リクルート転職情報
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監修者
sincereed株式会社南雲 亮
株式会社リクルートキャリア(現リクルート)にてキャリアアドバイザー、マーケティング企画、事業企画/プロダクト/DX推進マネジャーを経験。
その後、新規事業開発に携わり、HRテクノロジーSaaS「リクナビHRTech」の新規事業開発/エージェントサービス企画部長を歴任。
中途採用の最終面接官としても数百名の候補者とも面接した経験を持つ。
リクルートの転職・中途採用難易度は世の中一般的には高いと言われています。難易度が高い理由の一つとしてまず面接にあります。リクルートでは書類選考においては比較的通過しやすい傾向にありますが、面接では「リクルートが求める人材」なのか徹底的に見られます。そのため十分な面接対策(書類や筆記対策も必要ですが)が重要になってきます。特にリクルートでは応募部門の部長・マネージャークラスや執行役員などが面接官として登場してくるため、一緒に働くイメージや、個人の成長そしてリクルートの企業成長に寄与できるのか、現場目線での見られます。
転職市場においてリクルートは人気企業となっていますが、対策が不十分で不採用になってしまうケースも多く見受けられますのでしっかりとした対策が必要です。
弊社コンサルタントは前職のリクルートで最終面接官を担当しておりますので、「リクルートに合格する人材、しない人材」を知る弊社の目線から、リクルートへの転職についてご紹介していきます。
リクルートの転職難易度は?
リクルートの転職難易度は一般的な企業と比べ高いです。
書類選考の通過率は比較的高い傾向にありますが、リクルートでは人物面を重要視しているため、面接では論理的思考能力や当事者意識、成長意欲などを図るために、質問に対する回答を深掘っていきます。たとえ優秀な人材でも、自身のキャリアについて一貫して話せていない、深堀られた質問に答えられない場合には不採用になるケースも多いです。
選考においてWebテスト(SPI)もあります。甘く見ているとSPIで不採用といったケースもありますので、しっかりと対策をしておきましょう。また、SPIの結果を面接でも参考資料として活用されるので、リクルートの求める人材像は前もって把握し、あまりかけ離れたものにならないようにしましょう。
リクルートが展開する事業や応募ポジションと親和性が高ければ、前職経験を高く評価されますので合格可能性は高まります。前述の通り、面接での評価がポイントになりますので、十分な対策が必要になってきます。
リクルートへの転職に必要なこと
リクルートへの転職に必要なことは、リクルートが求めている人物像を理解することが一番大切です。しっかりと整理された応募書類も重要ですが、リクルートでは面接を重視する(=人物面を重視)傾向にあるため、彼らが何を求めているのかを理解することが大切です。
【リクルートが求めている人物像】
・一貫したキャリアに関する価値観を語れること
・構造的・論理的思考能力
・素直さ
・当事者意識
・行動力
これらのポイントを押さえながら、「なぜ転職なのか」「なぜリクルートなのか」「リクルートで何をしたいのか」というところを、しっかりと言語化する必要があります。まずはこれまでのご自身のキャリアの棚卸から、過去・現在・未来という形で一貫性をもったストーリーを作り、上記5つのポイントをアピールできる具体的なエピソードが語れるように準備して面接に臨むと転職成功の可能性は高くなるかと思います。
さらに転職成功可能性を上げるためにエージェントを利用することをおすすめします
転職活動は自主応募で個人で進める方も多いですが、リクルートの面接情報や選考ポイントなどを教えてくれる転職エージェントを利用することをお勧めします。
sincereedではリクルートへの転職支援実績が豊富にあり(転職支援実績例)、リクルート出身者も多く在籍しております。リクルートへの転職にご興味のある方は、まずはご相談いただければ幸いです。
どんな人が転職している?転職事例紹介
それでは、どんな方々がリクルートに転職成功しているのでしょうか。
実際の転職事例を元にご紹介していきます。
■CASE1
29歳 男性 年収600万円→730万円
前職:大手通信企業 経営企画
大手通信会社に入社。情報システム部に配属され、顧客情報管理システム(自社サービス利用者の個人情報や契約内容を管理)の開発を約6年間行いました。社内およびITベンダー双方と連携した上で様々な案件を推進(ユーザー部門からの要望に基づいて既存機能の改善を図る案件、法改正に伴うシステム対応案件、外部システムの巻き取り案件など)。直近では、新サービス開発案件にて、顧客情報管理システムにおける新たな業務機能の開発を推進。
【転職理由】
現職に従事する中で、今後チャレンジしていきたい領域が明確になっていきました。その目標を実現できる可能性がより高い環境を志願して、転職を決意しました。実力主義の環境で、自身のスキルをさらに向上させていきたいと考えています。
【苦労した点】
自身のキャリア志向の明確化が甘い状態で転職活動を進めていたがゆえに、複数の企業に応募したものの、何れも内定獲得には至りませんでした。改めて自身のキャリア志向を見直しを行いました。
【転職決定のポイント】
・応募企業が掲げている経営理念に対して自身が共感できるか
・自身が今後チャレンジしていきたい事を実現できるポジションがあるか
・現職で自身が培ってきたスキルをベースとして、応募企業でも活躍していける可能性があるか
これらを重視して企業選びを行っていました。
加えて、
・選考をご担当いただいた方々と自身の波長が合っていると感じた
・転職先企業における多くのOB/OGの事例を鑑みると、今後のキャリアをより広げられやすい
・働きやすさが優れている(リモートワークを中心とした就業形態、年間休日数、副業可など)
これらが決め手となり、転職先企業への入社を決意できました。
■CASE2
27歳 男性 年収600万円→700万円
前職:プロダクトマネージャー
大学を卒業後、スマートフォン向けのコンテンツ事業を展開する企業に入社。2年半の法人営業を経て、調剤薬局向けのDXを進める事業企画部門へ異動しました。営業経験を活かした顧客折衝を行いつつ、製品LP等の構築も担当。また、プロダクトオーナーとして保守開発や新規機能の企画〜開発ディレクションまでを経験しました。直近では、コミュニケーションアプリのUXD〜要件定義、サービスの販売戦略立案まで一貫して担っておりました。
【転職理由】
今後のキャリアをイメージする中で、直近で伸ばしたいスキルと自社で伸ばせるスキルにギャップがあると感じていました。また、短中期的に得たい年収と、自社で得られるであろう年収にも差がありました。優秀な人材が豊富で、インプットとアウトプットの両面で成長できる環境で働きたいと感じ、転職活動を開始しました。
【苦労した点】
どのようなキャリアを描いているか、それはなぜなのかの言語化に苦戦しました。これはひたすらマインドマップで深掘りをし、どの角度から質問をされても回答できるよう準備しました。
