パーソルキャリアが求める人材像とは?
監修者 sincereed株式会社 藤沼 渉
新卒で教育業界を経験した後、2007年から大手人材総合会社マイナビに入社。人材派遣の営業マネージャーを経て、Web・IT・クリエイティブ領域の人材紹介キャリアアドバイザー/マネージメントを担当。
人材業界で多くの方々のキャリアを向き合い15年以上の転職支援実績を持つ。
人材業界最大手の1社であるパーソルキャリア。「はたらいて、笑おう。」という企業ミッションが有名ですが、ご転職をお考えの方にとっては、自身のどんなところをアピールすればいいのか、そもそも具体的にはどんな人物像をパーソルキャリアが求めているのか、知りたい方も多いのではないでしょうか。特に、人材業界は「人を見極める」ということに長けている社員が多いだけに、しっかりした面接の対策が必要になってきます。
そこで、パーソルキャリア出身のコンサルタントも在籍する弊社sincereedが、パーソルキャリアへ転職するためにおさえておくべき重要なポイントをご紹介していきます。
パーソルキャリアでは職種別採用を行っており、職種によって求めるスキル・経験などが異なりますが、本記事ではどの職種にも共通する人物像についてまとめています。
パーソルキャリアへのご転職をお考えの方へ
①VISION/MISSIONに共感できる人
パーソルキャリアのVISIONは、「はたらいて、笑おう」。
この言葉には、「はたらくこと=生きることそのものであり、一人ひとり違うものだからこそ、すべての人が自分らしく”はたらく”ことができる社会を実現したい」という、パーソルキャリアが実現したい世界への想いがこめられています。
そして、パーソルキャリアのMISSIONは、「人々に『はたらく』を自分のものにする力を」。
この言葉には、「人々の思い描く希望と社会からの期待が合致した、『はたらき方』と『生き方』が融合するような、充実した『あたらしいはたらく』を創造すること」という、VISION実現のためにパーソルキャリアとして「やるべき使命」が表されています。
パーソルキャリアでは、このVISION/MISSIONを非常に大事にしており、年に1回の「MISSION VALUE DAY」という社員総会や、「MISSION VALUE Award」という社員表彰を実施することで、社員への浸透を図っています。
そのため、中途採用においても、このVISION/MISSIONに共感している人を求めています。
②VALUEを体現できる人
パーソルキャリアでは、MISSION/VISION実現のために、下記3つのVALUE(価値観)を定めています。
①外向き:目の前にいるお客さま、世の中が直面する課題や変化にいつも目を向ける
②自分ゴト化:自らの意思をもち、自分ならどうしたいか常に自問自答する
③成長マインド:前向きにフィードバックを取り入れ、学び続けることで今の自分を広げていく
社内での社員評価もこのVALUEの体現度をもとに行われており、この3点がパーソルキャリアの社員に必要な価値観となっています。
入社時の面接では、「採用すること」がゴールではなく、入社後の活躍が具体的にイメージできる方に入社してもらい、長く活躍をしてもらうことを目指しているため、このVALUEを発揮できる人物かどうかを見られています。
③目的に向かって努力ができる人
パーソルキャリア各職種の「求める人物像」を見ると、「目的の実現のためになりふり構わず行動できる」「難易度の高いことにも泥臭く挑戦し、成長のために自学自走できる方」など、高い壁に向かって愚直に取り組む姿が共通しています。
パーソルキャリアは、とても社会的に意義のある魅力的なMISSION/VISIONを掲げていますが、それを具現化するためには、単なる理想論で終わらせず「ビジネス」として利益を生み出していかなければなりません。
そのためには、数値目標や求められる成果にも真摯に取り組み、困難なことがあっても一心不乱に突き進むような意欲・忍耐力が求められます。
実際に、口コミサイトでは「仕事量の多さ」や「目標の高さ」に関するコメントも見受けられるので、そういった目の前の壁に対しても愚直に努力できる人材がマッチすると言えるでしょう。
④チームで協力できる人
パーソルキャリアの求める人物像として、「協力」「協業」「チーム」という言葉も多く見受けられます。
パーソルキャリアでは、行動指針の一つにも「チームワーク」を掲げており、「多様性を活かし、組織の成果を最大化する」ということを重要視しています。
そのため、女性の管理職登用を後押しする制度を多く実施していたり、普段から上司と部下がカジュアルにコミュニケーションがとれる1on1を導入していたりと、年齢・性別問わずにお互いを尊重して協力合う風土が築かれています。
また、パーソルキャリアでは、他部署の社員や「パーソルグループ」に所属する別のグループ会社などと協業してプロジェクトを進める場面もあります。
「はたらいて、笑おう。」という同じVISIONに向けて、個人としての努力はもちろん、チームとして切磋琢磨することにやりがいを見出せる人を求めていると言えそうです。
パーソルキャリアの面接の傾向は?
