リクルートへの転職、中途採用難易度・採用倍率は?元リク面接官が明かす対策方法
2023/11/03

リクルートへの転職、中途採用難易度・採用倍率は?元リク面接官が明かす対策方法

 

監修者

sincereed株式会社南雲 亮

株式会社リクルートキャリア(現リクルート)にてキャリアアドバイザー、マーケティング企画、事業企画/プロダクト/DX推進マネジャーを経験。
その後、新規事業開発に携わり、HRテクノロジーSaaS「リクナビHRTech」の新規事業開発/エージェントサービス企画部長を歴任。
中途採用の最終面接官としても数百名の候補者とも面接した経験を持つ。

リクルートの中途採用倍率、転職難易度は非常に高いです。採用倍率の実際の数字はオープンになってはいませんが、私が最終面接官をしていた時、担当していた部門だけでも年間数百人中内定提示したのは十数人程度でした。これがリクルート全体となると、職種も増え、それに応じた通過率も変わってくるため倍率は推測ですが数十倍になるかと思います。

選考では人物面重視のため、「どんな人材像を求めているのか」を的確に把握することがリクルートへの転職成功のカギとなります。Sincereedではリクルート出身者が転職エージェントのため、このポイントを熟知しており数多くの支援実績数を誇っております。

ここでは、弊社の転職ノウハウの一部から、リクルートが求める人材像や、各選考のポイント、さらにはこれまでご支援させて頂いた転職事例をもとに「リクルートへの転職成功ポイント」をご紹介していきます。

 

※本記事は2023年11月に掲載されました。
※記事中の情報は掲載時点でのWeb情報の公開情報を元に弊社が編集・掲載したものであり、企業の公式見解ではありません。
※組織の詳細や制度等は大きく変更になる可能性があります。ご転職を検討の際は、公式HP等で最新の情報をご確認ください。

 

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リクルートの概要と特徴

リクルートとは?

株式会社リクルートは、「タウンワーク」「リクナビ」「SUUMO」「Hot Pepper」など、私たちの生活に身近なWebサービスを多数展開している企業です。

以前は、それぞれのサービスを別々のグループ会社で運営していましたが、2021年3月を機にサービスを統合。現在は「1つのIDで全サービスを使える仕組み(プラットフォーム化)」を目指して、大きく変革を進めています。

たとえば、楽天やLINEのように、ひとつのアプリから複数の機能にアクセスできるイメージです。個人ユーザーには利便性を、法人向けには「Airレジ」などのSaaSサービスで業務の効率化を支援しており、より便利でつながりのあるサービスづくりを進めています。

事業内容と業界内の位置付け

リクルートは、求人メディア(タウンワーク・リクナビ等)、住まい(SUUMO)、飲食・美容(Hot Pepper)などの領域で高い認知とシェアを誇ります。現在は、バーティカルSaaSとホリゾンタルSaaSを融合させる戦略を取り、メディアからプロダクト(SaaS)中心の企業へと変革を遂げつつあります。

テックタッチを用いた顧客体験の向上を目指し、営業主導からプロダクトドリブンな組織への進化が進んでいます。LINEや楽天と並ぶ国内最大級のビジネスモデル転換を実施しており、注目されています。

主要な提供サービス

  • HotPepper Beauty:美容業界の予約管理・集客支援
  • SUUMO:住宅・不動産における課題解決
  • スタディサプリ:教育の機会格差の解消
  • Airレジ・Airシフトなど:業務の効率化を支援するSaaS

既存のメディアモデルを活かしつつ、SaaSプロダクトでユーザー・クライアント双方の課題に多角的にアプローチしています。

リクルートの転職対策は何が必要か?