私の場合、エージェント経由と、企業へ直接エントリーしているケースが混在しており、面接の日程を各社で合わせることも難しかったです。エージェントへ詳細を情報提供したことにより、先の面接日程の仮押さえなどにご協力いただき、うまく調整することができました。
【転職決定のポイント】
まずはPdMとして得たいスキルを言語化し、インプットとアウトプットの両面で得られる企業かどうかを判断しました。また、オファー金額が現年収より高くなりそうか、キャリアアップの可能性があるか、社風が合いそうか、働き方が柔軟か(テレワークやフレックス等)、などを基準に選ばせていただきました。
結果的に、他社で内定をいただいていた企業と比較することになりましたが、知識・経験やスキルアップの面でも収入面でも転職先企業が優位だったため決定しました。
■CASE3
31歳 男性 年収1100万円→1040万円
前職:コンサルティングファーム
新卒で人事コンサルティングファームに入社後、人事制度や組織回りのプロジェクトに従事され、その後大手総合系コンサルティングファームへ元上司から誘われる形で転職しました。
【転職理由】
前職とは一転して、IT領域のコンサルティングを約5年経験。30歳手前になり、ふと今後のキャリアを考えたとき、このままコンサルタントとしてパートナーを目指していくのか、それともビジネスサイドでキャリアを築いていくのかに悩んでおり、エージェントに相談することにしました。
【苦労した点】
働き方改善という目的からの活動開始であったため、中期のキャリアビジョンや志望動機における整理には非常に悩みました。しかし、働き方以外の面で自分自身が実現したいことは、企業の中期的な成長に携わることだということに気づきました。それ以降は面接でも自信をもって自分の意思を伝えることができるようになりました。
【転職決定のポイント】
決定先のリクルート社はリモートワーク勤務可能、かつ社員のワークライフバランスやダイバシティーへの意識も高いということから、転職理由を実現することができると考え、決定しました。転職活動期間は実は短く、弊社からリクルート社のDXポジションをご紹介させていただいたところ、ぜひ受けてみたいということでピンポイントで即ご応募。現場マネージャーの方とも相性がよく、内定後は転職を即決されました。
その他、リクルートへの転職支援事例はこちらからご覧ください
キャリア相談会転職ありきでない、フラットなキャリアプランのディスカッションをさせていただきます。お気軽にご連絡ください。
リクルートが求める人材像とは
リクルートでは「人物面」を重要視する傾向にあり、優れた実績があれど人物面の評価がマイナスであれば採用される確率は低くなります。逆に経歴やスキルに自信がないという方にとっては、「人物面」をうまくアピールすることにより内定確度が高まる可能性があります。リクルートが求めている人物像を理解し、面接の場で活かせるようにしましょう。
リクルートが中途採用で求めている人材像
これまで弊社でご支援させていただいた方の中でも以下のような方々が内定を獲得されていました。
職種によって求められるポイントは異なりますが、以下共通して求められる要素をまとめてみました。
成長意欲のある人
会社のいいなりではなく、個人として仕事で何を実現したいと考えているのか?そのためになぜリクルートである必要があるのか、ということを重視しており、そこに確固たる意思がある人、リクルートに入ってさらに成長したい人を求めています。
面接では「リクルートで何をしたいのか」「何を実現したいのか」などの質問が深堀されながら聞かれますので、「成長意欲」というキーワードから、これまでのご経験の中で具体的なエピソードを交えて、エネルギーレベルの高い人、本気度の高い人、あきらめない人といった印象を面接官に見せられるようにしましょう。
当事者意識がある人
リクルートを表すひとつの特徴でもある「圧倒的当事者意識」。企業の歯車ではなく自分自身が動かしていく気概や、自身が何をしたいのか、仕事を通じて何を実現したいのか、を面接で見ています。一段高い視座で物事を見ているか(経営陣やマネジメント、事業、社会の視点)、多面的な視点で自分ごとと捉え、能動的に活動・発信しているか、という観点がポイントとなり、これまでの経験・実績エピソードの中で、「当事者意識を発揮して自分事で業務に取り組んできた」点を盛り込みながら話を進めると良いでしょう。
行動力のある人
自分自身が考えたことを机上の空論で終わらせていないか、しっかりと仮説検証して、動ける人物かどうかを面接で見ています。周りを巻き込んでプロジェクトを進めることができる人物かどうかという点もポイントでしょう。
例えば経験エピソードの一つとして、開発メンバーに直接話を聞きに行った、自らの足で情報を取りにいった、といった事例や、対クライアントであれば、自ら信頼・納得感を得てもらうために現場の方々を巻き込んでプロジェクトを進めたなどのエピソードを話すと良いでしょう。
素直・謙虚な人
素直に指摘や状況を受け止められるかどうか、謙虚さを面接で見ています。中途入社の場合、マネージャーが年下であったり、これまでの経験・実績からうまく周りのアドバイスを受け入れられないという場合もあるかもしれません。こうした方は面接においてマイナス評価になる可能性が高いでしょう。
また、プロジェクトにおいて新しい知識を学ばなければならないこともあります。自身が向き合う問題や課題の解決に向けて、貪欲に学んだり、周囲に助けを求められるかという姿勢が重要になります。
それは面接という場でも同じです。聞かれた質問の意図がわからなかったり、回答が考えられていなかったといった場面でその場しのぎの回答をするのではなく、「申し訳ございません、もう1度質問の意図を教えてください」「申し訳ございません、そこまで考えられていませんでした」と誠実に回答できるか、といった点も見られています。
自身のキャリアに関する価値観と転職軸を一貫して語れる人
リクルートのカルチャーで最も特徴的なのは、「ボトムアップ型」の組織であるということです。会社のいいなりではなく、個人として仕事で何を実現したいと考えているのか?そのためになぜリクルートである必要があるのか、ということを重視しており、そこに確固たる意思がある人を求めています。
またリクルートの人事評価制度は、Will・Can・Mustというフレームワークで運用されています。
Will=仕事を通じて実現したいこと、ありたい姿、Can=持ち味・スキル・経験・武器・強み、Must=現部署でのミッションという考え方です。面接官は面接でもこのフレームワークに則ってあなたのキャリア観・転職軸を深堀りします。そのため、面接に向けては自身のキャリア観・転職軸を整理しましょう。
これらは選考時だけでなく入社後でも求められる内容です。リクルートの中では上記のような要素を持ち合わせた方が多く、この要素はリクルートを体現する企業風土となっています。
関連記事リクルートへの転職
リクルートが求める人材像とは【これだけは押さえておきたい採用ポイント】リクルートが求める人材像のポイントは5つ。これらを面接において転職理由や志望動機の質問から見極められます。
面接での転職理由、どう答える?
