三菱地所の面接対策は?質問傾向と差がつくポイントを徹底解説
2025/05/25

三菱地所の面接対策は?質問傾向と差がつくポイントを徹底解説

三菱地所は、丸の内エリアをはじめとした大規模都市開発を手がける日本を代表する総合不動産ディベロッパーです。「まちづくり」を中核としながら、オフィス、商業施設、住宅、ホテル、物流など多様な領域にわたる事業を展開しており、長期視点で社会に貢献したいと考える転職希望者から高い人気を集めています。特に近年は、海外展開やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進にも力を入れており、「伝統」と「革新」の両軸で成長を遂げている企業です。

一方で、三菱地所の中途採用では、単なるスキルや実績以上に「同社の価値観との親和性」や「まちづくりに対する本質的な理解と情熱」が問われます。本記事では、三菱地所の面接を突破するために必要な事前準備や、よく聞かれる質問、評価されるポイントについて詳しく解説します。

 

※本記事は2025年5月に掲載されました。

※記事中の情報は掲載時点でのWeb情報の公開情報を元に弊社が編集・掲載したものであり、企業の公式見解ではありません。

※組織の詳細や制度等は大きく変更になる可能性があります。ご転職を検討の際は、公式HP等で最新の情報をご確認ください。

 

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三菱地所の面接では何が聞かれる?質問の傾向と対策

三菱地所の中途採用面接は2~3回実施されるのが一般的です。以下のような質問が多く見られます。

  • 転職理由

  • 自己PR(成果事例、強み、弱み)

  • なぜ三菱地所か?(他の不動産会社ではなく)

  • 三菱地所で挑戦したい事業領域や職種

  • 現職での具体的な業務内容

  • まちづくりに対する自分なりの視点・課題意識

  • 困難なプロジェクト経験とその乗り越え方

  • チームで成果を出すために工夫したこと

  • 他者からどんな人物として見られているか

  • 将来的にどんなキャリアを描いているか

これらの質問を通して、三菱地所の求める人材像として面接官は「論理的思考力」「協働性」「自律性」といった基本的なビジネススキルに加えて、「当事者意識」「社会貢献志向」「長期的視座」を持っているかを見極めようとしています。

例えば転職理由は、自律性・将来展望の明確さの確認を目的とすることが多いです。

現職での課題や限界だけでなく、「将来実現したい姿」と「三菱地所でその実現がなぜ可能か」を語ることが大切。ネガティブな転職理由は避け、「視座を広げたい」「社会インパクトの大きい事業に関わりたい」といった前向きな動機にしましょう。

また、自己PR(成果事例、強み、弱み)は論理的思考力・当事者意識の確認を目的とすることが多いです。

成果=単なる数字ではなく「どう考えて行動したか」を重視してエピソードを設計しましょう。強みは「まちづくり」や「長期視点」「関係者調整」に活きるものに落とし込むこと、弱みは正直に認めつつ、改善努力や現在の工夫も必ずセットで用意することを意識すると良いでしょう。

 

面接対策のポイント

なぜ三菱地所なのか?を深堀りする

不動産業界には数多くの有力企業が存在する中で、「なぜ三菱地所なのか」を自分の言葉でしっかりと語れることは極めて重要です。たとえば、単に「規模の大きなプロジェクトに携わりたい」「安定した企業で働きたい」といった理由では差別化ができません。三菱地所独自の強みや取り組みに着目し、自身の価値観や経験とどう接続するのかを深く掘り下げる必要があります。

関連:三菱地所への志望動機【これだけは押さえておきたいポイント】

 

具体的には、

  • 三菱地所のどの事業領域(例:丸の内再構築、スマートシティ、海外都市開発)に共感を覚えたのか

  • 過去の業務経験やキャリアで培った力が、どの領域で活かせそうか

  • 他社ではなく、三菱地所だからこそ実現できることは何か

といった観点を、自分の言葉で語れるよう準備しましょう。企業のIR資料、グループ横断の取り組み、サステナビリティレポートなども参考になります。

 

