三井不動産の選考フローは?
2024/01/29

三井不動産の選考フローは?

監修者 松井 景星

監修者

sincereed株式会社 松井 景星

リクルートにて地方エリアのキャリアアドバイザー、首都圏のハイキャリア領域の転職支援を経験。その後ジェイエイシーリクルートメントにて外資ITベンダーを担当。これまで1,000名以上の方の転職サポート。
20代~60代、メンバー~CxOクラスのエグゼクティブ層まで幅広いレイヤーの方の転職支援を経験している。

三井不動産への転職をお考えの方にとって、中途採用の選考フローがどのようになっているのか、面接回数は何回なのか、そして何を聞かれるのか気になる方は多いのではないでしょうか。そこで三井不動産の採用コンサルタントも手掛ける弊社sincereedが、三井不動産の書類選考時における注意点を含め、具体的な選考フローをご紹介していきます。

また三井不動産への転職支援に強いエージェントとして数多くの支援をしてきた弊社の転職ノウハウや、面接時の重要なポイントも合わせて解説しますのでぜひ参考にしてみてください。


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三井不動産のキャリア採用

三井不動産では、総合職と技術職において中途採用を展開しています。経営計画の実現のため、将来の三井不動産の中核を担う人材を、多様な業界で活躍されてきた方から募集しています。学歴や就業経験年数は応募の絶対条件ではなく、過去に選考に応募した方も再度応募できますが、採用難易度は高いため、しっかりとした対策が求められます。参考までに三井不動産の過去のキャリア採用実績と、これまで入社された方の前職の業界をご紹介します。


過去5年間の採用実績(総合職)

 

採用年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
人数(名) 17 15 30 26 31


これまで入社された方の前職の業界
総合商社、コンサルティングファーム、建設会社(ゼネコン・プラント)、 各種メーカー(重工・電機・素材)、 銀行(都市銀行・信託銀行)、 証券会社、 官公庁・公的機関、 石油・エネルギー会社、 生保・損保会社、 鉄道会社、 航空会社、 IT・通信会社、 マスコミ、広告代理店、 設計事務所、 法律事務所、 会計事務所

 

 

三井不動産の選考フロー

三井不動産の選考フローについてご紹介します。


STEP1 応募・書類選考
三井不動産では総合職採用のほか、DX推進エンジニアなどポジションごとの採用がありますが、書類選考では、応募するポジションと関わりの深い自身の経験、スキルをアピールしましょう。

職務経歴書で具体的なエピソードを交えながら自分の強み・実績をアピールすれば、採用する側はあなたが入社後に活躍するイメージが容易に想像できるようになります。例えば前職での売上実績や、チームで成し遂げた成果などを具体的に定量的にアピールすると、採用担当者の印象に残りやすくなります。

また書類選考では、誤字脱字やマナー違反がないよう丁寧に作成するのも重要です。誤字脱字があると仕事に対する丁寧さや配慮が書けていると判断され、不採用になってしまう可能性が高くなります。よくあるイージーミスは以前作った履歴書のままで年齢が違った、最終更新日の日付が数か月前だった、などがあるので数字面での注意も必要です。

採用倍率が高い三井不動産の書類選考を突破するためにも、信頼できる転職エージェントと相談しながら、客観的な意見も交えて書類作成することをおすすめします。


STEP2 適正検査
能力開発のベースとなる「基礎的能力・業務への適性」を確認します。ただし、それだけをもって判断することはなく、不動産の専門知識に関する出題はありません。



STEP3 面接(2〜3回)
三井不動産の面接はポジションや求職者に応じて面接回数は変わってきますが、概ね2~3回となっています。面接では論理的思考能力やコミュニケーション能力など、基本的なスキルのほか、下記ポイントを聞かれることが多いです。

・なぜ三井不動産なのか
・なぜ転職なのか
・これまでの仕事で印象に残っていることは
・自身のこれまでの経験が三井不動産でどう活きるのか
・これまで仕事で壁にぶつかったときどう乗り越えたか
・他デベロッパーの中でなぜ三井不動産なのか

そして、論理的に回答することはもちろんですが、三井不動産の企業風土や事業内容、特徴などは事前にインプットし、業界未経験・経験者に関わらず「なぜ不動産業界なのか」などの質問を汎用的な内容にならないようにすることがポイントでしょう。自身の想いや、三井不動産で何を成し遂げたいのかを、想定質問から模擬面接を行い、例えば声に出して録音しながらフィードバックしていくなどアウトプットをしっかりと見ながら対策・準備していきましょう。

 

面接で見られているポイント

三井不動産が求める人物像は、企業HPやキャリア採用サイトの人材に対する考え方から下記であると考えられ、面接でもこれらのポイントを見ていると思われます。
・誠実に業務に向き合い、あらゆる仕事・人・環境から学べる方
・0から1を生み出すことを楽しみ、挑戦し続けられる方
・チームで1つの目標に向かえる方

そのため、現在の職務内容の成果や特別性に加え、挑戦し続けてきたエピソードや、周囲を巻き込める人材であることをアピールすることがポイントだと考えられます。



面接時に注意すべきポイント

三井不動産の面接時によくある失敗として、以下の点が挙げられます。

 

・自己紹介が長くなりすぎた
・エピソードが抽象的で具体性に欠けていた
・予期せぬ質問に対して沈黙してしまった

 