転職理由を聞く面接官の意図としては、応募ポジションとの親和性があるのか、自社で活躍できる人なのか、また自社のことをしっかりと理解しているのか、そして今後実現したいことは何か、を探るためです。
ここでNGな事例としては、以下のような内容があります。
「もっと自分を成長させたいので御社を志望しました」
「現在の会社ではやりたい仕事ができないので御社を志望しました」
これでは、汎用的でどの会社でも言える内容になってしまい、かつ具体性も欠けています。リクルートの面接では不採用になる可能性が高いでしょう。
否定ではなく前向きな内容がベター
転職理由は、過去、現在、未来でキャリアの一貫性をもって、且つ具体的なエピソードを交えて伝えるとより整理された内容になり、面接官にも論理的に伝わります。特にリクルートでは他責思考を嫌い、成長意欲があり、当事者意識のある人を好む傾向にあります。言い換えれば、他者や環境のせいにしたネガティブな内容ではなく、未来に向けたポジティブな内容です。
リクルートへの転職理由では、
「今の会社では様々なことを学んだ、そしてそこから自身のなりたい将来像を考えるとどうしても自社ではかなえられない、マッチしない」
と、未来志向で語ると印象はよくなるでしょう。
面接において抽象的な回答をすると、「それはなぜ?」とより深堀されてしまいます。例を見てみましょう。
転職理由を「今の会社はレベルの高い方々がたくさんいらっしゃいますが、さらなる自己成長のため、よりレベルが高く裁量権のある会社に行きたいと考え転職しました。」と答えたとします。
→「レベルが高いとは?」
「レベルが高いとは優秀で仕事ができる人です。」
→「優秀とは?」「仕事ができるとは具体的には?」
「仕事のスピードが速いことです」
→「仕事が早ければ優秀なの?クオリティは?顧客の満足度は?それにおける成果は?」
ちょっと意地悪な質問にも見えますが、このような汎用的な回答を並べてしまうと、さらになぜ?なぜ?と深堀されていきます。
そして、最終的に「なぜリクルートなの?」「ほかの会社でも良いのでは?」「今の会社で優秀な人たちがいるなら十分では?」と回答に困ってしまう質問に行きついてしまいます。
もちろん自分なりの答えを持ち合わせていればOKですが、面接対策として自身の過去・現在・未来をしっかりと棚卸していない場合、どんどん深堀されていくことで一貫性もなくなり、自身の志望動機が崩壊してしまうかもしれません。
未来志向の人は、将来のキャリア像を手に入れるため行動する人でもあります。リクルートでは行動力のある人も好まれます。
現職においての不満は関係なく、将来どうなりたいのか、そのために逆算して、どんな経験・スキルが必要で、何をしなくてはいけないのかを体系化して話すことが出来れば面接官にもうまく伝わると思います。
転職理由は面接においてテンプレートのような定番質問ですが、企業側ではこの質問から様々なことを読み取っていますので、しっかりと準備をして臨むことが大切です。
また、リクルートが求める人材像を基に、その内容を加えていくとよりベターかと思いますので、ぜひこちらも合わせて確認しながら「転職理由」を作っていくと良いかと思います。
リクルートの選考フロー・回数は?
リクルートの中途採用における選考フローは基本的には以下のようになっています。
・書類選考
・SPI
・1次面接
・最終面接
※一部、企画職や特殊なポジションについては面接回数が増えるケースもあります。
面接では、応募職種に関わる部門の現場マネージャーや部長、役員が面接官として登場します。また人事が1次面接を担当する場合もあります(職種によって変更あり)。
また、現在はWeb面接で進められるケースが多いでしょう。
リクルートの面接突破ポイントは?