パーソルキャリアの面接では、主に下記3点について質問される傾向にあります。
①パーソルキャリアのVALUEと、自身の経験・想いとの結びつきの確認
パーソルキャリアのVALUEである「外向き」「自分ゴト化」「成長マインド」を体現したエピソードがあるかどうか、前職での経験などをとおして確認されます。
自身の仕事における経験と、VALUEの項目が重なるポイントがないかどうかを振り返り、具体的なエピソードを用意しましょう。
②学生時代からの経験の棚卸し
パーソルキャリアの面接で特徴的な部分が、中途採用でも学生時代の経験まで遡って質問されることがある点です。これまでの人生でどのように意思決定をしてきたのか、なぜそのような意思決定をしたのか、どんな困難をどのように乗り越えたのか、などの過去経験の質問をとおして、VALUEを体現できる素養があることを伝えられるように整理をしておきましょう。
③人材業界を志望した理由
パーソルキャリアは、採用基準として「MISSIOM/VALUEへの共感」をとても大切にしているため、面接でも「人材業界で働きたい」という意志を強く持っているかどうかを確認しています。人材業界を目指すきっかけとなった出来事や、そこで何を実現したいのかなど、ご自身の言葉で語れるようにしておきましょう。
また、パーソルキャリアの面接では、ひとつのトピックスについて「なぜ?」「なぜ?」と繰り返して質問をする「深掘り」スタイルであることも特徴的です。
例えば、「仕事で成果を出したエピソードは?」という質問への回答に対して、「なぜその仕事に取り組もうと思ったのか?」「なぜその解決策を選んだのか?」「なぜ最後まで諦めなかったのか?」など、質問を重ねていきます。
このような深掘り質問をする目的は、表面的な事実だけではなく候補者の深層心理に迫ることで人間性を確かめる目的があることはもちろん、行動の一貫性や論理性も見ています。
単にエピソードを思い出すだけではなく、5W1Hを意識した振り返りを行って、自分の言葉で話せるように整理してみましょう!
パーソルキャリアの面接で聞かれる質問内容は?
下記が、具体的な質問例です。事前にしっかり準備をしておきましょう。
・今までの業務内容について
・頑張ったことは何か。それにどのように取り組んだのか
・今までの最大の挫折体験。それをどう乗り越えたのか
・転職理由
・なぜ人材を受けようと思ったのか
・なぜパーソルキャリアを志望するのか
・5年後どうなっていたいか
・ 仕事を通してどのような社会にしたいか
・パーソルキャリアで将来必要なサービスは何か
・働くことに対しどんな価値観を持っているか
・ 会社の理念を答えてください
・今までの人生で、どのような意思決定をしてきたのか。なぜその決定をしたのか
・新卒時の就活軸
パーソルキャリアへの転職をお考えの方へ
パーソルキャリアへの転職は難易度は非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。
sincereedでは、弊社だからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。
パーソルキャリアへの転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。
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