リクルートの転職では面接対策が重要なポイントとなりますが、書類や筆記においても実際に不採用になっているケースもあるため、ここでは書類、筆記、面接と合わせて、弊社sincereedの転職ノウハウからどのような対策が必要なのかご紹介していきます。

書類対策

一般的な書き方で問題ありませんが、応募ポジションと親和性のある経験、スキルをアピールしましょう。専門職であればどんな業務内容を経験してきたのか、営業であれば実績を記載するようにしましょう。転職エージェントに相談し、客観的な意見も交えてブラッシュアップしながら進めると良いかと思います。

応募書類の重要なポイントは人事担当者に「会ってみたい」を思ってもらうことです。どんなに人物面がよくてもこの書類選考で落ちてしまっては面接で何も伝えられません。

筆記試験対策(SPI)

リクルートでは筆記試験にSPIを利用しています(筆記テストの種類はSPI・Web-GAB・玉手箱など数種類ある)。SPIはリクルート社のグループ企業であるリクルートマネジメントソリューションズ社が開発した適性検査で、性格検査と能力検査に分かれています。

 

性格適性検査は、職種や企業風土等に合うか否かを測定しているため、それぞれに応じた好ましい回答があります。また面接時や入社時の社内配置にも利用されることもあるため、あまり作為的に答えてしまうと、面接応答にて統一性が欠けたり、入社してからのギャップに悩んでしまうこともありますので正直に答えましょう。

 

能力検査はIRT(Item Response Theory:項目反応理論)方式が採用されており、問題数・難易度が受検者によって変わります。 正解すればするほど難しい問題が出題され、不正解だと簡単な問題が出てくる、より受検者の能力を正確に測定するシステムです。

 

学校などのテストとは違い高得点を出すことが目的ではなく「選考を通過するため」が目的ですので正解率7割を目指して対策すると良いかと思います。対策本などは多数書籍が出版されていますのでこちらを利用すると良いかと思います。
本番の筆記テストのコツとしては自身が「対策しやすい分野」を優先的にスピードを上げて解き、「対策しにくい分野」に時間を残して丁寧に解いていき、最終的に総合点を上げることがポイントでしょう。

面接対策

面接では「リクルートに合う人」かを徹底的に見られます。面接官が見ているポイントは以下5つです。これは全職種で共通していますので、必ず押さえておきましょう。

 

・一貫したキャリアに関する価値観を語れること
・構造的・論理的思考能力
・素直さ
・当事者意識
・行動力

 

この5つのポイントはリクルートのカルチャーが大きく反映されており「リクルート=圧倒的な当事者意識」を表すように自律した個人を尊重し、成長を支援するカルチャーが根付いている特徴的なポイントになります。
自らがビジネスを作っていくという気概と責任感、組織の中でどんな役割であっても一つの歯車ではなく、自分はどうしたいのか、何を実現したいのか明確に示せる人をリクルートは求めています。

 

過去のリクルートの面接における質問事例を見ることで、よりリクルートの求める人物像が明確になり、自分のアピールできるポイントも明確になります。

リクルート面接対策 – 何を聞かれる?注意ポイントは?【徹底面接対策】

弊社転職エージェントが語る「リクルートが求める5つのポイント」

一貫したキャリアに関する価値観を語れること

リクルートのカルチャーで最も特徴的なのは、「ボトムアップ型」の組織であるということです。会社のいいなりではなく、個人として仕事で何を実現したいと考えているのか?そのためになぜリクルートである必要があるのか、ということを問うています。

 

またリクルートの人事評価制度は、Will・Can・Mustというフレームワークで運用されています。Will=仕事を通じて実現したいこと、ありたい姿、Can=持ち味・スキル・経験・武器・強み、Must=現部署でのミッションという考え方です。面接官は面接でもこのフレームワークに則ってあなたのキャリア観・転職軸を深堀りします。そのため、面接に向けて自身のキャリアに関する価値観・転職軸を整理しましょう。

構造的・論理的思考能力

これは一番重要なポイントになります。構造的思考・論理的思考能力は面接を通して常に見られており、転職理由から志望動機、これまでの実績・エピソード、さらには逆質問など、背景や課題を筋道立てて整理され、一貫した内容になっているのか確認しています。もちろん話も長くならず簡潔に納得性があり、わかりやすい内容でなくてはいけません。

 

対策としては、事前にしっかりとこれまでの経歴も含め棚卸ししておく必要があるでしょう。なぜ転職するのか、なぜリクルートなのか、リクルートで活躍するために自身のどんな経験が役立つのか、さらにどんな実績・エピソードがあれば、これらの内容に納得感を持たせることができるのか、事前に自ら「なぜ?なぜ?」と深堀しながら考えて用意していくといいでしょう。