リクルートの面接では「リクルートが求めている人物像」に合致しているかどうかを見極めています。書類選考でも1次面接、最終面接においても共通して押さえておくといいでしょう。
そのポイントは下記の5つとなります。
・一貫したキャリアに関する価値観を語れること
・構造的・論理的思考能力
・素直さ
・当事者意識
・行動力
これらのポイントを押さえながら、ご自身のこれまでの実績、成果、転職理由、今後のキャリアで実現したいこと、に関連付けながら面接を進めていくと良いでしょう。
さらに具体的な例で言うと、過去、現在、未来に分けて候補者の人材像がリクルートに合っているのかを徹底的に面接で見られます。
・これまでの経験・実績の再現性
・成長意欲や向上心といった価値観
・主体性で取り組む行動力
・素直に謙虚で自らを省みる内省性
・エネルギーをもって臨む視座の高さ
・リクルートへ転職して成し遂げる覚悟
などの観点を、時には中学・高校でのエピソードやなぜその学校を選んだのか、部活はなぜそれを選んだのか、新卒でなぜその会社を選んだのか、さらには幼少期のことまで遡り質問しています。
実は重要なリクルートの書類選考対策
リクルートでは面接に重点を置く傾向にありますが、応募書類をないがしろにしてはいけません。これまでの経歴がリクルートにおいてどういった親和性があるのか、「会ってみたい」と思ってもらえる書類でなければいけません。
一般的な職務経歴書のフォーマットで問題ありませんが、リクルートでの応募ポジションとの親和性は意識し、自身の経験・スキル、自己PRはしっかりと書いておいたほうがいいでしょう。企画職やテクノロジー職についてはスキル面を厳しく見られる傾向にあるため、職務経歴書を磨きこむ必要があるかと思います。
面接では応募書類を元に質問されます。書類に書いた内容と面接での回答が合っていることは最低限のポイントです。面接までを想定した書類を作成していきましょう。これまでの経験、やりたいこと、ご自身の想いを棚卸して、一度箇条書きでもいいので書いてみると整理しやすいかもしれません。
SPI(Webテスト)
リクルートの適性検査はSPIを採用しています。能力検査(言語・非言語)と性格検査があり、能力検査では一定の足切りラインが設けられています。足切りのラインは公表はされていませんが、学力に自信のある方でもお見送りになるケースもあります。書店などで対策本も購入できますのでまずは一通り勉強されることをおすすめします。
学校などのテストとは違い高得点を出すことが目的ではなく、選考に通過するため、ですので正解率7割を目指して対策すると良いかと思います。まずは対策本などから「対策しやすい分野」を優先的に対策し解くスピードを上げ、「対策しにくい分野」に時間を残して丁寧に解いていき、最終的に総合点を上げることがポイントでしょう。
問題集は最低でも2冊は解いてみて、1冊目は過去問などから出題内容の傾向や、問題の特徴、どのくらいの量があるのかを慣れていくために使い、2冊目で実際に解いてみて感覚をさらに磨きながら本番を想定し進めましょう。
性格適性検査は、職種や企業風土等に合うか否かを測定しているため、それぞれに応じた好ましい回答があります。あまり作為的に答えてしまうと、面接との統一性が欠けたり、入社してからのギャップに悩んでしまうこともありますので正直に答えましょう。
詳しくは、リクルートのSPI(Webテスト)対策もご覧ください。
1次面接
1次面接では、人事もしくは応募ポジションのマネージャークラスの方が面接官である傾向が多いです。面接の内容としては、「リクルートが求める人物像」かどうかという点を、これまでの実績や経験やスキル、なぜリクルートなのかといった質問から見られます。
まずは自己分析からこれまでのキャリアの棚卸とリクルートに入社して何がしたいのかを言語化し、一貫性をもって答えることがポイントになります。
また転職理由についても他責思考は厳禁です。リクルートでは当事者意識を非常に大事にしている企業ですので、前向きな内容や、自身でトライした経験があるが今の環境では難しい、といった内容がベターでしょう。
最終面接
最終面接ではマネージャークラスもしくは役員クラスの方が面接官であることが多いです。
内容としては1次面接と同じように、なぜリクルートなのか、という質問からリクルートへの入社の覚悟、リクルートに入って何がしたいのか、といった点から深堀質問が続きます。
圧迫面接ではありませんが、リクルート側としても本当にリクルートで活躍できる人材なのか真剣に見極めていますので、物怖じせず、1次面接と同じように「リクルートの求める人材像」を意識しながら答えていくと良いかと思います。
以下、リクルートの面接でよくある質問内容もまとめましたので、参考にしてみてください。
リクルートでよく聞かれる質問集
リクルートの面接では、ひとつひとつの質問について、「なぜそう考えたか?」ということを深く掘り下げることが特徴的です。面接官からは上記5つについて、深堀しながら質問されますので、書類から面接の受け答えまで一貫して論理的に答える必要があります。
具体的な質問内容から見ていきましょう。
転職理由、今後のキャリアについて
◯転職理由について教えてください
◯なぜリクルートなのですか?(リクルートで何がしたいのか)
・一貫したキャリアに関する価値観を語れること
・構造的・論理的思考能力
の2つがポイントになってきます。
経験・スキルについて
◯現職のご経験と成果を上げたエピソードを教えてください
◯(前の回答を受けて)成果を上げられた理由は?
◯なぜそれ(成果を上げた施策・企画・行動)をやろうと思ったのか?
最初の2つのポイントを押さえながら
・素直さ
・当事者意識
・行動力
の3つのポイントが重要になってきます。
面接では逆質問(求職者が面接官に質問する)の時間もありますが、多くは上記の内容を面接官から深堀質問され、徹底的に5つのポイントについて確認が入ります。付け焼刃で面接に向かうと簡単にメッキが剝がされてしまい、不採用になるケースも多いため、ご自身のキャリアの棚卸しから、今後何をやりたいのか、論理的に話せるよう自身でも腹落ちするまで考えて準備しておく必要があるでしょう。
関連記事リクルートへの転職
リクルートの選考フロー・面接回数は?中途採用における選考フローは基本的に書類、SPI、面接(2~3回)となっており、面接では、応募職種に関わる部門の現場マネージャーや部長、役員が面接官として登場してきます。
キャリア相談会 開催中!転職ありきでない、フラットなキャリアプランのディスカッションをさせていただきます。お気軽にご連絡ください。
リクルートが募集している職種
