資生堂への転職、気になる評判・口コミは?
2024/12/08

資生堂への転職、気になる評判・口コミは?

資生堂への転職をお考えの方の中には、評判や口コミが気になる方も多いのではないでしょうか。口コミは本当なのか、自分がイメージする仕事は出来るのか、そもそも資生堂へ転職すべきなのか、など不安な点も多いかと思います。

そこで今回は口コミをもとに、資生堂の実態をご紹介していきます。

 

※本記事は2024年12月に掲載されました。

※記事中の情報は掲載時点でのWeb情報の公開情報を元に弊社が編集・掲載したものであり、企業の公式見解ではありません。

※組織の詳細や制度等は大きく変更になる可能性があります。ご転職を検討の際は、公式HP等で最新の情報をご確認ください。

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資生堂の口コミ・評判は?

働き方、仕事のやりがい、社内の雰囲気、女性の働き方、会社としての強みの5つの項目に分けてご紹介していきます。

働き方

 

  • 所定休日も多く、有給消化を積極的に推進しているのでワークライフバランスはとても良い会社だと思います。ここ数年は働き方見直しにも積極的なこと、コロナ禍以降テレワークを取り入れたハイブリッドな働き方をできるため自分の時間を有意義に使えるようになりました。昨今はビューティーコンサルタントの方が有給取得しやすいです。(店頭社員/女性/在籍20年以上)

 

  • 業務量が多すぎるので基本的には20:00までみな仕事をしているイメージです。業務が溢れている理由が社内政治であったり、方針がころころ変わったりするところにもあるので無駄な業務のせいであると感じています。(マーケティング/女性/在籍5年~10年)

 

  • 部署ごとによって異なるが全体的にワークライフバランスを重視しているような部署が多いです。商品開発部門などは業務量が多そうなイメージです。(サステナビリティ/男性/在籍20年以上)

 

資生堂の働き方に関して、休暇日数の多さや取得のしやすさが見て取れます。ただ残業時間については部署ごとに異なるように見えるので、ある程度調べる必要がありそうです。

 

公式HPにて有休取得率を公表しており、2022年は69.9%と記載がありました。2023年は更に改善されており83.4%まで上昇しております。これは厚生労働省が発表している2022年全国平均の有休取得率62.1%をかなり上回っており、働き方改革に注力している様子が見て取れます。

 

資生堂は実際に働き方改革に積極的に取り組んでいます。機会均等を推進するためにフレックスタイム制度や在宅勤務(テレワーク)制度、パートタイム勤務オプション、独自の保育サービスや保育費・教育費の補助、ジェンダーにかかわりなく有給での育児を目的とした特別休暇(育児休暇)などを導入しました。さまざまなダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)の取り組みにより、家族とキャリアの両立を支援しています。また、リモートワークに関しては週2~3日の運用がされています。ただどうしても業務上リモートワークが難しい部署はあると思うので、希望する部署のリモートワーク可否については面接等で確認することをおすすめします。

 

仕事のやりがい

 

  • 優秀な同僚が多いことは、良い仕事をするときにも辛い仕事をするときにも大きな支えになっておりやりがいになっていると感じました。教養の高い方が多い印象で、仕事の話しはもちろんですが雑談などでも会話をすることが楽しかったです。仕事以外でこのような繋がりを作るのは難しいのでこのような人間関係は人生の大きな財産となると思います。(営業/男性/在籍5年以上10年未満)

 

  • 人が良く、働く中で立場としての意見の相違があってもお互いが相違を尊重しているためどの部門でも気持ち良く働くことができると思います。自身のキャリアプランを考えて異動させてくれたりもします。また、ポスティング制度などもあるため自身でキャリアを築くこともできます。(HR/男性/在籍5年以上10年未満)

 

  • とにかく日本において知名度のある会社で働いているということで説明が不要であり、会社の知名度はやりがいに繋がっていると感じています。マーケティングチームは人が少なく、良いように捉えると裁量が非常に多いと感じました。予算も潤沢にあり、動かす金額も多いため非常にやりがいを感じました。(マーケティングマネージャー/女性/在籍3年以上5年未満)

 

とにかく人が良いという口コミが多くチームで働くには最高の職場であると言えるでしょう。また、大企業であるためスケールの大きい仕事に挑戦できるところや大企業の一員であるというプライドなどからもやりがいを感じられる部分があります。

 

資生堂は、高機能・高品質・高い 安全性を持ったイノベーティブな化粧品や最先端の美容法を創出し続けています。  創出した価値や「美」をお客さまに伝えることができるのでやりがいをもって取り組むことができているのではないかとも思います。

 

社内の雰囲気

  • 基本的に良い方が多い印象です。本社はかなり風通しが良く印象が良いです。ただ工場については考え方が古く現場感が強いです。仕事の割り振りについては若い人やできる方に集中しているため不公平感が強いです。(生産技術/男性/在籍5年以上10年未満)