論理的思考能力は、もともとはコンサルタントのフレームワークとして知れ渡っていますが、構造化しながら順序立てて筋の通った内容にしていくことが求められています。

素直さ

人物面の定性的な印象となりますが、素直に指摘や状況を受け止められる人材か、謙虚さを持ち合わせているかを確認しています。

中途採用の場合、入社後に年下の上司、年上の部下がいることも多いです。リクルートに限らず、こうした環境下の中でこれまでの経歴・実績のプライドからうまく意見を取り入れられないと、どの企業でも活躍していくことは難しいでしょう。指摘やアドバイスを真摯に受け止め、自身の成長、所属組織やチームの成長に繋げていくことを意識できる人をリクルートでは求めています。

 

対策としては、面接の回答内容で「環境や他社批判、現職批判となるような発言」は、当事者意識の観点でお見送りとなってしまう可能性がありますので避けた方がいいでしょう。ネガティブな転職理由は、できるだけポジティブな言い回しに変換することを心掛けましょう。またこれまでの業務内容から「素直さ」をアピールできるエピソードがあると良いかもしれません。

当事者意識

当事者意識はリクルートのカルチャーにフィットした人物かを確認するポイントです。自らがビジネスを作っていくという気概と責任感、組織の中でどんな役割であっても一つの歯車ではなく、自分はどうしたいのか、何を実現したいのかという部分が重要になってきます。

 

面接では、「一段上の視座で物事を見ているか(経営陣やマネジメント、事業、社会の視点)、事業において関わることを多面的に自分ごとと捉え、能動的に活動・発信しているか」という観点で見られています。

対策としては、これまでのご経験・実績エピソードの中で、「当事者意識を発揮して物事に取り組んできた」という点をを盛り込みながら話を進めるといいでしょう。

行動力

当事者意識と関係してきますが、自身が考えたことを机上の空論で終わらせず、その仮説を確かめるための行動ができるかどうかがポイントです。面接では、これまでの経験の中で愚直に行動した経験や、現場を見に行き泥臭く実績を求められる人材かを確認しています。 対策としては、自ら情報を取りにいったエピソードや、現場の方々に納得・信頼を得るために自ら巻き込んで業務を進めていった、などの主体性のある行動を具体的に伝えるといいでしょう。

 

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そもそもリクルートの中途採用倍率はなぜ高いのか?

倍率が高い理由としては、
(1) 応募数が多い
(2) 面接の通過率が低い
の2点が挙げられます。

(1) 応募数が多い

リクルートは人気企業であり、中途だけでなく新卒でも就職したい企業ランキングに毎年ランクイン(東洋経済オンラインのランキングによる「入社が難しい企業」で76位)しています。リクルート自体の事業内容や保有するサービスは誰もが知る有名サービスであり、給与水準や福利厚生など待遇の良さから倍率は毎年高水準となっています。
そして中途採用ではリクルート社の採用ページを見てもわかるように募集ポジションは幅広く、積極的な採用が展開されているため、応募者が多くなっています。

(2) 高い専門性が求められる

リクルートの中途採用では営業、企画、エンジニア、コーポレートと分かれていますが、それぞれの職種において相応の経験スキルが求められており、若手であれば契約社員として営業チャレンジできるポジションはあるものの、完全に未経験からの転職は難しいでしょう。またリクルートは日本最大級のサービスを展開する企業のため、同じような規模間での経験を求める傾向にあり、これまでの経験職種においての親和性も求められるため、その採用ハードルは高いと言えるでしょう。

(3) 面接の通過率が低い

リクルートの中途採用は人物面を重視する内容となっており、どれだけ学歴が良く優秀な方や、多くの実績を上げてきた方でも面接内容によっては不採用となってしまいます。選考フローでは書類→筆記と続きますが、比較的ここでの通過率は高く、1次・最終面接での通過率が低くなっています。この採用基準はリクルート独自のものですが、面接が選考突破の重要ポイントになっていますので十分な面接対策が必要だといえるでしょう。

 

面接通過率は、自主応募、エージェント経由どちらも低くなっています。そのためリクルートへの転職に精通した転職エージェントを利用し面接対策や選考準備を進める必要があるでしょう。

リクルートの選考フローは?