募集時期によってオープンとなっているポジションは違ってきますが、大きく分けて以下の3種類に分かれています。
・コーポレート職
・ビジネス職
・テクノロジー職
コーポレート職
経営企画・戦略
企画統括・推進
調査・研究
役員秘書
経理
財務
管理会計
税務
IR
法務・コンプライアンス
知的財産・特許
内部監査・内部統制
情報セキュリティ
採用
制度企画・組織開発
人材開発・人材育成・研修
労務・給与
総務
広報・PR・ブランディング
サステナビリティ
いわゆる会社機能のポジションが多く、各サービス領域における業務推進のポジションもここには入っています。
その中でもHRエージェントディビジョンの企画職ポジションの求人内容を見ていきましょう、最新の求人情報については弊社までお問合せいただければ幸いです。
仕事内容 | 人材紹介を中心とした採用領域を担当する事業部である「HRエージェントDivision」の企画スタッフとして顧客接点を担う現場組織の業務改善、カスタマーおよびクライアントの利便性と満足度を向上するための施策を企画立案し、現場を巻き込んだ実行推進までお任せいたします。業務内容の一例:新しいエージェントサービスのモデル再構築、キャリアアドバイザー、営業の業務効率化、「面談最適化・求人最大化」を目的とした戦略立案実行、事業戦略と現場組織の接続 等 |
応募要件 | ■企画スタッフ、戦略コンサルタント、PMO業務いずれかの実務経験 ■一定レベルの定量分析スキル(Excelの基本操作ができ、新たなツールの習得に抵抗がないこと 例:Tableauなど) ■マーケットインの視点・志向 ■カスタマーおよびクライアントのサービス利用体験に対するあくなき探求心・改善意識 |
給与 | 想定年収:544万~736万円 ・賃金形態:月給制(固定残業代含む) ・月額:377,320円~510,352円 (月額の内訳) -基本給 :292,118円~395,111円 -グレード手当:85,202円~115,241円 ※時間外労働の有無に関わらず、35時間分の固定残業代をグレード手当として支給 ※超過勤務分は、超過勤務手当を別途支給 ※年2回の査定有・賞与:年2回(6月と12月) |
ビジネス職
投資(M&A・合併・提携)
事業企画・事業開発
プロダクト戦略
営業企画
業務企画・業務設計
Web広告・ADテクノロジー
CRM
SEO
マスプロモーション
マーケティング戦略
クライアントソリューション(企画・開発)
PdM(グロースハック)
クライアントサポート(品質向上・改善提案)
デザインディレクター
編集ディレクター
プロデューサー
営業
アドバイザー
カスタマーコンタクト
営業アシスタント
リクルートが提供するサービスのフロント部分を担当する業務が多く、Webサイト関連や営業職がメインとなります。ここではプロダクト戦略(住まい領域)のポジション内容を見てみましょう。
仕事内容 | 【概要】 住まい関連事業にて、課題抽出・論点設定を行い、中期的な事業計画の策定、策定された計画の進捗のモニタリングをしながら計画修正を行います。 設定された、課題・論点のひとつ、もしくは複数を担当し、解決策の立案と、推進を、社内社外、現場役員と協働しながら担当します。 住宅領域の各プロダクトのプロデューサー(責任者)としてお仕事をお任せすることもあります。 事業領域の組織運営として、組織風土創りの一環としてのイベント運営や、事業運営ルール策定、事業系システムの導入などを担当します。 【詳細】 具体的には下記の業務をご担当いただく予定です。 ・サービスにおける課題設定、定量定性分析、仮説に基づいた企画方向性検討、およびその推進と振り返り ・プロダクト戦略、ロードマップの策定、ビジネスインパクト創出までのシナリオ策定 ・内部業務システム自動化による、コスト改善のプランニング ・データソリューション部署連携のもと、BigData/機械学習を活用した企画立案 ・ビジネス(売上/利益)、集客(webマーケティング/ブランドプロモーション)、ユーザーアクションKPI、IT投資などを横断した全体戦略設計 ・他のサービスと連携した3年後/5年後/10年後を見据えた中長期シナリオ検討 |
応募要件 | 下記のすべてのご経験・スキルをお持ちの方。 ・プロダクトマネジメント、サービス戦略策定の実務経験 ・サービスデザイン、プロダクトデザインの実務経験 ・プロジェクトマネジメント、プロジェクトディレクションの業務経験 ・経営企画、事業企画の実務経験 ・定量データ分析の業務経験 ・サービス価値向上、およびビジネス拡大にコミットしていただける方 ・新しいことにチャレンジし、非連続な進化をリードするという強い決意をお持ちの方 ・社内外のサービスについて、「このサービスのビジネスモデルは?」であったり、 「このサービスの売上・利益はどう分解できる?」というように、ビジネス視点で定量的に想像するクセのある方 ・現状に対して適切な批判思考を持ちながら、ユーザー視点を盛り込み、新たな顧客満足の形を追及できる方 ・目的達成に向け、様々なステークホルダーを巻き込み、役割範囲を超えたアクションができる方 |
給与 | 想定年収:544万円~1,040万円 ・賃金形態:月給制(固定残業代含む) ・月額:377,320円~721,807円 (月額の内訳) ー基本給 :292,118円~558,818円 ーグレード手当:85,202円~162,989円 ※時間外労働の有無に関わらず、35時間分の固定残業代をグレード手当として支給 ※超過勤務分は、超過勤務手当を別途支給 ※年2回の査定有・賞与:年2回(6月と12月) |
テクノロジー職
IT戦略
ビジネスアナリティクス
開発ディレクター・プロジェクトマネージャー
ITサービスマネジメント
フロントエンジニア
サーバーサイドエンジニア
SRE
ネイティブアプリエンジニア
セキュリティエンジニア
QAエンジニア
社内システム企画
業務設計・BPR
インフラエンジニア
ネットワークエンジニア
セキュリティエンジニア
データサイエンティスト
データアナリスト
データアーキテクト
R&D
データマネジメント
ソフトウェアエンジニア(データ)
テクノロジー職はエンジニアメインのポジションです。社内インフラとサービス側の2パターンがあり近年ではデータサイエンティスト関連の求人も増えてきています。ここではそのデータサイエンティストの求人を見ていきましょう。