 

  • 歴史ある会社が新しい制度を取り入れようとしてチャレンジしている状況だと思います。外部からの人材を取り入れたり組織体制や人事制度などを導入して課題の解決を図っているのだろうと感じました。ただ一方で伝統や歴史があるからこそその強みを活かしながら改革していくことは難しいのではないかと感じました。(マーケティング/男性/在籍5年以上10年未満)

 

  • グローバルな部署なので海外の方も多くフレンドリーな雰囲気で仕事を進めています。かなり進んでいて外資の会社とも引けを取らないのではないかと感じました。ただ他部署については方針もバラバラだったりとのことです。出世欲のある方には物足りない可能性があります。(マーケティング/女性/在籍1年以上3年未満)

 

上司とコミュニケーションが取りやすい雰囲気や、風通しの良さを感じられる内容が多くなっています。資生堂が制定している大切にする価値観の中に「PEOPLE FIRST」や「DIVERSITY」があり、チームワークを重視していることが分かります。だからこそ、コミュニケーションが取りやすい雰囲気や協調性がある人が多いという口コミに繋がっているのかもしれません。一方で、部署ごとに色があるようなので面接官の方々との相性に関しては確認すると良いかもしれません。

 

女性の働き方

  • 女性が多い会社なので女性にとっては働きやすい会社になっています。制度も充実しており、育児休暇などは当たり前に取得できます。また、周囲のサポートも積極的であり女性の管理職比率も他企業と比較しても多いと感じています。(サステナビリティ/男性/在籍20年以上)

 

  • 子どもを育てながら働きやすい環境だと思います。1分単位での打刻や時短勤務、コアタイムなしのフレック勤務、在宅勤務、看護休暇など制度が揃っており男女関わらずに利用しています。男性でも育休を長期で取得する人がでてきています。ただ業務量についてあまり考慮してもらえないので時短勤務の場合は大変そうに見えます。(研究職/女性/在籍5年以上10年未満)

 

  • 性別や年齢に関わらずキャリアの成長の機会が与えられます。社内には子どもの有無に関わらずに女性リーダーが数多く存在しており、女性がリーダーを目指したいと思っていることが珍しくないです。(人事/女性/在籍20年以上)

 

産休や育休を取得している人の多さ、子どもの体調等による突発的な休暇の取りやすさ、フレキシブルな時短勤務制度といった育児と仕事の両立のしやすさや、女性管理職が多い様子が分かります。

資生堂では従業員の約半数以上が女性であり、女性活躍については以前から注力している分野です。女性管理職比率に関して2024年は58.8%と非常に高い水準です。子育てしつつもキャリアアップや管理職を目指したい女性にとっては、とても心強い環境だと言えそうです。

 

会社としての強み

  • 研究開発力や品質は世界トップクラスだと思います。また、デザイン領域などでも日本のリーダー的存在だったと感じています。中価格帯以上の高級化粧品が事業ドメインの中心になってきましたが世界中の競合ブランドがひしめくなかで競争力を維持していけるかは疑問です。(営業/女性/在籍20年以上)

 

  • 人が多くベテランを持て余しているがモチベーションの低さから後輩に対して良くない対応をしている様子が見受けられます。その他中国にマーケットを頼っているところが大きく中国の情勢に左右されるところが弱みだと感じています。(製造/男性/在籍3年未満)

 

  • 海外のビジネス比率が増えおり、季節限定のデザインなどは外国人ウケを狙っていることが多くキャラクターの選別などに疑問を感じることが多いです。(サプライチェーン/女性/在籍10年未満)

 

資生堂の強みや今後の展望について気になっている方も多いのではないでしょうか。資生堂ならではの強みについて、実際に働く社員からの言葉は非常に説得力がありますね。

口コミにもある通り、資生堂はブランド力を強みとしています。また、資生堂が人気の理由としては、ただ歴史が長く親しみ深いというだけではありません。 製品の品質ももちろんですが、ブランディング展開や、計算されたマーケティングも人気の理由の一つとなっています。 

 

今後の展望としては、まず「WIN 2023 and Beyond」の残った課題である日本事業の成長性回復に取り組みます。2023年から3年間の抜本的な改革により、2025年に同事業で500億円を超えるコア営業利益を実現します。

 

また、同期間において持続的な売上成長と収益性を向上させるための改革を実行し、Personal Skin Beauty & Wellness Companyを目指します。長期的な成長を目指すうえで、「ブランド」、「イノベーション」、「人財」の3つの重点領域への投資を強化し、コア営業利益率で、2025年までに12%、さらに2027年の最終年度には15%という目標達成を計画しています。

 

収益を改善しながらも企業使命である「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」のもと、美の力を通じて「人々が幸福を実感できる」サステナブルな社会の実現を目指していきます。

 