リクルートの中途採用における選考フローは基本的には以下のようになっています。

・書類選考

・SPI

・面接(2~3回)

※一部、企画職や特殊なポジションについては面接回数が増えるケースもあります。

面接では、応募職種に関わる部門の現場マネージャーや部長、役員が面接官として登場します。また人事が1次面接を担当する場合もあります(職種によって変わってきます)。

現在はWeb面接のケースが多いです。

 

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リクルートの選考フロー・面接回数は?中途採用における選考フローは基本的に書類、SPI、面接(2~3回)となっており、面接では、応募職種に関わる部門の現場マネージャーや部長、役員が面接官として登場してきます。

 

 

転職成功事例

弊社でご支援させていただいた転職事例を一部ご紹介いたします。

また選考時に苦労したことや、転職理由も伺いましたので合わせて参考にしていただければ幸いです。

お名前 ご年齢 出身大学 前職企業 内定年収
K.Aさん(男性) 24歳 私立大学 メディア企業 460万円
Aさん(男性) 26歳 私立大学 広告代理店 460万円
Yさん(女性) 25歳 有名私立大学 カード会社 470万円
K.Sさん(男性) 24歳 有名私立大学 SaaS系ベンチャー 600万円
Kさん(女性) 29歳 有名私立大学 大手通信企業 600万円
Oさん(男性) 27歳 有名私立大学 大手ネット系企業 610万円
K.Mさん(女性) 28歳 有名私立大学 エネルギー会社 670万円
R.Tさん(男性) 30歳 有名私立大学 大手人材紹介会社 730万円
K.Oさん(男性) 31歳 有名私立大学 大手通信企業 800万円
S.Tさん(男性) 33歳 有名私立大学 大手SIer 900万円
Hさん(男性) 37歳 私立大学 大手IT企業 930万円
Nさん(男性) 38歳 国立大学 大手化学メーカー 1040万円
Jさん(女性) 31歳 海外国立大学 コンサルティングファーム 1040万円

転職理由

K.Mさん(女性)28歳 前職:大手エネルギー会社

現職ではキャリアアップに時間がかかること、年功序列の社風で保守的なため、新しい発想や挑戦がなかなかしにくいため、自ら挑戦できる環境を求めてリクルートに転職することを決めました。

 

Oさん(男性)27歳 前職:大手ネット系企業

リーダーとしてプロジェクトマネジメントやメンバー育成に励みつつ、結果も出してきているがトップダウンでやることが都度変わることで、自身の進めてきた業務からの方向転換に歯がゆさを感じており、社内キャリア制度では自由度がなく、汎用的なスキルのみで数年後にはどこにも転職できなくなっているのでは、と不安に感じキャリアアップをするために転職を決意しました。

 

K.Aさん(男性)24歳 前職:メディア企業

就活でも人材系に興味があったこと、さらに自分でも現在コーチングを学んでおり、人材業界への興味が当時よりも増していました。またこれまで経験してきた営業でも力をつけたいと考え、リクルートに転職しました。

 

K.Sさん(男性)24歳 前職:SaaS系ベンチャー

将来自分にとって必要な経験ができるか、今まで培った職能を活かせるか、この2点を軸に転職活動をしており、リクルートはそういった意味でも、今自分に足りない部分を補強できる環境だったことが一番大きかった。具体的には、新規サービスのグロースに携わることができること、面接でお会いした面接官や大学同期の話から、社員のレベルも高く刺激を貰える環境だと思ったからです。

 

U.Sさん(男性)32歳 前職:SIer

現在の職場で自分が当初得たいと思っていたスキル・知識・経験がある程度積み上がり、次のステップに進みたいと考えたためです。会社としての異動が少なく、自分の思い描くキャリアを社内で実現するのが難しいと感じたのも、転職理由のひとつです。

選考で苦労したこと

R.Tさん(男性)30歳 前職:大手人材紹介会社 Webエンジニア

最初のころは面接でうまく自分のキャリアの展望を伝えることができず、何社かお見送りになってしまいました。第1希望だったリクルートの面接前にキャリアエージェントの方と一緒に改めて転職理由〜志望動機〜中期のキャリアビジョンを整理させていただいて、自分なりに腹落ちした内容になりました。あとは自分なりに家で録音して聞き返しながら修正しながら完成させていき、リクルートの面接に臨みました。結果としては内定をいただくことが出来ました。

 