仕事内容 | 国内トップレベルのシェアを有するサービスから日々膨大に蓄積されているリクルートのデータ。リクルートのデータサイエンティストはこれらのデータを扱い、幅広い領域において新たな価値の創造に貢献します。 【詳細】 ・担当事業の戦略に基づいて、意思決定支援、 売上・利益最大化となるデータ活用プロダクトの企画/モデル設計/実装および改善 ・プロダクトにおけるWebアクセスログ、アンケート、売上、効果などのデータを用いた戦略の立案/推進 例えば、下記のようなお仕事をご担当いただきます。 ・営業現場におけるデータ活用支援 ・マーケティングにおけるコスト最適化分析 ・マーケットの需要に応じた市場予測/最適化 ・アクション・売上最大化のための最適化 |
応募要件 | ・線形代数や微分積分・確率統計の基礎的知識、もしくは機械学習や数理最適化などの分析の基礎的知識(大学時代の経験可) ・Python、 Rなどを使用した分析経験 |
給与 | 想定年収:544万円~1,379万円 ・賃金形態:月給制(固定残業代含む) ・月額:377,320円~919,007円 (月額の内訳) -基本給:292,118円~711,489円 -グレード手当:85,202円~207,518円 ※時間外労働の有無に関わらず、35時間分の固定残業代をグレード手当として支給 ※超過勤務分は、超過勤務手当を別途支給 ※年2回の査定有・賞与:年2回(6月と12月) |
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リクルートのわかりにく職種を解説!リクルートの職種は大きくコーポレート職、ビジネス職、テクノロジー職の3種類に分かれています。さらに雇用形態においては総合正社員、地域限定社員(SE)、カウンター職、そして3年雇用の契約社員と分かれています。
リクルートの雇用形態
リクルートの雇用形態は、大きく分けると3パターンあり、
・総合正社員
・地域限定社員(SE職)
・契約社員(CV職)
となっています。
総合正社員
総合正社員では、ほぼすべての職種が該当しています。経営企画、営業、エンジニア、経営管理などで勤務地は東京となります。
地域限定社員(SE職)
地域限定(SE)社員の場合には、11に分かれた全国ブロックの中から選ぶことができ、原則そのブロックを跨いだ転勤はありませんが、ブロック内での転勤はあります。そして職種については営業職がメインとなっており、リクルートの各事業における営業企画、ソリューション営業、クライアントサポート、そしてリクルーティングアドバイザーなどがあります。カウンター職は、各エリアに実店舗としてあるSUUMOでの住宅アドバイザーになります。
契約社員(CV職)
営業職となり、ホットペッパービューティーやグルメの新規開拓営業が主な仕事内容になります。営業未経験からチャレンジしたい、リクルートで成長し自分のやりたいことに繋げたい、などの理由から選ぶ方も多く、3年契約が終わった後に地域限定社員への社員登用を選択する方も多いです。
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リクルートで働く魅力は?
リクルートの社風や、働く魅力について、元リクルート社員の方々より、外に出たからこそ気づいた点を「社風」「仕事内容」「人材」「制度」に分けて聞いてみました。
圧倒的成長と若手にもチャンスが多い
目標設定が少し背伸びをして頑張らないと手が届くか届かないかの絶妙なラインで設定される。そのため、もう一歩というところで自分自身をブレイクスルーをしようと努力するし、達成できれば自信もついてくる。そして、さらに大きな仕事をやってみたい、価値を出したいという想いも出てくるし、自分自身が成長している実感を得られる。さらに20代でグループ会社執行役員任用など抜擢人事も珍しくない。
自由度が高く、とても目線がフラット
仕事のやり方について、決められたものではなく利益という部分にコミットしているので、その自由度が高いと思います。一度、「ハローワーク経由の決定シェアが高い企業に対して、ハローワーク向けの求人票のブラッシュアップ」を提案したところ、会社の短期的な利益には必ずしも繋がりにくい提案であるにも関わらず、上司からは「良い行動だね」と褒められました。一人一人が考えて動けるというのは大きな魅力だと思います。
働きやすい環境
年間休日145日、基本的に企画部署はリモートワーク。昔はかなり働くイメージの強い会社でしたが、今は労働時間もPCのログモニタリングで管理しており、部署にもよるが月間約220~240時間くらいが上限となっている。また女性のキャリア支援に力を入れていて様々な支援研修を導入している。女性管理職も多いし、育休復帰者やママさん管理職も多いです。ちなみに男性社員も育休をとる機会が珍しくないです。
異業種転職者が多くフラットな環境
メーカー、金融、コンサル、公務員、元サッカー選手など多種多様なバックグラウンドの方が多く、前職業種などに偏りがない。また社内もフラットな環境で管理職の方々も友達のように付き合ってくれる。ランチでも飲みに行くのも自然に誘える社風。キャリアで悩んだ時などは部門上司はもちろん、他部門の管理職の方ともよく飲みに行って相談していました。
新規事業提案制度「Ring」
リクルートの価値観、企業カルチャーを表す制度かと思います。いまでこそ、社内公募から新規ビジネス創出をするということは多くの企業で実施していますが、リクルートでは自らの想いをもとにビジネスプランを描き、提案・実現できる機会として、新規事業提案制度「Ring」を1982年にスタート。
結婚情報プラットフォームの「ゼクシィ」や、オンライン学習サービスの「スタディサプリ」などはこの制度から生まれたプロダクトになります。
テーマは既存事業領域に限らず、また、自分の所属領域以外での提案も可能となっており、リクルートの経営理念である「新しい価値の創造」を体現する場であり、多くの従業員が意欲的に取り組んでいます。
2020年度には800件を超える新規事業が起案されました。審査を経て最終プレゼンを通過した案件は事業化を検討する権利を得て、提案者自らが責任者となり事業開発を行います。
自らの意思による異動「キャリアウェブ制度」
各事業がイントラネット上で求人広告をアップし、従業員が自由に応募できる制度を導入しています。
応募者と各事業担当者は面接を実施、双方の希望が合えばマッチングは成立し、元部署の上司は拒否権を持ちません。この制度により、従業員一人ひとりのキャリアにおける挑戦を後押ししています。
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リクルートの魅力【企業・人材・制度】元社員に聞いてみたリクルートの社風や、働く魅力について、元リクルート社員の方々より、外に出たからこそ気づいた点を「社風」「仕事内容」「人材」「制度」に分けて聞いてみました。
リクルートの卒業生、その後のキャリアは?
