三井住友銀行が求める人物像とは?
2023/10/23

三井住友銀行が求める人物像とは?

監修者 南 征志

監修者

sincereed株式会社 南 征志

新卒で地方銀行にて営業職を経験した後、2018年から株式会社リクルートキャリア(現リクルート)に入社。大手企業や地方エリアの法人営業、またキャリアアドバイザー業務に従事。
キャリアアドバイザーとして数千人の転職支援に従事した経験を持つ。

近年の技術革新や働く環境の変化を受けて、三井住友銀行は中途採用をより一層強化しています。実際に中途採用の採用人数は、2021年度は52人でしたが、2022年度は97人と2倍近くに増加しました。経営戦略のひとつである「経営基盤の格段の強化」を確実なものとするために、特に「法務・コンプライアンス」「リスク管理」「IT」等の分野における人材の確保を進めていくことを名言しています。

更には2023年度の人的資本投資額を前年比7%増加させ、人材の採用や育成により一層注力しているSMBCグループですが、三井住友銀行ではどのような人材を求めているのか?また、どのような人材が活躍しているのか?具体的にご紹介していきます。


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三井住友銀行が求める人物像

採用面接では、企業がどのような人材を求めているのかを理解し、それを自分の過去の経験や行動に照らし合わせてアピールしていくことがとても重要になってきます。三井住友銀行はどんな人材を求めているのか、三井住友銀行が発信している「人財ポリシー」「Five Values」、更に採用責任者のメッセージからご紹介してきます。

 

■人財ポリシー

近年、働き方は非常に多様化しており、女性活躍推進やキャリア採用の拡大等も含めて従業員の価値観も多様化しています。企業と従業員の関係も「互いに依存する関係」ではなく、「共に選び、選ばれる関係」へと変化しています。それに伴い、SMBCグループは2023年に「人財ポリシー」を制定しました。これはSMBCグループが「従業員に求めるもの」と「会社から従業員に提供する価値」を明文化したもので、SMBCグループが目指す姿である”多様でプロフェッショナルな社員が挑戦し続け、働きがいを感じる職場とチームの実現”を推進する目的で制定されました。

実際に明文化されている内容ですが、会社が従業員に求めるものとしては「プロフェッショナル」「チームワーク」「挑戦」を掲げており、会社から従業員に提供する価値としては「自分らしさの実現」「お客さま・社会への貢献」「キャリア形成と自身の成長」を掲げています。この人財ポリシーから、三井住友銀行が求める人材としては「プロフェッショナル」「チームワーク」「挑戦」が重視されていることが分かります。

 

■Five Values

SMBCグループの全ての役職員が共有すべき価値観として、下記の「Five Values」を掲げています。

Integrity プロフェッショナルとして高い倫理観を持ち誠実に行動する

Customer First お客さま起点で考え、一人ひとりのニーズに合った価値を提供する

Proactive & Innovative 先進性と独創性を尊び、失敗を恐れず挑戦する

Speed & Quality 迅速かつ質の高い意思決定と業務遂行により、競合との差別化を図る

Team “SMBC Group” 多様性に富んだ組織の下で互いを尊重し、グループの知恵と能力を結集する

このFive Valuesからも、人財ポリシーと同様に三井住友銀行が「プロフェッショナルで倫理観の高い行動」「失敗を恐れず挑戦すること」「多様性に富んだ組織の下で互いを尊重し、グループの知恵と能力を結集すること(=チームワーク)」を重視していることが分かります。

 

■採用メッセージ

三井住友銀行では自社の採用HPに採用責任者からのメッセージを掲載しています。その中で繰り返し伝えられているのは、やはり「先進性」や「挑戦」です。三井住友銀行は過去の歴史においても先進性を追い求め、既存概念にとらわれることなく果敢に挑戦を続けてきたこと、新たなことに挑戦する姿勢を大切にする文化であることが語られていることから、先進性や挑戦する姿勢が求められることは間違いないでしょう。またキャリア採用のメッセージでは「異質なキャリアを持った人材が欲しい」「同じ銀行経験者だけでなく、さまざまなバックグラウンドを持つ人材が活躍している」と明記されており、色々な経験を持つ多様性に富んだ人材が集まるからこそ、チームワークが求められることも理解できます。新卒採用においては採用スローガンとして「挑戦者よ、世界を揺らせ」を掲げ、世界を揺らす挑戦をしてほしいと発信されています。

 

■三井住友銀行が求める人物像

以上の内容から、三井住友銀行が求める人物像は

・プロフェッショナルで倫理観の高い行動ができる人

・先進性を求め、失敗を恐れず挑戦する人

・多様性に富んだ組織の下で互いを尊重し、グループの知恵と能力を結集できる人

であると考えられます。この中でも「先進性」や「失敗を恐れず挑戦する姿勢」は採用メッセージの中で発信されている回数も多く、特に重視されていると考えられます。

 

三井住友銀行が求める人物像、具体的には?