Kさん(男性)29歳 前職:大手通信企業

私はどうしても転職理由がややネガティブな表現になってしまい、前向きな内容に出来なかったことが一番苦労しました。sincereedのエージェントさんと一緒にネガティブに感じていることの背景を整理、深掘りすることでどういった環境でより成長したいのか、それは現職ではなぜ叶えられないのかという点を、うまく整理してもらいました。そのあとは本命リクルートの面接でもうまくいきました。

 

S.Tさん(男性)33歳 前職:大手SIer

30代前半で初めての転職。新卒での就活から10年以上も経ち、面接ってどうやるんだっけ?という感じでうまく勘所も掴めず空回りしていました。このままではいけないと書籍やネットで勉強して進めましたが手ごたえを感じず、、、sincereedのエージェントさんから何回か模擬面接をやりましょう、といっていただき、毎回フィードバックもらいながら練習していきました。アドバイスをもらったことはメモをして、面接本番前にはそのメモを見て復習。その繰り返しでどうにかうまくいきました。苦労した原因はどこか自分の経歴に胡坐をかいていたというか、転職活動を甘く見ていたせいだと思います。どれだけ本気になれるか、それが一番のポイントでした。

 

K.Aさん(男性)24歳 メディア企業

リクルートに入りたい思いは人一倍強かったと思います。ただまだ社会人経験も浅く、面接で何をどのようにアピールすればいいのか、苦労しました。アピールする内容を何にするかエージェントさんに相談し、学生時代の経験や、趣味の中で目標設定をしながら達成した話を、職務経歴書・面接でもアピールするアドバイスをいただき、リクルートから内定をいただくことができました。

 

U.Sさん(男性)32歳 SIer

応募書類の作成で、特に履歴書と職務経歴書の作成で苦労しました。私の場合初めての転職であり、約10年間の過去の経験を棚卸しながら自分の強み・転職動機を深掘り、普段あまり考えていなかったことに向き合う時間が必要だったため、現職がある中での時間確保が大変でした。

 

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リクルートへの転職成功事例・体験談弊社sincereedが転職支援させて頂いた方々のリクルートへの転職体験談です。是非参考にしてみてください。

 

 

リクルート基本情報:会社概要

社名 株式会社リクルート
創業 1960年3月31日
2012年 10月1日 株式会社リクルートホールディングス設立時の分社化により設立
2018年 4月1日 株式会社リクルートに商号変更
2021年 株式会社リクルートと事業会社7社が統合。新生株式会社リクルートに。
本社所在地 東京都千代田区丸の内1-9-2グラントウキョウサウスタワー
URL https://www.recruit.co.jp
代表 北村吉弘
従業員数 14,192人(2025年4月1日現在 / アルバイト・パート含)
資本金 3億5千万円
マーケティング・マッチング・テクノロジー事業の売上収益 8,160億円(2024年4月1日~2025年3月31日)

 

参照元:https://www.recruit.co.jp/company/profile/(2025年8月時点)

リクルートの雇用形態

リクルートの雇用形態は、大きく分けると3パターンあり、

・総合正社員

・地域限定社員(SE職)

となっています。

総合正社員

総合正社員では、ほぼすべての職種が該当しています。経営企画、営業、エンジニア、経営管理などで勤務地は東京となります。

地域限定社員(SE職)

地域限定(SE)社員の場合には、11に分かれた全国ブロックの中から選ぶことができ、原則そのブロックを跨いだ転勤はありませんが、ブロック内での転勤はあります。そして職種については営業職がメインとなっており、リクルートの各事業における営業企画、ソリューション営業、クライアントサポート、そしてリクルーティングアドバイザーなどがあります。カウンター職は、各エリアに実店舗としてあるSUUMOでの住宅アドバイザーになります。

 

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リクルートで働く魅力は?

