめる練習をします。特に論理的に文章を理解する力を養うために、ニュース記事や評論を読み、要約してみましょう。

  • 論理的思考を鍛える書籍
    論理的思考力を高めるために、「論理的な文章の書き方」や「論理的思考を鍛える」系の書籍を読んでトレーニングするのも効果的です。例えば、『ロジカル・シンキング』や『思考の整理学』などが参考になります。

3. 計数分野の対策

計算や図表の読み取り、論理的な推論を求められる問題です。

  • 基礎的な計算力を強化
    四則演算や割合計算、図表の読み取りなどが出題されるため、基礎的な数学の問題を解くことが重要です。特に、速さや時間、距離に関する問題や、割合や比率に関する問題に慣れておくと良いでしょう。

  • SPI対策書を活用
    SPIの対策書に含まれている計数分野の問題集を使って、反復練習を行います。特に「SPIノートの大原」や「SPI3問題集」などが役立ちます。

4. 英語の対策

英語は語彙力や短文読解、文法が出題されます。

  • 英語の基本的な文法を復習
    英文法の基礎を復習し、文法力を高めることが重要です。「英文法の基礎から学べる」シリーズや、「英語長文問題集」を使って問題を解くとよいでしょう。

  • 速読と語彙力を高める
    英文を速く正確に読むために、日々英語の記事や簡単な英文を読む練習をします。また、単語帳を使って語彙力を強化することも効果的です。

5. 時間配分の練習

玉手箱では時間制限があるため、問題を素早く解く力も求められます。

  • タイマーを使って解く
    模擬試験や過去問を解く際にタイマーを使い、時間内に終わらせる練習をします。特に、難易度が高く時間がかかりそうな問題には、必要以上に時間を使わないように気をつけましょう。

6. オススメの書籍・教材

 

『ロジカル・シンキング』(照井光晴)
論理的思考を鍛えるための一冊です。玉手箱の言語問題や論理的な推論問題に役立ちます。

『これが本当のWebテストだ!(1) 2025年度版 【玉手箱・C-GAB編】』(SPIノートの会)

玉手箱とC-GABの両方の対策ができる一冊です。

『1日10分、「玉手箱」完全突破! Webテスト 最強問題集’26年版』(柳本 新二 )

圧倒的な問題数と理解しやすい解説を加えた問題集です。

 

玉手箱の注意点は?

玉手箱を受ける際には、いくつかの注意点を押さえておくことが大切です。以下に、玉手箱の選考を効果的に通過するための注意点を挙げます。

1. 時間配分に注意

玉手箱は、限られた時間内で多くの問題を解かなければならないため、時間配分が非常に重要です。

  • 事前に練習:過去問や模擬試験を解く際は、必ずタイマーを使い、時間内に解く練習を行いましょう。時間を意識して問題に取り組むことで、試験当日に焦らずに解答できます。

  • 問題を素早く見極める:難易度が高い問題に長時間かけすぎると、他の問題に時間を割けなくなるため、迷った場合は一度飛ばして、解ける問題から解くようにしましょう。

2. 正確性を重視

玉手箱の問題は、スピードだけでなく正確性も重要です。計算問題や論理的思考が必要な問題では、焦って間違えることを避けるために慎重に解答しましょう。

  • ミスを防ぐ:特に計算問題や図表を読み取る問題では、計算ミスや誤解を避けるために、再確認を怠らないようにします。計算機やメモを活用して、冷静に解くことが重要です。

  • 簡単な問題を取りこぼさない:簡単な問題で間違えると、全体の得点が低くなるため、基本的な問題でも正確に解答することを意識します。

3. 問題形式に慣れておく

玉手箱の出題形式は、SPIや一般的な適性検査と似ているものの、独自の形式がある場合もあります。そのため、事前に問題形式に慣れておくことが重要です。

  • 模擬試験で練習:実際の試験と同じ形式の模擬試験を解くことで、問題のパターンや解法のアプローチ方法に慣れることができます。

  • 問題の傾向を把握:過去の受験者の経験談や問題の傾向を確認し、どの分野に重点を置くべきかを把握しておくと、試験当日に役立ちます。

これらの注意点を押さえておくことで、玉手箱を有利に進めることができるでしょう。試験の内容に慣れることと、冷静に解答するための準備をしっかり行うことが重要です。

 

東京海上日動が求める人物像は?

東京海上日動が重視する人材の特徴は、企業のホームページやインタビュー等をもとに次のようにまとめられます。

1.東京海上日動の理念・価値観に共感できる

2.失敗することを恐れず、発言できる・挑戦できる方

3.指示されたものを着実にこなすのではなく、自ら課題意識、使命感を持ち、成果をあげられる方

 

これらの点について、以下で詳しく解説します。

 

 

 

1.東京海上日動の理念・価値観へ共感できる

企業が掲げる大方針であるミッション・ビジョン・パーパスに共感できるかはとても重要です。東京海上日動の面接でも様々な観点から方向性があっているか確認されることがあります。

お客様の信頼をあらゆる事業活動の原点におき、
「安心と安全」の提供を通じて、
豊かで快適な社会生活と経済の発展に貢献します。

出典:https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/company/about/rinen.html(2025年5月時点)

 

2.失敗することを恐れず、発言できる・挑戦できる方

中途入社者の約8割は保険業界以外からの入社です。異なる発想を持つ仲間とノウハウを共有しながら、専門性を深めることが必要になってきます。また、東京海上グループは、時代とともに変化する様々な社会課題の解決に向け、「テクノロジー・データの活用による保険事業の高度化」と「新たな事業領域の創出」を戦略の中核に据えています。外部パートナーとのアライアンスも積極的に推進しながら、保険業界でこれまでにない新たな価値提供を実現していきます。

そのためにもトライアンドエラーしながらより良いものにしていくことや業界未経験ながらも臆することなく周りの方に積極的に働きかけていかなければいけません。 

 

3.指示されたものを着実にこなすのではなく、自ら課題意識、使命感を持ち、成果をあげられる方

中途採用のサイトに入ると最初に、言葉だけの「変革」では意味がない。という言葉が浮かび上がってきます。また、採用サイトの一番上には以下のメッセージが記載されています。

大それたことを口にするのは簡単だ。しかし、決して言葉だけで終わらせない。 定石化した新卒主軸戦略から、 百人百様の智恵と見聞を有する組織へと舵を切る。既存の枠を超えた新しい価値観を持つ人たちへ。業界の知見も組織への忖度も不要。無論、経営陣にためらいはない。 140年目の変革を共に成し遂げ、この世界に大いなる一手を指そう。

このように言葉だけではなく行動をできる方、枠組みに囚われることなく成果をあげていける方を企業は求めています。

出典:https://www.tokiomarine-nichido-careers.com/(2025年5月時点)

 

もちろん適性検査の結果も選考において重要な要素の一つですが、それ以上に重視されるのが、この求められる人物像とマッチしているかどうかです。失敗することを恐れず挑戦できること、自ら課題意識を持ち枠組みを超えて成果をあげられる再現性を伝えられるかがとても重要です。適性検査はあくまでその判断材料の一部として活用されており、面接や経験、志向とあわせて総合的に評価されることを抑えておきましょう。

 

東京海上日動へのご転職をお考えの方へ

今回ご紹介した内容は、2025年4月時点での情報です。企業の選考フローや使用される適性検査の種類は変更されることもあるため、最新の情報については就職エージェントなどに相談するのがおすすめです。

弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。

東京海上日動への転職にご興味のある方はまずは一度ご相談いただければ幸いです。

 

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