三井住友銀行が求める人物像の各内容と面接対策について、具体的にご紹介していきます。

 

プロフェッショナルで倫理観の高い行動

三井住友銀行が求める”プロフェッショナル”や”倫理観”について、詳しく解説していきます。まずプロフェッショナルに関して、三井住友銀行は自社HPの中でこのように言及しています。

”SMBCグループでは、全従業員に対して、それぞれの持ち場で責任感を持ち、付加価値の高いサービスを提供できる「プロフェッショナル」であることを求めています。そのために、採用の時期や場所、職種にかかわらず幅広い成長機会を提供し、グループの発展を支える人材の育成に努めています。”

また三井住友銀行は人材育成ビジョンとして「飽くなき成長意欲を持つプロフェッショナルな人材が、自律的に課題を設定し、心置きなく挑戦できる環境を整える」と掲げています。これらを踏まえると、三井住友銀行が求めるプロフェッショナルは一人ひとりが責任を持って付加価値の高いサービスを提供することであり、そのために飽くなき成長意欲を持ってほしいと考えていることが分かります。

実際に三井住友銀行は様々な人材育成の制度や自律的なキャリア形成支援のためのサポートを用意しており、こうした制度も活用しながら自己成長し続け、お客様にプラスアルファの付加価値を提供できる人を求めていると考えられます。

 

次に倫理観については、下記のように言及されています。

”三井住友銀行では、三井住友フィナンシャルグループの 基本方針を踏まえ、全役職員に、「信用を重んじ、法律、 規則を遵守し、高い倫理観を持ち、公正かつ誠実に行動す ること 」を求めるなど、コンプライアンスの徹底を経営の 最重要課題の一つとして位置付け、銀行法や金融商品取引 法等、関係法令の遵守や、反社会的勢力の関係遮断などに 取り組んでいます。”

倫理観とは、一般的には「人として守るべき秩序・善悪や正邪の普遍的な基準となる考え方」という意味であり、おそらく世の中の大部分の企業が求める観点ですが、銀行という機密性の高い業務を行う環境下において、倫理観が特に求められることは十分理解できます。

以上をまとめると、”プロフェッショナルで倫理観の高い行動ができる人”とは、付加価値の高いサービスを提供するために自己成長し続けられる人、規則を守り誠実な行動ができる人と解釈することができます。

 

面接対策としては、自己成長するために取り組んだことや、サービスや商品の付加価値を高めるために主体的に取り組んだ経験があればぜひ話せるように整理しましょう。例えば手挙げ制の部署異動でキャリアの幅を広げた経験、サービスの改善提案から実行まで取り組んだ経験などはアピールに繋がります。倫理観に関しては面接時の質疑応答だけではアピールしにくい内容かと思いますが、面接時の時間厳守、挨拶といった最低限の立ち振る舞いから意識するようにしましょう。

先進性を求め、失敗を恐れず挑戦すること

三井住友銀行は、過去の歴史から見ても常に先進性を追い求めてきた会社と言えます。アジアにおける第二のSMBC確立に向けてBTPN(インドネシアの退役軍人の年金取扱銀行)とSMBCインドネシアの合併を行ったり、次世代決済プラットフォーム構築を目的としたGMOペイメントゲートウエイとの連携を行ったりするなど経営観点での攻めはもちろん、2015年にITイノベーション推進部を設置しグループ横断でのイノベーション推進に取り組むほか、新たな交流や事業創出を推進する目的で東京都渋谷にオープンイノベーション拠点hoops link tokyoを開設。時代の変化に柔軟に対応しつつ、新たな挑戦を積極的に行っている印象です。

 