これらの状況を避けるには、事前に論理的思考が身に付けられる書籍を読んだり、面接の練習を重ねたりといった入念な準備が欠かせません。
また面接中は人事担当との話が盛り上がり、本題から話が逸れる場面もあります。ここで現職に関するネガティブな話題が出てしまうと、印象が悪くなってしまうので注意が必要です。
最後に、面接のマナーや言葉遣い、服装や髪型などの基本的な部分にも気を配りましょう特にWeb面接では気が緩みやすく、例えば肘をついたり髪を触りすぎたりといった小さなクセも、印象を左右する要因になる場合があります。オンラインであっても対面での面接を意識し、画面越しでの態度や仕草にも注意を払うことが大切です。

 

現職への退職意思を伝えるタイミング

転職活動中は現職にて就業している方がほとんどですが、退職を伝えるタイミングも重要です。最終面接に進んだから、内定と口頭で伝えられたから、と少し急いでしまうのは要注意。退職交渉はオファーレター・内定通知書が出てからがベストです。企業側も何かしらの理由で選考をストップする可能性もあります。しっかりと書面にて内定の証明が取れた段階で現職に退職意思を伝えましょう。 

 

退職から入社日までの日程は、人それぞれかと思います。法律上は退職日の2週間前となっていますが、プロジェクトに参画している場合や、自身の仕事の引継ぎなどを考えるとどうしても1〜2ヶ月と掛かってしまう方もいらっしゃるかと思います。また、有休消化日なども加味すると、退職を伝えた日から約1~3ヶ月後が転職先への入社日となっているケースが多いです。

 

三井不動産のステートメント・ビジョン・ミッション

三井不動産のステートメント・ビジョン・ミッションをご紹介していきます。ぜひ面接対策の企業研究として参照ください。


GROUP STATEMENT
都市に豊かさと潤いを

 

GROUP VISION~私たちはどうありたいか~
1.「&EARTH」マークの理念
私たちは、「&EARTH」マークに象徴される「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、社会・経済の発展と地球環境の保全に貢献します。
〜「&EARTH」を掲げて、人と地球がともに豊かになる社会をめざします。

2.進化と価値創造
私たちは、不動産ビジネスを進化させることにより、人々に「新しい時代の夢と感動」をもたらします。
~多様な「知」をとりいれ融合させることにより、国内外で新たな価値を創造します。
~社会環境・市場構造などの変化と、そのグローバルな潮流を積極的にとらえます。

3.成長性と収益性に富んだ三井不動産グループ
私たちは、グループ総体の力を公正にいかんなく発揮することによって、「成長性と収益性に富んだ三井不動産グループ」を実現します。

 

GROUP MISSION~私たちに今求められていること~
1.ビジネスとくらしに関するソリューションとサービスの提供
豊かさと潤いをもたらし、安全・安心で魅力にあふれる空間とソフト、サービスを提供して、街の価値を最大化する。
多彩で革新的なソリューションを提供して、不動産投資市場の成長に貢献する。

2.グローバルな視野で顧客のパートナーへ
顧客をビジネスの創造ならびに進化・発展の基盤と考える。
顧客が真に求めているものを多面的に把握し、グループの総力で提案・実現する。
顧客のパートナーとして、高い評価を獲得し続け、ブランド価値を高める。

3.企業価値の向上
持続的な利益成長を図るとともに、不断のイノベーションを行うことにより企業価値を向上させる。
経営資源の最適活用ならびに効率経営を追求する。
常にリスクに対して適正なマネジメントを行う。

4.個の力を高め結集してグループの力へ
多彩な人材、多様な価値観を融合し、パイオニア精神に満ちた独創性を育む。
個々人がプロフェッショナルな知識・能力を磨き、互いに共有して、付加価値創造力を高める。
企業倫理と規律、コンプライアンスについて、常に高い意識を持って行動する。

 

三井不動産の人材育成について

ここでは三井不動産の人材育成方針や研修プログラムについてご紹介していきます。

 

人材育成方針
三井不動産が目指す、「ビジネスと暮らしのソリューション・パートナー」の実現のため、高度な専門性と幅広い視野を持つ社員がそれぞれ個性を発揮する多様な人材の集合体となることを、人材育成の目標にしています。「4つの人材育成の機会」の組合せにより能力伸長をはかることを基本方針としています。
・OJT
・ジョブローテーション
・本人との面談
・研修プログラム



研修プログラム
新入社員からマネジメント層まで各階層別で求められる知識やスキルを習得できる必修型の研修プログラムや、自律的に社員一人ひとりの学びを促進させる体系的かつ多様な選択型研修プログラム、越境学習やグローバル研修など社員の多様な能力を更に向上させるための指名型研修プログラムがあります。



D&I施策
全社のD&I推進のため、性別・年代・職掌・雇用形態などの垣根を越えて、多くの従業者が参加できる研修です。



DX推進
VISION2025に掲げる「テクノロジーを活用し、不動産業そのものをイノベーション」を実現すべく、全社員を対象にしたDX研修「DxU(ディー・バイ・ユー)」です。



グローバル人材の育成
今後さらなる海外事業の飛躍的な成長を実現させるべく、様々なグローバル人材育成のための研修プログラムがあります。(若手グローバル研修、中堅グローバル研修、海外トレーニー制度、海外MBA制度)

 

最後に

三井不動産の転職は難易度は非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。

sincereedでは、三井不動産と一緒にデジタル人材採用強化に取り組んでおり、デジタル(DX)領域において数多くの支援実績を誇っております。

弊社だからこそ知りえた選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。三井不動産への転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。


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