【第二新卒×リクルートへの転職】採用基準・難易度は?
2022/12/05

【第二新卒×リクルートへの転職】採用基準・難易度は?

監修者

sincereed株式会社南雲 亮

株式会社リクルートキャリア(現リクルート)にてキャリアアドバイザー、マーケティング企画、事業企画/プロダクト/DX推進マネジャーを経験。
その後、新規事業開発に携わり、HRテクノロジーSaaS「リクナビHRTech」の新規事業開発/エージェントサービス企画部長を歴任。
中途採用の最終面接官としても数百名の候補者とも面接した経験を持つ。

第二新卒(社会人3年目未満)でリクルートへの転職は可能かどうかについて。

結論から申し上げると十分に可能性はあります。若手だから、20代前半だからと言って応募できない、採用されないといったことはありません。

 

ただし、第二新卒枠といった「第二新卒だから有利」ということはなく、ほかの中途採用枠と同じになるため、しっかりとした対策(リクルートの理解・面接対策)が必要です。

 

第二新卒のためのリクルート転職方法と題して、その方法をご紹介していきます。

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どんな人材を求めているのかを知る

リクルートでは「人物面」を重要視する傾向にあり、優れた実績があったとしても人物面の評価がマイナスであれば採用される確率は低くなります。

逆に経歴やスキルに自信がないという方にとっては、「人物面」をうまくアピールすることにより内定確度が高まります。リクルートが求めている人物像を理解し、面接の場で活かせるようにしましょう。

第二新卒の方の場合、職務経験も浅く業務系経験や実績という部分でアピールがしにくいですが、「人物面」という部分では十分にアピールできるかと思いますので、以下3つのリクルートが求めている人物像から具体的なエピソードを基に面接で話せるようにしましょう。

 

成長意欲のある人

会社のいいなりではなく、個人として仕事で何を実現したいと考えているのか?そのためになぜリクルートである必要があるのか、ということを重視しており、そこに確固たる意思がある人、リクルートに入ってさらに成長したい人を求めています。

二卒の方の場合には「将来何をしたいのか」、新卒で就職した企業に入社して日が浅いので、自身の考えるキャリア志向が論理的にならないことが失敗例としてありますので十分に注意が必要です。

 

当事者意識がある人

リクルートを表すひとつの特徴でもある「圧倒的当事者意識」。メンバーであれど経営的視点を持ち能動的に動いていけるか、がポイントになってきます。これまでの実績や経験から面接官は評価していますので、ぜひこうした内容を盛り込んでいくといいかと思います。

二卒の方の場合には現職においてイニシアティブをもって仕事をしていくことはありませんが、それでも自分の業務範囲内で結構ですので、どのように責任感を持ち業務遂行してきたか、さらには学生時代のエピソードもOKですので当事者意識を持って行動したという話が出来るようにしましょう。

 

行動力のある人

自分自身が考えたことを机上の空論で終わらせていないか、しっかりと仮説検証して、動ける人物を求めています。周りを巻き込んでプロジェクトを進めることができる人物かどうかという点もポイントになってきます。

リクルートが求める人材像では「当事者意識」「行動力」「成長意欲」を重要視しており、選考時だけでなくこれらを体現する企業風土となっています。

 

リクルートへの転職・中途採用のすべてを元社員が徹底解説 – sincereed (sincereed-agent.com)

 

面接対策・選考準備をする

リクルートの面接では「リクルートが求めている人物像」に合致しているかどうかを見極めています。面接突破のためには、そのリクルートが求めているポイントを押さえることが一番重要になってきます。

さて、そのポイントですが冒頭でもご紹介した下記の5つとなります。

・一貫したキャリアに関する価値観を語れること

・構造的・論理的思考能力

・素直さ

・当事者意識

・行動力

 

これらのポイントを押さえながら、面接で聞かれる

・転職理由

・今後のキャリアで実現したいこと

・ご自身のこれまでの実績、成果

に関連付けながら面接を進めていくと良いでしょう。

面接対策で重要な5つのポイントをさらに見ていきましょう。

 