実際に三井住友銀行で働く社員も、”チャレンジあっての失敗だから”という、まずは挑戦してみようといった雰囲気を日常業務を通して感じているそうです。また、ただ失敗で終わらせるのではなく、今後の改善に繋げる取り組みも行っています。例えば、三井住友銀行の支店の中で何か問題や失敗したことがあった際に、ただその内容だけを本部に報告するのではなく、今後同じ失敗をしないためにはどうしたら良いかを考えた案も合わせて報告。結果的に同じことが起きなければ、支店の評価に繋がるといった取り組みが行われているそうです。また現在、三井住友銀行ではWeb面談や電話約定など、銀行に来店しなくても手続きができる新たな取り組みを導入しておりますが、そうした新しい取り組みが導入された際に一番最初にトライした社員が評価される仕組みになっています。新たなシステムを使う時は、使い方が分からないので周囲が使ってからにしよう、と思ってしまう社員も中にはいるかもしれないので、まずは挑戦してみよう!という気持ちを後押ししているような制度になっていますね。

 

面接対策としては、今までの業務において新たな挑戦をした経験があればぜひアピールしましょう。また、面接でよく聞かれる質問として「これまで失敗した経験は?」というものがあります。この質問では、失敗した内容そのものを見られるのではなく、なぜ失敗してしまったのか、そこから何を学び、どう次に繋げたのか?ということを見ています。三井住友銀行で実際に行われている取り組みと同じですね。そこも含めてしっかり回答できれば、むしろアピールポイントに持っていくことができる可能性が高いです。

 

多様性に富んだ組織の下で互いを尊重し、グループの知恵と能力を結集すること

三井住友銀行では、外国籍のメンバーや出向経験者、中途採用者などさまざまなバックグラウンドを持つ社員が働いています。また近年の技術革新や業務環境が変化する動きを受けて、三井住友銀行は様々なバックグラウンドを持つ人材を採用し、異質な発想がまじりあう多様性の中でイノベーションを起こしたいと考えています。実際に製造業、サービス業、IT業界など様々な業界出身者が中途入社して活躍しているので、一緒に働くメンバーが全く異なる業界出身者だったり、異なる価値観を持っていたりすることは大いにあり得ると思われます。

 

こうした環境の中でも、三井住友銀行が意識しているのはチームワーク。多様性を生かし、一人ひとりの個性を尊重することで個の強みを掛け合わせ、最善の答えを導き出すことを大切にしています。例えば法人営業部では、チームメンバーのお客様に経営課題が生じた時は皆が迅速に支援し、知恵や力を貸してくれる文化があります。また社内では役職やポジションに関わらず自分のアイデアや企画を自由に提案できる風土があり、役員との距離も近くコミュニケーションが取りやすい雰囲気になっています。三井住友銀行は従業員数も多く、とても大きな組織ではありますが、その中でも個の考えが大切にされていることが分かりますね。

 

面接では、チームで物事を推進した経験、チームをまとめた経験があればぜひアピールしましょう。チーム皆の強みを活かしたり、個のアイデアを結集させたりすることで何かを成し遂げた経験などは良いアピールポイントになります。

 

書類選考と面接対策

求める人物像に沿った面接対策は上記の通りですが、三井住友銀行への転職では書類選考で不採用になっているケースもあります。ここでは書類選考と面接で聞かれる内容について、どのような対策が必要なのかご紹介していきます。

 

書類対策

応募ポジションと親和性のある経験、スキルをアピールしましょう。自身の経験スキルが三井住友銀行において活きること、活躍できる人材だと、まずは相手人事に思ってもらわなければいけないため、結論ファーストを心がけ記載していきましょう。

自身のこれまでの経験を端的に説明した文章から始まり、活かせるスキルや知識・経験についての紹介。さらにそこから時系列でどんな業務を経験してきたのかを書いていきます。 応募書類の重要なポイントは人事担当者に「会ってみたい」と思ってもらうことです。どんなに人物面がよくてもこの書類選考で落ちてしまっては面接で何も伝えられません。

 

面接対策

三井住友銀行の面接はポジションや求職者に応じて面接回数は変わってきますが、転職理由や志望動機など基本的な質問から、人物面を確認する質問もされます。

なぜ三井住友銀行なのか、

なぜ転職なのか

自身のこれまでの経験が三井住友銀行でどう活きるのか

自身の強み・弱みは?