リクルートは起業家輩出企業としても有名であり、その起業家だけでなく政治家や評論家など多方面での活躍が目立っています。リクルートという土壌で事業の基礎を学べる環境であることと、そこでの人脈が非常に大きいと言えるでしょう。
以下、ほんの一部ですがリクルート出身者でビジネスパーソンとしてご活躍中の方々をご紹介いたします。
宇野康秀氏 (株式会社USEN-NEXT HOLDINGS)
鎌田 和彦 (株式会社インテリジェンス 元代表取締役社長)
松園 健 (株式会社JACリクルートメント 代表取締役社長・COO)
高城 幸司 (株式会社セレブレイン 代表取締役社長)
和納 勉 (株式会社クイック 代表取締役社長) 小
笹 芳央 (株式会社リンクアンドモチベーション 代表取締役社長)
千葉功太郎 (元コロプラ取締役副社長)
杉本哲哉 (株式会社マクロミル)
井上高志 (株式会社LIFULL)
須藤憲司 (KAIZEN platform Inc.)
平尾丈 (株式会社じげん)
高山雅行 (株式会社アイレップ)
古川 健介 (株式会社nanapi)
山野智久 (アソビュー株式会社)
森健志郎 (株式会社スクー)
篠塚 孝哉 (株式会社Loco Partners)
工藤智昭 (株式会社ジーニー)
七村 守(セプテーニ・ホールディングス創業)
リクルートの会社概要
現在のリクルートの会社概要は以下のなります。ご参考までにご覧ください。
リクルートでは「リクルートホールディングス」と「リクルート」が存在しています。ホールディングスは言わば本社機能を担っており、経営企画や投資、IRや秘書、グローバル関連などの経営管理機能が主となっており、リクルートは中核事業会社として実際にサービスを創り現場でビジネスを推進している会社となります。
特に2社間で企業の中身はほとんど違いがないため今回は後者の事業会社「リクルート」についてフォーカスしてご紹介していきます。
社名 | 株式会社リクルート |
創業 | 1960年3月31日 2012年 10月1日 株式会社リクルートホールディングス設立時の分社化により設立 2018年 4月1日 株式会社リクルートに商号変更 2021年 株式会社リクルートと事業会社7社が統合。新生株式会社リクルートに |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内1-9-2グラントウキョウサウスタワー |
URL | https://www.recruit.co.jp |
代表 | 北村吉弘 |
従業員数 | 17,327人(2022年4月1日現在 / アルバイト・パート含む) |
資本金 | 3億5千万円 |
マッチング&ソリューション事業の売上収益 | 6,586億円(2021年4月1日~2022年3月31日) |
リクルートの特徴
リクルートの特徴は、リクルートが作り上げたビジネスモデルとやはりそこで働く人材でしょう。
ビジネスモデルについてはクライアント企業から得た情報を自社メディアを介し、消費者・ユーザーへと提供するマッチングプラットフォームです。じゃらんやSUUMO、ホットペッパー、リクナビなど、リクルートを代表する多くのビジネスがこのモデルです。海外でも取り上げられることもあり、国内でもこのビジネスモデルを参考に多くの企業が、同じリクルートが手掛けるサービスの土俵に参入しています。
そしてリクルートと言えば起業家輩出企業の代表格でしょう。個の尊重を重んじるリクルートでは圧倒的な当事者意識を誰もが持ち、自分でビジネスを作っていくという大きな気概から様々なサービスを国内トップクラスへと押し上げています。これらのサービスを手掛けてきた方々はリクルートを卒業してからも、ビジネスプロフェッショナルとして活躍しています。
リクルートの平均年収
リクルートホールディングスが公表している有価証券報告書によると、平均約950万円(2021年実績)になります。
また、平均勤続年数は約8年、平均年齢は約38歳となっていました。
この年収は、一般職も含めての年収ですので日本の平均年収約450万円と比べてもかなり高い水準にあるかと思います。またリクルート社の競合でもあるパーソルキャリア、マイナビ、JAC、パソナなどの各社と比べてもリクルートが最も年収が高く、社員数1000名を超える大手企業における平均年収約700万円の水準も大きく超えています。
※2021年の組織再編以降、一部グループ会社を統合し、各サービスごとに分社化していた企業が株式会社リクルート一つにまとまっています。
リクルートの平均年収推移
2021年 | 950万円 |
2020年 | 965万円 |
2019年 | 962万円 |
2018年 | 958万円 |
2017年 | 872万円 |
2016年 | 904万円 |
2015年 | 904万円 |
一部下がっている年度はあるものの、概ね右肩上がりとなっており、リクルートの今後の成長も期待できるかと思います。数年後には平均年収1000万円を超える企業になる可能性もあります。
リクルートではミッショングレード制と呼ばれる給与体系で、その報酬が決められており、個々のミッションは、半期ごとに見直し、そのときどきの個人のスキルや志向に応じた役割、テーマを任せていき、その担っているミッションのレベルとそのアウトプットによって決定します。
リーダークラスやマネージャークラスになると約1000万円~くらいとなり、部長・役員クラスになると約1500万円という方もいらっしゃいます。
「リクルートの平均年収」ではさらに年齢や職種、役職別での平均年収も公開しています。ぜひこちらも参考にしてみてください。
リクルートの口コミ・評判は?社員の声
ここでは「本音」の部分を見ていきましょう。
リクルートへ転職された方々がなぜリクルートへの転職を決めたのか、口コミや弊社転職支援事例から見ていきます。
転職理由
■S.Uさん(男性)営業
成長できる環境で社員同士が切磋琢磨でき自身の成長に繋がり、また今度のキャリアを考えてステップアップになると考え転職を決めました。
■K.Kさん(男性)企画
副業可能で年間休日も日本で一番多い会社ということで入社しました。また前職でリクルートの方と働いたときに事業開発の見識や検討・推進上のフレームワークがしっかりと整備されていたことが印象的で、自分もこの組織で働けばスキルが身につくと思ったことも大きいです。
他にはこんな意見もありました。
・選考をご担当いただいた方々と自身の波長が合っていると感じた
・転職先企業における多くのOB/OGの事例を鑑みると、今後のキャリアをより広げられやすい
・働きやすさが優れている(リモートワークを中心とした就業形態、年間休日数、副業可など)
・自分が本当に辿り着きたいところに最短で進むことができる企業、つまり若手でも裁量を持って難しい課題をハンドルすることができる企業である