「まちづくり」の視点を持つ

三菱地所のコアバリューは単なる「不動産開発」ではなく、都市や地域のあり方を構想し、継続的に価値を生み出す「まちづくり」です。面接ではこの考え方にどれだけ共感し、自分の視点で解釈できているかが問われます。

ポイントは以下のような視点です:

  • 地域社会や利用者にとっての価値とは何かを自分の言葉で定義できているか

  • 単なる短期成果ではなく、長期的に持続可能な社会の実現にどう貢献したいのか

  • 自分が携わったプロジェクトの中で、まちづくりに通じるような観点(例:周囲との調和、地域課題の解決、ステークホルダーの巻き込み)がなかったか

「自分にとってのまちづくりとは何か?」という問いに対し、過去の経験や課題意識と結びつけて語れることが重要です。

 

「配属後にどう貢献するか」を具体化する

選考の中では、「この人は三菱地所でどう活躍できるか?」という観点で、実務レベルの適性を見られます。そのためには、自身のこれまでの職務経験をベースに、入社後にどのように価値を発揮していきたいかを具体的に描いておく必要があります。

たとえば、

  • 現職での課題解決経験(例:プロジェクトマネジメント、部署横断連携、調整力)

  • 関係者を巻き込みながら進めた経験(例:自治体・企業・地域住民との協業経験)

  • 新しい取り組みに挑戦したエピソード(例:DX推進、サステナブルな提案など)

などをもとに、「●●部門ではこういった業務で貢献できると考えている」と具体的に語れると評価されやすくなります。

また、職種に関係なく「与えられた環境で何ができるか」だけでなく、「自ら機会を見出し、変革を起こす意志と行動力」が求められるため、前職での主体的な動きについても準備しておきましょう。

 

プロジェクトマネジメントの経験を活かして語る

三菱地所のような総合ディベロッパーでは、多数の関係者と連携しながら中長期のプロジェクトを推進する力が重要です。そのため、これまでに以下のようなプロジェクトマネジメント経験をしてきた方は、それを積極的にアピールしましょう。

  • 複数部署や外部パートナー(設計、施工、行政、テナントなど)との調整・合意形成をリードした経験

  • 長期プロジェクトにおいて、進捗管理・リスク対応・品質確保を行ったエピソード

  • 社内外の利害関係者を巻き込みながら、共通目標に向かって前進させた力(ファシリテーション力・巻き込み力)

  • 突発的な課題やトラブルに対して柔軟かつ冷静に対応したエピソード

この際、「どのような役割を担い」「どのような課題があり」「どのように工夫して乗り越えたか」を時系列で具体的に伝えると効果的です。三菱地所の面接官は、「そのまま自社で活躍できそうかどうか」をリアルにイメージして評価します。

 

三菱地所の選考フロー

三菱地所の選考フローは以下のようになっています。

書類選考

三菱地所の書類選考の通過率は、他企業と比べると比較的低いです。いわゆる学歴フィルターや職歴(前職・現職企業)によって書類不合格となる可能性はほとんどありませんが、経験スキルと応募ポジションがマッチしているのか、入社後活躍してくれる人材なのかを書類段階から厳しく見られています。そのため、ただ自身のこれまでの経験が羅列している書類ではなく、自分自身の強みや三菱地所で活かせるスキル、経験も記載しておくと良いでしょう。

 

面接(1次面接~2次面接)

1~2次面接は現場マネージャーや、採用ポジションによっては人事担当者が行います。面接では「三菱地所に合う人」かを見られます。面接官が見ているポイントは以下の5つです。これは全職種で共通していますので、必ず押さえておきましょう。

・『志』があるかどうか
・『現場力・仕事力』があるかどうか
・『誠実・公正』であるかどうか
・『組織』で戦える人であるかどうか
・『変革』を起こす人であるかどうか