なぜ他企業ではなく三井住友銀行なのか

などの質問から徹底的に見られます。

論理的に回答することはもちろんですが、三井住友銀行の企業風土や特徴などは事前にインプットし、「なぜ三井住友銀行なのか」などの質問を汎用的な内容にならないようにすることがポイントでしょう。想定質問から模擬面接を行い、例えば声に出して録音しながらフィードバックしていくなどアウトプットをしっかりと見ながら対策・準備していきましょう。

 

転職エージェントに相談する

「三井住友銀行がどのような人材を求めているのか」を的確に把握することが転職成功のカギとなります。 sincereedでは三井住友銀行への転職支援数も多く、「どんな人材を求めているのか」このポイントを熟知しており、選考ノウハウはもちろん、入社事例やWebサイトには掲載されていないエクスクルーシブな情報も提供させていただきます。まずは一度ご相談頂ければ幸いです。

 

三井住友銀行の企業理念・行動指針

企業理念をご紹介していきます。ぜひ面接対策の企業研究として参照ください。

 

経営理念

お客様により一層価値あるサービスを提供し、お客様と共に発展する

事業の発展を通じて、株主価値の永続的な増大を図る

勤勉で意欲的な社員が、思う存分にその能力を発揮できる職場を作る

社会課題の解決を通じ、持続可能な社会の実現に貢献する

 

ビジョン

再考の信頼を通じて、お客様・社会と共に発展する

グローバルソリューションプロバイダー

 

Five Values

Integrity プロフェッショナルとして高い倫理観を持ち誠実に行動する

Customer First お客さま起点で考え、一人ひとりのニーズに合った価値を提供する

Proactive & Innovative 先進性と独創性を尊び、失敗を恐れず挑戦する

Speed & Quality 迅速かつ質の高い意思決定と業務遂行により、競合との差別化を図る

Team “SMBC Group” 多様性に富んだ組織のもとで互いを尊重し、グループの知恵と能力を結集する

 

人材育成について

ここでは三井住友銀行の人材研修や育成制度についてご紹介していきます。

異業種からの転職でも安心して働けるよう銀行業務の基礎知識や、その他キャリア形成のための制度が充実しています。

 

キャリア入行者研修

さまざまなバックグラウンドを持つキャリア入行者向けに実施する研修です。銀行業務全般における基本的な知識習得や、SMBC・SMFGの組織把握を目的とします。異業種から入行される方も銀行業務全般の知識習得を行うことにより、ご自身のミッションに対する理解がいっそう深まります。また、SMBC・SMFGの組織を把握することで、部門を超えた連携をスムーズに実施いただくことが可能となります。新しいシナジーを生み出す原動力となることを期待しています。

 

グローバル人材の育成

  • グローバル・バンカー研修

国内勤務の総合職・海外現地スタッフ合同で、共通言語を英語とした研修期間:5日間(事前準備期間5ヶ月)

  • 海外拠点トレーニー

海外拠点での勤務期間:2年間

  • 海外大学院

留学(MBA、LL.M.など)期間:2年間

  • 語学支援

特定の語学コンテンツの受講料を支援期間:3~6ヶ月間

  • SMBC Group eCampus

TOEIC対策講座・中国語対策講座など期間:随時

 

各種公募・派遣制度

  • ジョブエントリー

シンジケーション業務、ストラクチャードファイナンス業務、ディーラーなど、希望する職務(ジョブ)へエントリーできる制度

  • ポストエントリー

支店長、お客さま相談課長、法人営業部各グループ長など、希望するポストへエントリーできる制度

  • 研修エントリー

自身のキャリア形成に必要と思われる研修プログラムへエントリーできる制度

 

SMBCジョブフォーラム

「ジョブエントリー」で募集している100近くの部署が公募に関心のある社員に向けて仕事内容を紹介・アピールする「SMBCジョブフォーラム」を、東京・大阪で毎年開催。これは、SMBCの社員が、さまざまなセクションの職務内容をより具体的に理解し、公募への関心を高めてもらうと同時に、公募を通じて、キャリア形成を主体的に考える機会とすることを目的としたもので、若手を中心に多くの社員が参加しています。

 

SMBC Group eCampus

自宅のパソコンからwebを通じて自己啓発ができるよう、社員を対象としたラーニングポータルサイトを開設。語学力向上ツール、ビジネスシーンにおいて活用できるコンテンツだけでなく、育児を支援する情報サイトなど、豊富なラインナップになっています。

 

資格取得支援制度

自己研鑽に熱心に取り組んだ社員が最終的に資格取得に至った際、報奨金を支払い、その勉強に掛かった資金負担を一部軽減させる制度。意欲的に自己研鑽に励む社員をサポートする制度です。

 

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三井住友銀行への転職は難易度は非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。

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