一貫したキャリアに関する価値観を語れること

リクルートのカルチャーで最も特徴的なのは、「ボトムアップ型」の組織であるということです。会社のいいなりではなく、個人として仕事で何を実現したいと考えているのか。そのためになぜリクルートである必要があるのか、ということが問われます。また、リクルートの人事評価制度は、Will・Can・Mustというフレームワークで運用されています。Will=仕事を通じて実現したいこと、ありたい姿、Can=持ち味・スキル・経験・武器・強み、Must=現部署でのミッションという考え方です。面接官は面接でもこのフレームワークに則って、あなたのキャリア観・転職軸を深堀りします。そのため、面接に向けてご自身のキャリアに関する価値観・転職軸を整理しましょう。

 

構造的・論理的思考能力

これは一番重要なポイントになります。構造的思考・論理的思考能力は面接を通して常に見られており、転職理由から志望動機、これまでの実績・エピソード、さらには逆質問など、背景や課題を筋道立てて整理され、一貫した内容になっているのか確認しています。もちろん伝える内容も簡潔でわかりやすく、納得感のあるものでなくてはいけません。

対策としては、事前にこれまでの経歴も含め棚卸しをしておく必要があるでしょう。なぜ転職するのか、なぜリクルートなのか、リクルートで活躍するために自身のどんな経験が役立つのか、さらに、どんな実績やエピソードがあればこれらの内容に納得感を持たせることができるのか、事前に自ら「なぜ?なぜ?」と深堀しながら考えて用意していくといいでしょう。

論理的思考能力は、もともとはコンサルタントのフレームワークとして知られていますが、構造化しながら順序立てて筋の通った内容にしていくことが求められています。

 

素直さ

素直に指摘や状況を受け止められる人材か、謙虚さを持ち合わせているかを確認しています。

中途採用の場合、入社後に年下の上司、年上の部下がいることも多いです。リクルートに限らず、こうした環境下の中でこれまでの経歴・実績のプライドからうまく意見を取り入れられないと、どの企業でも活躍していくことは難しいでしょう。指摘やアドバイスを真摯に受け止め、自身の成長、所属組織やチームの成長に繋げていくことを意識できる人をリクルートでは求めています。

対策としては、面接の回答内容で「環境や他社批判、現職批判となるような発言」は、当事者意識の観点でお見送りとなってしまう可能性がありますので避けた方がいいでしょう。ネガティブな転職理由は、できるだけポジティブな言い回しに変換することを心掛けましょう。またこれまでの業務内容から「素直さ」をアピールできるエピソードがあると良いかもしれません。

 

当事者意識

当事者意識はリクルートのカルチャーにフィットした人物かを確認するポイントです。自らがビジネスを作っていくという気概と責任感、組織の中でどんな役割であっても一つの歯車ではなく、自分はどうしたいのか、何を実現したいのかという部分が重要になってきます。

面接では、「一段上の視座で物事を見ているか(経営陣やマネジメント、事業、社会の視点)、事業において関わることを多面的に自分ごとと捉え、能動的に活動・発信しているか」という観点で見られています。

対策としては、これまでのご経験・実績エピソードの中で、「当事者意識を発揮して物事に取り組んできた」という点をを盛り込みながら話を進めるといいでしょう。

 

行動力

当事者意識と関係しますが、自身が考えたことを机上の空論で終わらせず、その仮説を確かめるための行動ができるかどうかがポイントです。面接では、これまでの経験の中で愚直に行動した経験や、現場を見に行き泥臭く実績を求められる人材かを確認しています。 対策としては、自ら情報を取りにいったエピソードや、現場の方々に納得・信頼を得るために自ら巻き込んで業務を進めていった、などの主体的に行動を具体的に伝えるといいでしょう。

 

リクルートへの理解を深める

まずはリクルート社への理解、企業研究をしていきましょう。

応募書類準備や面接においてもリクルートへの理解は必須です。これから転職して働いていこうと考えている会社について何も知らないわけにはいきません。まずはリクルートという会社のインプットをしていきましょう。

会社概要

社名  株式会社リクルート

創業 1960年3月31日

2012年 10月1日 株式会社リクルートホールディングス設立時の分社化により設立

2018年 4月1日 株式会社リクルートに商号変更

2021年株式会社リクルートホールディングス直下の中核事業会社7社が統合。株式会社リクルートとなる

本社所在地 東京都千代田区丸の内1-9-2グラントウキョウサウスタワー

URL https://www.recruit.co.jp

代表 北村吉弘

従業員数 17,327人(2022年4月1日現在 / アルバイト・パート含む)

資本金 3億5千万円

マッチング&ソリューション事業の売上収益 | 6,586億円(2021年4月1日~2022年3月31日)