この5つのポイントは三菱地所のカルチャーが大きく反映されております。

 

適正検査(Webテスト)

三菱地所では適正検査にTG-WEB形式を利用しています(Webテストの種類はSPI・Web-GAB・玉手箱など数種類ある)。

ヒューマネージという人事コンサルティング会社が、企業向けに販売しているもので、SPIや玉手箱と同様に「知的能力」と「性格適性」を測定します。自宅のPCで受けるタイプのWebテストです。

難易度が比較的高く、高校や大学で習うのとは違う、なじみのない問題も出題されるため、「初めて見たときは戸惑った」という感想が多く聞かれます。しかし、一度解き方を知っておけばその心配はありません。あらかじめ対策しておくことが重要です。

 

最終面接

最後は部長クラスや役員クラスとの面接です。質問内容や判断のポイントについては1次、2次面接と同様ですが、例えば職務経歴書やこれまでの面接と内容が一貫していない、その場しのぎの答えが出てしまった、前回の面接より深堀された質問にうまく答えられなかった、など最終面接で不合格となってしまうケースも多くあります。また、複数人(3人以上)の方が参加される傾向にありますので緊張しないように答えることができるかも鍵となってきます。

 

よくある質問と対策のポイント

Q. 異業種からの転職でも大丈夫?

  1. 三菱地所では異業種出身者も多く活躍しており、特にIT・コンサル・メーカー出身者が増加しています。業界経験よりも「プロジェクトマネジメント力」「社会課題への感度」「複数ステークホルダーとの調整経験」など、応用可能なスキルが重視されます。

Q. 自己PRでは何を重視すべき?

  1. 一貫した強み(例:粘り強さ、俯瞰力、実行力)と、それが発揮されたエピソードをセットで語ることが重要です。また、「個人としての成果」だけでなく、「チームや組織にどう影響したか」も含めて伝えると説得力が増します。

 

面接で差がつく事前準備ポイント

1. 三菱地所の理念・中長期戦略を読み込み、「自分が共感する理由」を整理する

三菱地所は「三菱地所をかたちにする」という理念のもと、利益追求だけでなく、社会や都市全体に貢献する価値を重視しています。「なぜその理念に共感したのか」「どんな場面でその価値観を体現した経験があるか」を言語化しておくことが重要です。特に、「長期目線」「本質志向」「社会貢献」などのキーワードと自分の価値観を接続できると効果的です。

2. 関心のある事業・プロジェクトをリサーチする

丸の内再構築、TOKYO TORCH、サステナブル・スマートシティ戦略、海外都市開発など、多岐にわたる事業があります。自分が興味を持つプロジェクトを具体的に調べ、「なぜ興味があるのか」「その中でどのように貢献できそうか」を準備しておきましょう。

3. 三菱地所における「まちづくり」の意味を自分なりに定義する

三菱地所における「まちづくり」は、単なる不動産開発にとどまらず、エリア価値の創出・社会課題解決・文化形成などを含みます。自分にとっての「まちづくりとは何か」「どんなまちをつくりたいか」「それに必要な要素は何か」といった観点を、自分の言葉で語れるようにしておくと差がつきます。

4. プロジェクト推進力・調整力の棚卸し

三菱地所の業務では、関係者を巻き込んで長期的にプロジェクトを推進する力が求められます。過去の業務で「どんなメンバーを巻き込み、どのように合意形成したか」「障害にどう対処したか」といったエピソードを、プロジェクトマネジメントの観点で整理しておきましょう。

 

三菱地所へのご転職をお考えの方へ

三菱地所の面接では、スキルや実績だけでなく、「社会にどう貢献したいか」「長期的にどう成長したいか」といった視座の高さと、同社の価値観との親和性が問われます。まちづくりへの関心や、自分ならではの視点を持っていることを、過去の経験や具体的なエピソードと結びつけて伝えることが、内定獲得への近道です。

三菱地所への転職は難易度は非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。

三菱地所への転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。

 

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