リクルートの社風や、働く魅力について、元リクルート社員の方々より、外に出たからこそ気づいた点を「社風」「仕事内容」「人材」「制度」に分けて聞いてみました。

圧倒的成長と若手にもチャンスが多い

目標設定が少し背伸びをして頑張らないと手が届くか届かないかの絶妙なラインで設定される。そのため、もう一歩というところで自分自身をブレイクスルーをしようと努力するし、達成できれば自信もついてくる。そして、さらに大きな仕事をやってみたい、価値を出したいという想いも出てくるし、自分自身が成長している実感を得られる。さらに20代でグループ会社執行役員任用など抜擢人事も珍しくない。

自由度が高く、とても目線がフラット

仕事のやり方について、決められたものではなく利益という部分にコミットしているので、その自由度が高いと思います。一度、「ハローワーク経由の決定シェアが高い企業に対して、ハローワーク向けの求人票のブラッシュアップ」を提案したところ、会社の短期的な利益には必ずしも繋がりにくい提案であるにも関わらず、上司からは「良い行動だね」と褒められました。一人一人が考えて動けるというのは大きな魅力だと思います。

働きやすい環境

年間休日145日、基本的に企画部署はリモートワーク。昔はかなり働くイメージの強い会社でしたが、今は労働時間もPCのログモニタリングで管理しており、部署にもよるが月間約220~240時間くらいが上限となっている。また女性のキャリア支援に力を入れていて様々な支援研修を導入している。女性管理職も多いし、育休復帰者やママさん管理職も多いです。ちなみに男性社員も育休をとる機会が珍しくないです。

異業種転職者が多くフラットな環境

メーカー、金融、コンサル、公務員、元サッカー選手など多種多様なバックグラウンドの方が多く、前職業種などに偏りがない。また社内もフラットな環境で管理職の方々も友達のように付き合ってくれる。ランチでも飲みに行くのも自然に誘える社風。キャリアで悩んだ時などは部門上司はもちろん、他部門の管理職の方ともよく飲みに行って相談していました。

新規事業提案制度「Ring」

リクルートの価値観、企業カルチャーを表す制度かと思います。いまでこそ、社内公募から新規ビジネス創出をするということは多くの企業で実施していますが、リクルートでは自らの想いをもとにビジネスプランを描き、提案・実現できる機会として、新規事業提案制度「Ring」を1982年にスタート。

結婚情報プラットフォームの「ゼクシィ」や、オンライン学習サービスの「スタディサプリ」などはこの制度から生まれたプロダクトになります。

テーマは既存事業領域に限らず、また、自分の所属領域以外での提案も可能となっており、リクルートの経営理念である「新しい価値の創造」を体現する場であり、多くの従業員が意欲的に取り組んでいます。

2020年度には800件を超える新規事業が起案されました。審査を経て最終プレゼンを通過した案件は事業化を検討する権利を得て、提案者自らが責任者となり事業開発を行います。

自らの意思による異動「キャリアウェブ制度」

各事業がイントラネット上で求人広告をアップし、従業員が自由に応募できる制度を導入しています。

応募者と各事業担当者は面接を実施、双方の希望が合えばマッチングは成立し、元部署の上司は拒否権を持ちません。この制度により、従業員一人ひとりのキャリアにおける挑戦を後押ししています。

 

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リクルート後のキャリアは?

リクルートは日本国内だけでなく、アジア圏をはじめグローバルを代表する企業となり、新卒・中途でも高い人気を誇る大企業です。そのため、転職市場において「リクルート出身」であることはブランド化されつつあり、同規模の大手企業からベンチャー、スタートアップなど多くの企業で評価されています。「リクルート出身」の起業家をはじめ、スタートアップ企業の経営陣、大手企業の部長クラス、さらにはコンサルティングファームなど、多くの企業・業界で活躍する方々をよく見かけます。

 

主な転職先やその後のキャリアとしては

  • ベンチャー・スタートアップ企業
  • 国内大手企業
  • 外資系企業
  • コンサルティングファーム
  • 起業

 

などが多く、リクルート時代に携わっていた領域やプロダクトだけど、リクルートではできない、違った側面から携わりたいという想いが強いように思えます。

 

そして起業については、リクルートは以前から起業家輩出企業として有名です。リクルートの企業文化でもある当事者意識や論理的思考、そして国内最大級サービスを扱うビジネス最前線での経験は、リクルート内だけではなく起業においても大きく活きているのではないでしょうか。

 

主なリクルート出身者として有名な起業家の方々です。

 

宇野 康秀

インテリジェンス

明治学院大学卒業後、リクルートコスモス(現コスモスイニシア)入社。89年に独立し、インテリジェンス(現パーソルキャリア)を設立。98年、大阪有線放送社(現USEN-NEXTHOLDINGS)を創業者である父から受け継ぎ、代表取締役社長に就任。