資生堂の会社概要

資生堂の会社概要について、下記の項目に沿って紹介していきます。

 

・企業概要

・企業理念

企業概要

商号 株式会社 資生堂

Shiseido Company, Limited

本社所在地 〒104-0061東京都中央区銀座7-5-5
創業 1872年(明治5年)
設立 1927年(昭和2年)
代表者 代表執行役 会長 CEO 魚谷 雅彦
資本金 645億円
従業員数 30,540 [5,319]名(2023年12月31日現在)

※従業員は就業人員数であり、臨時従業員数は[ ]内に年間平均人員を概数で記載しています。なお、臨時従業員には、契約社員、パートタイムを含み、派遣社員を除く。

連結売上高 9,730億円(2023年度)

 

資生堂は1872年の創業以来、150年以上にわたり日本を支えてきた歴史ある企業です。民間洋風調剤薬局から事業をスタートし、1897年から化粧品業界に参入しております。1927年に株式会社資生堂と名前を変更しています。

 

資生堂は現在、中長期戦略「VISION 2020」に取り組んできました。ありたい姿である「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニー」を目指し、さまざまな改革を実行しています。

 

企業理念

THE SHISEIDO PHILOSOPHY

 

私たちは100年先も輝きつづけ、世界中の多様な人たちから信頼される企業になるべく、

企業理念THE SHISEIDO PHILOSOPHYを定義しました。

私たちは国・地域・組織・ブランドを問わず、THE SHISEIDO PHILOSOPHYを常によりどころとして、世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニーを目指します。

 

THE SHISEIDO PHILOSOPHYは、以下で構成されています。

 

1.私たちが果たすべき企業使命を定めた OUR MISSION

2.これまでの150年を超える歴史の中で受け継いできた OUR DNA

3.資生堂全社員がともに仕事を進めるうえで持つべき心構え OUR PRINCIPLES

 

・OUR MISSION

・OUR DNA

・OUR PRINCIPLES

 

OUR MISSION

 

OUR MISSION is BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD

私たちは、美には人の心を豊かにし、生きる喜びやしあわせをもたらす力があると信じています。

資生堂は創業以来、人のしあわせを願い、美の可能性を広げ、新たな価値の発見と創造を行ってきました。これまでもこれからも、美しく健やかな社会と地球が持続していくことに貢献します。

美の力でよりよい世界を。

それが、 私たちの企業使命です。

 

OUR DNA

OUR DNAは、1872年の創業時より社員が脈々と受け継いできた遺伝子です。

これらはOUR MISSIONを実現するうえで、資生堂人としての要となるものであり、日本で生まれた資生堂の真髄です。

 

PEOPLE FIRST

資生堂の事業は「人」がすべてです。お客さまはもとよりすべてのステークホルダーのおかげで今日の資生堂があることを常に忘れません。

 

DIVERSITY

多様性をただ認めるだけではなく、異なる価値観に共感しかけあわせることで、いままでにない新たな発想やイノベーションを創出していきます。

 

ART & SCIENCE

ART & SCIENCEという2つの異なる優位性を融合し、私たちは、世の中になかったユニークな価値を創出していきます。

 

JAPANESE AESTHETICS

人の表層的な美しさだけにとどまらず、生き方やありようを含めた本質的な美しさを追求する日本独自の美意識を、私たちは常に研ぎ澄ませていきます。

 

UNCOMPROMISING

QUALITY

法令はもとより独自の厳しい基準を遵守し、品質に一切の妥協をしません。最高の品質を追求した研究、開発、製造、販売を行うことを約束します。

 

OMOTENASHI

すべての資生堂社員は、相手に対し心を込めて向き合い、あらゆる場面においてOMOTENASHIの心とともにあります。

 

OUR PRINCIPLES

 

OUR PRINCIPLESは、すべての資生堂社員が日々ともに仕事をするうえで大切にしている心構えです。

お互いへの信頼(TRUST)をベースとし、別名「TRUST 8」と名付けています。

 

THINK BIG

広い視野から、大局を捉えて、

物事を考えよう

クリエイティビティを発揮して、

新しい価値を作り出そう

 

TAKE RISKS

リスクを恐れず挑戦しよう

Try & Error & Tryを実践しよう

 

HANDS ON

現場にある真実を理解し、意思決定しよう

自らが動き、汗をかき、手を動かそう

 

COLLABORATE

組織の壁を取り払おう

1人ひとりの異なる強みを活かし、

協力し合おう

 

BE OPEN

本音を語ろう

“バッドニュース”も安心して共有できる

チームになろう

 

ACT WITH INTEGRITY

いかなる時も、

誠実で謙虚な心構えで行動しよう

 

BE ACCOUNTABLE

目標達成にコミットしよう

最後まで責任を持ち、やりきろう

 

APPLAUD SUCCESS

仲間の成功を喜び、

皆でたたえ合うカルチャーを作ろう

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