・面接していただいた方に惹かれる面がとても多かった。一緒に働く仲間を見つけていく上で、その候補者を一から知ろうという姿勢がとても嬉しかった
・自身が成長できる(一定確立された事業マネジメントを体感できる環境、多領域の事業で成功している企業)と感じた
・事業の提供価値への納得感(事業が掲げているビジョン等への納得感)がある
・自分の活躍イメージができる(現在の経験が役に立ちそうかどうか)
・「会社を経営したい」という将来像があり、今まで新規事業の事業責任者として培った経験を活かしつつも、今自分に足りないスキルを補強できる環境だと感じた
・面接の中で現場の方と相性が良いと感じたこと、今後企画職として実現したいことが叶えられそうだと感じた
・他社の大手企業と迷った。やりたいこと、やれることも同じで最終的にはリクルートのほうが年収が高かったので決めた
・社員のワークライフバランスやダイバーシティーへの意識も高いため
成長やりがい
■O.Kさん(女性)キャリアエージェント
圧倒的な業界内での立場やブランドがあるため顧客の信頼を得やすく、社内リソースも豊富なため同業他社と比べて価値提供しやすい恵まれた環境。自身のキャリア開発についてはWILL・CAN・MUSTに基づき支援してくる。どの上司の下であっても大きな当たり外れはないが、他力本願ではダメで自分で何をしたいかが重要になってくるため、明確にやりたいことが決まっていた自分にとってはよかった。
■H.Tさん(男性)企画
成長フレームワークがしっかりしていて半年ごとに設定とレビューを通して日々の業務に浸透している、自分自身の成長というより個性の発揮・深化を後押ししてくれたと思う。イコール成長かもしれないが、今まで見えていなかった自分の強みも発見できた。スピード感はドベンチャーよりはもちろん遅いが、前職大手事業会社と比べたら圧倒的に早く、成長実感を持っている人は周りには多かったです。
他にはこんな意見もありました。
・様々な業界企業と関わるチャンスがあり、かつ企業の課題解決も携われるため面白い
・研修専属部署に約2か月間配属されるので未経験で入社しても仕事ができるまでに立ち上がることが出来る
・自分の仕事が社会を変えることに繋がっていると感じられるタイミングが多い
・「自分はどうしたいか?」を問い続けられるが、結果的に自分の意思を尊重してくれる風土もあるため、厳しくもやりがいは大きい
・今まではレールに乗って定年までという考え方だったのが、自分自身の価値観や得意領域、自己実現について考えるようになり、自分は何をすべきなのか?を問えるようになった。またやりたいことを本気で応援してくれるので改めてリクルートに転職してよかったと思っている。
・顧客に感謝されること、自分の関わったプロジェクトが新聞や雑誌、メディアに掲載されたときやりがいを感じる
・リクルートの看板だけを背負って働いている人はうまくいかないケースをよく見る。逆に積極的にこれがやりたいと飛び込んでいく人は成長している
・社会的に価値のある分野の仕事をしていたので使命感があった。
人間関係・社風
■T.Kさん(男性)企画
基本的に自分に裁量が任されている。なので自分で考えて行動することが重要。もちろん相談すれば応援してくれる。「自ら機会を創り出し機会によって自らを変えよ」「すべての人間に可能性がある」という価値観が浸透しており人の短所に目を向けるのではなく、得意なことやりたいことを尊重しマネージャー陣も成長促進のためのサポートをしてくれる。
■E.Kさん(女性)エンジニア
やりたいことをやらせてくれる文化。もちろん信頼獲得のために成果をあげることは必要ですが、そのプロセスを楽しんでいる人が多いと感じます。無駄だと思えば上司にも問える風土があるので、意見をはっきり伝えたい、伝えられる人には向いていると思います。
他にはこんな意見もありました。
・一定以上の能力があり素直でいい人が圧倒的に多い
・多様性を受け入れる文化。なかなかほかの会社では評価されそうにない人でも実力があればきちんと評価されていた。
・新しいことを会社としてもチャレンジする姿勢があるので、そういうのが好きな人には良い文化
・若い人が多く活気がある。というか考え自体が若い。年齢に関係なく世の中の動きに敏感で変化も激しい。一つの売り方にこだわるのではなく、世の中が変わればすぐに自分たちも変わるという感じです。
・周りがスーパーマンばかりなので取り組みや考え方が刺激になる。周りの社員は良い人が多く役に立ちたいという気概にあふれている。
・人間関係でやりにくと感じたことはなかったし、その人が目指ししてる姿を応援・支援する風土
リクルート転職するならエージェントを利用するべき
リクルートの中途採用難易度は一般的な企業と比べ高いです。
面接ではなぜリクルートなのか、リクルートに入って何をやりたいのか、さらにこれまでの実績やエピソードについてなぜ?なぜ?と深堀した質問をされます。書類はもちろん面接においての回答も簡潔で、最初から最後まで一本の線でつなげることができる内容でないといけません。
その場しのぎのような回答をしてしまうと、実績豊富で優秀な方でも不採用となってしまいます。リクルートが求めている人物像をよく理解した上で面接に進むことが大切です。
職種において重要視するポイントは若干変わってくる部分もありますが、営業、エンジニア、企画どのポジションにおいてもこの面接スタイルは変わりません。
※リクルートは多種多様なサービスを提供していますが、BtoC、BtoBにおいて何かしらのサービス提供をしていた経験は親和性が高いため評価される傾向にあります。
リクルートへの転職成功のためには、しっかりとした面接対策はもちろんリクルートの企業風土をよく理解している転職エージェントを利用するべきでしょう。
何も対策をせずチャレンジすることは非常にリスクです。リクルートはどんな人物を求めているのか、人物面・スキル面においてどのようにアピールすべきかを知っているのと、いないのでは大きく合格確率は変わってきます。
Sincereedではリクルート出身者をはじめとした、リクルートへの転職支援実績豊富なコンサルタントが転職をサポートいたします。弊社コンサルタントの多くはリクルートへの中途入社者でもあり、同じ面接を経験してきました。さらに面接官として何百人もの求職者を見てきたコンサルタントも在籍しています。リクルート出身だからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。
リクルートでのキャリア、リクルートへの転職にご興味のある方はまずは一度ご相談いただければ幸いです。
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