 

七村 守

セプテーニ・ホールディングス

1979年に山口大学卒業後、リクルートに入社。34歳で北関東支社長に就任。

その後1990年に現(株)セプテーニ・ホールディングスを設立、代表取締役社長に就任。その後2001年にジャスダック上場を果たし名誉会長に就任。現在は退任されています。

 

有本 隆浩

MS-Japan

大学卒業後にリクルートを経て、28歳で株式会社日本MSセンター(現 株式会社MS-Japan)を設立、代表取締役に就任。1995年に人材紹介業の許認可を経て主に管理部門への転職支援を行う。2017年には東証一部に上場(現在東証プライム上場)。

 

鎌田 和彦

インテリジェンス

1988年慶応義塾大学卒業後、株式会社リクルートコスモス(現・コスモスイニシア)に入社。その後1989年に、宇野康秀氏、島田亨氏、前田徹也氏とともに株式会社インテリジェンス(現・パーソルキャリア株式会社)を設立(設立当時は取締役、その後常務、さらに副社長)。その後人材紹介事業立上や、代表取締役社長を歴任し、2008年には相談役に就任。その後2015年に株式会社オープンハウス取締役副社長に就任。

 

安川 秀俊

ゴールドクレスト

東京大学工学部を卒業後リクルートに入社。マンションの分譲事業に携わり1992年、30歳の時にゴールドクレストを起業し代表取締役に就任。わずか8年で東証1部上場(現東証プライム)。

 

多田弘實

キャリアデザインセンター

1977年にリクルートセンター(現リクルートホールディングス)に入社。1986年に取締役に就任。就職・転職市場における経験と実績を生かし、1993年に株式会社キャリアデザインセンターを設立し代表取締役社長に就任。現在は代表取締役社長兼会長。

 

南雲 亮

sincereed

2008年株式会社リクルートキャリア(現リクルート)に入社。キャリアアドバイザー、マーケティング企画を経た後、リクルートエージェントの事業企画/プロダクト/DX推進マネジャーを経験。その後、新規事業開発に携わり、HRテクノロジーSaaS「リクナビHRTech」の新規事業開発/エージェントサービス企画部長を歴任。2021年にsincereed株式会社を創業。

リクルートの平均年収

リクルートホールディングスが公表している有価証券報告書によると、平均約950万円(2021年実績)になります。

また、平均勤続年数は約8年、平均年齢は約38歳となっていました。

この年収は、一般職も含めての年収ですので日本の平均年収約450万円と比べてもかなり高い水準にあるかと思います。またリクルート社の競合でもあるパーソルキャリア、マイナビ、JAC、パソナなどの各社と比べてもリクルートが最も年収が高く、社員数1000名を超える大手企業における平均年収約700万円の水準も大きく超えています。

※2021年の組織再編以降、一部グループ会社を統合し、各サービスごとに分社化していた企業が株式会社リクルート一つにまとまっています。

 

リクルートの平均年収推移

2021年 950万円
2020年 965万円
2019年 962万円
2018年 958万円
2017年 872万円
2016年 904万円
2015年 904万円

 

一部下がっている年度はあるものの、概ね右肩上がりとなっており、リクルートの今後の成長も期待できるかと思います。数年後には平均年収1000万円を超える企業になる可能性もあります。

リクルートではミッショングレード制と呼ばれる給与体系で、その報酬が決められており、個々のミッションは、半期ごとに見直し、そのときどきの個人のスキルや志向に応じた役割、テーマを任せていき、その担っているミッションのレベルとそのアウトプットによって決定します。

リーダークラスやマネージャークラスになると約1000万円~くらいとなり、部長・役員クラスになると約1500万円という方もいらっしゃいます。

 

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リクルートへの転職は、リクルートへの転職支援ノウハウを持つエージェントを使い倒すことが一番の近道

リクルートが求める人材像では「当事者意識」「行動力」「成長意欲」を重要視しており、選考時だけでなくこれらを体現する企業風土となっています。

sincereedはリクルート出身者、最終面接官をはじめ、DX領域における転職支援経験や業務経験を有するエージェントです。リクルート出身だからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。

リクルートでのキャリア、リクルートへの転職にご興味のある方はまずは一度ご相談いただければ幸いです。

 

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