リクルートの中途採用の選考スケジュール・転職活動期間は?
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監修者
sincereed株式会社南雲 亮
株式会社リクルートキャリア(現リクルート)にてキャリアアドバイザー、マーケティング企画、事業企画/プロダクト/DX推進マネジャーを経験。
その後、新規事業開発に携わり、HRテクノロジーSaaS「リクナビHRTech」の新規事業開発/エージェントサービス企画部長を歴任。
中途採用の最終面接官としても数百名の候補者とも面接した経験を持つ。
リクルートの中途採用の選考期間は概ね約3ヶ月ですが、早い人であれば1か月、また書類準備期間や、リクルートへの入社日までを入れると半年以上という方もいらっしゃいます。
あくまでも参考としてですが、平均的なリクルートの選考スケジュールをご紹介していきます。
平均的には約3か月の転職活動期間
ポジションにもよりますが、書類→Webテスト→1次→2次→最終 という選考パターンで約3か月間が平均的なリクルートの転職期間です。
・書類作成(2週間)
・書類選考(1週間→合否)
・Webテスト(一次面接を受ける前まで・1~2週間程度)
※いつ頃1次面接日を設定するかで個人差があります。
・1次面接(2週間→調整から実施、合否まで)
・2次面接(2週間→調整から実施、合否まで)
・最終面接(2週間→調整から実施、合否まで)
・内定
※リクルートだけでなく他社を複数社受けている場合、面接調整などでもう少し日程が延びる可能性がありますが、概ね上記のような選考スケジュールです。
リクルートの選考フロー
リクルートの選考フローは以下のようになっています。
書類選考
リクルートの書類選考の通過率は、他企業と比べると比較的高めです。いわゆる学歴フィルターや職歴(前職・現職企業)によって書類不合格となる可能性はほとんどありませんが、ただ自身のこれまでの経験が羅列している書類ではなく、自分自身の強みやリクルートで活かせるスキル、経験も記載しておくと良いでしょう。
SPI(Webテスト)
リクルートでは筆記試験にSPIを利用しています(筆記テストの種類はSPI・Web-GAB・玉手箱など数種類ある)。SPIはリクルート社のグループ企業であるリクルートマネジメントソリューションズ社が開発した適性検査で、性格検査と能力検査に分かれています。
性格適性検査は、職種や企業風土等に合うか否かを測定しているため、それぞれに応じた好ましい回答があります。あまり作為的に答えてしまうと、面接との整合性がなくなったり、入社してからのギャップに悩んでしまったりすることもありますので、正直に答えましょう。
面接(1次面接~2次面接)
1次~2次面接は現場マネージャーや、採用ポジションによっては人事担当者が行います。
面接では徹底的に「リクルートに合う人」かを見られます。面接官が見ているポイントは以下の5つです。これは全職種で共通していますので、必ず押さえておきましょう。
・一貫したキャリアに関する価値観を語れること
・構造的・論理的思考能力
・素直さ
・当事者意識
・行動力
この5つのポイントはリクルートのカルチャーが大きく反映されており「リクルート=圧倒的な当事者意識」を表すように自律した個人を尊重し、成長を支援するカルチャーが根付いている特徴的なポイントになります。自らがビジネスを作っていくという気概と責任感、組織の中でどんな役割であっても一つの歯車ではなく、自分はどうしたいのか、何を実現したいのかという部分が重要になります。
最終面接
最後は部長クラスや役員クラスとの面接です。
質問内容や判断のポイントについては1次、2次面接と同様ですが、例えば職務経歴書やこれまでの面接と内容が一貫していない、その場しのぎの答えが出てしまった、前回の面接より深堀された質問にうまく答えられなかった、など最終面接で不合格となってしまうケースも多くあります。
現職への退職意思を伝えるタイミング
転職活動中は現職にて就業している方がほとんどですが、退職を伝えるタイミングも重要です。最終面接に進んだから、内定と口頭で伝えられたから、と少し急いでしまうのは要注意。退職交渉はオファーレター・内定通知書が出てからがベストです。企業側も何かしらの理由で選考をストップする可能性もあります。しっかりと書面にて内定の証明が取れた段階で現職に退職意思を伝えましょう。
退職から入社日までの日程は、人それぞれかと思います。法律上は退職日の2週間前となっていますが、プロジェクトに参画している場合や、自身の仕事の引継ぎなどを考えるとどうしても1か月~2か月と掛かってしまう方もいらっしゃるかと思います。また、有休消化日なども加味すると、退職を伝えた日から約1~3か月後が転職先への入社日となっているケースが多いです。
【転職後の企業名は言わなくても良い】
退職を伝えた際に「どの会社に転職するの?」と聞かれることが多いですが、答える義務はありません。聞かれた場合には、例えば「大手インターネット企業」「現職とは異なるサービスを提供している会社」などと伝えると良いでしょう。
注意していただきたいのは、企業名やポジション名を伝えた際に、現職企業から「それなら同じようなポジションや、サービス提供している部署への異動を考えるから辞めないでほしい」と現職に留まるよう説得された場合です。
普段お世話になっている上司からの依頼だからと従ってしまう、もしくは会社や組織に申し訳ないといった思いから現職残留に心が揺らいでしまう可能性があります。
ご自身のキャリアアップやスキルアップのため、もしくは社内では叶えられないご自身がやりたいことのための転職活動だったのですから、異動が叶うのであれば、最初から異動願いを出していたはずです。また、一旦退職を考えた従業員に責任あるポジションを任せるケースは基本的に少ないため、なるべく転職先企業について詳細に伝えることはおすすめしません。
リクルートへのご転職をお考えの方へ
リクルートへの転職は難易度は非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。
sincereedはリクルート出身者、最終面接官をはじめ、DX領域における転職支援経験や業務経験者を有するエージェントです。リクルート出身だからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。
リクルートでのキャリア、リクルートへの転職にご興味のある方はまずは一度ご相談いただければ幸いです。
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