福利厚生

リクルートは、個人の多様性を尊重する企業。様々な福利厚生および働く環境を用意しています。

一人ひとりの持っている力をいかんなく発揮してもらうため、大きな指針として3つのPROMISEを定めています。これがリクルートでの働き方や制度の大きなポイントとなってきます。

 

能力開発・チャレンジできる機会拡充

自分自身の好奇心に気づき、それを育めるよう日々の職務を超え、自律的に新しい仕事にチャレンジするための機会を拡充する

 

安心安全を前提に柔軟によりクリエイティブ高く、個々人の働き方を選択しやすい環境に

どんな多様性も受け入れていくために、より柔軟に自律的に選択しやすい、新しい働き方の推進を目指す

 

Pay for Parformance

チャレンジした結果に対して新たな機会と報酬で報いる

この3つのPROMISEを基に様々な福利厚生や制度をリクルートは用意しています。

さらに具体的な福利厚生で特徴的な内容をご紹介していきます。

 

理由・回数を問わないリモートワーク

一部の職種を除き、理由・回数を問わないリモートワークを全社導入。出社しないことを前提とした働き方へシフトしております。それに伴い、通勤交通費は実費支給へと変更。これまで認められていなかった、特急料金も条件付きで許可される場合もあります。これにより遠方通勤もしやすくなるなど、働く場所の柔軟性を高めています。

 

年間平均週休約3日

暦上の休日や有給休暇とは別に、取得する日を自分で決められる年間休日を増やし、合計で145日としています※。これにより、年間平均では週休2.8日となります。一日の所定労働時間は8時間に変更し、年間所定労働時間、給与ともに変更はありません。

 

平均年収

リクルートの年収・給与ですが、リクルートホールディングスが公表している有価証券報告書によると、平均約950万円(2021年実績)になります。また、平均勤続年数は約8年、平均年齢は約38歳となっていました。

年齢別ですと以下のようになります

※DODA参照

25歳の平均年収は341万円(男性:358万円・女性:323万円)となっており、リクルートは平均以上の年収となっています。

 

リクルートの次のキャリア

リクルートの印象といえば数年前までは5~10年くらい働いて独立起業、同業やベンチャー企業の役員・マネジメント層への転職、他業界の大手企業への転職などイメージでしたが、近年では10~20年以上長く働いていくという方も多くなってきており、定年退職者も年々増えています。

とはいえ、前出のイメージしたキャリアももちろん多く、リクルートが起業家輩出企業であることは昔も今も変わりません。リクルートが大企業でもありベンチャーマインドも兼ね備えた企業文化も理由の一つですが、どの業界でも活躍できる市場価値の高い人材に成長できるという表れでしょう。

さらにリクルート出身者は豊富な人脈も持ち合わせているため、起業後も多方面からの事業コラボレーションも生まれる、そのため起業で成功される方も多いイメージになっているのかもしれません。

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応募・採用ポジションを見る

リクルートの職種は大きく「コーポレート職」「ビジネス職」「テクノロジー職」の3つに分かれています。

コーポレート職は経営企画やバックオフィス系の経理財務、人事・総務、法務・リスク、広報などのポジションです。リクルートの事業戦略や間接部門としてリクルート全体の機能を手がけています。

ビジネス職は事業企画やマーケティング顧客接点(営業)、プロダクトグロースなどリクルートの売上を担うポジションです。各職種もさらに細かく分類されており、例えば営業においてもカスタマーコンタクト、アシスタント、アドバイザー、営業などに分かれており、さらに専門性を磨くことができます。

テクノロジー職はエンジニアなどの職種です。大きく分けるとサービス開発と社内システムの2つで、IT戦略やマネジメントの上流からフロント、サーバサイドなどのエンジニアポジションなど様々です。さらに最近ではデータ領域にも力を入れておりデータサイエンティストやR&Dなどのポジションも用意されています。

 

エージェントを使い倒すことが一番の近道

リクルートが求める人材像では「当事者意識」「行動力」「成長意欲」を重要視しており、選考時だけでなくこれらを体現する企業風土となっています。

sincereedではリクルート出身者、最終面接官をはじめ、DX領域における転職支援経験や業務経験を有するエージェントです。リクルート出身だからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。

リクルートでのキャリア、リクルートへの転職にご興味のある方はまずは一度ご相談いただければ幸いです。

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